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嘘を本当に

放つ言葉に、放たれる思い。

言ってしまったら嘘になる言葉も含めて全部本当だと信じていたかった。

君の温もりも思いも全部が本当で、終わってしまった以上は、全てが嘘になってしまった。

嘘を本当に、本当を嘘に。

2人ならどうにだってできたけど、一度絡めた指はいとも簡単にほどけてしまった。

千切れてしまった糸。壊す方が作るよりも遥かに簡単なこと。

ねえ?知ってた?全部終わらせたのは君の方だってこと。

伝えたいこと。いつも伝えられず不器用にただ笑って誤魔化したりなんかしてた。会いたいを隠して会えない期間をただ堪えてた。

本当は前に進まなきゃいけないけど、伸びた前髪で前が見えないから、まだ前に進まなくて良いかな?

「波長が合うね」だなんて、無理に歩み寄ろうとして、あえて君という催眠術にかかっていた。君の掌の上で踊る私。そのことにあえて気づかないふりをしている君。

白紙の解答用紙。君の心をカンニングできれば満点を取れたのかな。

でも現実は自分の心さえもわからなくっていた。

不甲斐ない私には君に手を差し伸べる余裕なんてなかった。

タバコを吸う君。その匂いを忘れたくなくて吸ってみたタバコ。むせてしまうのがオチ。

でも君と同じタバコを吸うたびに君のことを思い出していた。

別れ際に泣いていた君。別れを告げた君が泣くなんてさ。

泣きたいのはこっちの方だよ。

本当は君の笑顔さえ見れたらなんだってよかった。

ねえ、笑ってよ。

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