これから海外で勝負する日本人に必要なこと 〜ローカルトップ層にアクセスせよ〜

「縮小する一方の日本を出て、これから急成長するアジアに出ていくべきだ」

こういった危機感を持っている日本人は多い。
実際にいち早く行動に移した人もいれば、これからこの波に乗っていく人もいると思う。ただ、

「海外、東南アジアに出ればそれでいいのか?」

というと、疑問を感じる。
あくまで個人の所感レベルではあるが、実際に数年東南アジアに身を置いてきた一日本人として、今後日本人がこの地で闘っていく上で必要とされるであろうことを考えてみた。自戒の念も込めて。


“東南アジア日本村” に留まれば、可能性は制限される

東南アジアに限らずどの国であっても、大小あれど日本人コミュニティは存在する。また、日本に限らず韓国もインドも、当然自国のコミュニティは存在するし、異国の地で闘う上で、同じバックグラウンドを持つ同志は貴重な存在だ。

一方で、中にはせっかく海外に身を置くにも関わらず、自国の同質コミュニティに留まってしまう人も見かける。勿論、ストレスなく、日本でのスタイルを変えずやっていきたいのならそれでいいが、長くアジアの地に根ざし、ビジネス面でも個人の面でも可能性を広げたいのであれば、その国のローカルコミュニティ、あるいは国際的なコミュニティへ入り込むことは、これからとても重要になってくる。

ローカルトップ層へグイグイ入り込むべし

1.日本企業のプレゼンスは下がっている

例えば、当地ベトナムも、韓国人在住者は日本人の約3倍とも言われているし、当然中国資本の投入も爆速で加速している。日系大企業にいれば安泰という考え方は、これから少なからず薄れていくはずだ。

2.ローカルトップ層の影響力は強大

生活してみて感じることだが、東南アジアの富裕層の財力や影響力は強力だ。格差社会と言われているが、これは富や権力が一極に集中しているとも言える。

現地でビジネスチャンスを掴むためには、彼らの力を借りることは今後非常に重要だし、仮に日本企業に属していたとしても、現地の日本人コネクションを持っているだけでなく、強いローカルとどれだけ繋がりを持っているかが重要な資産、差別化のポイントとなってくる。

3.とはいえ、日本人へのポジティブなイメージは健在

日本企業のプレゼンスは低下しているとはいえ、日本人に対するイメージは変わらずポジティブだ。日本人であるだけで一目置いてくれることも多く、それをうまく使ってローカルのトップ層にアクセスもしやすいと言える。
日本人であることに奢るのではなく、先人が築き上げてくれたこのイメージを、有効に活用しない手はない。


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