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変わりたい自分と変われなかった自分

「今が変わらないのは僕が変わらないから」

そんなことはとっくの昔に知ってた。ほんとうは変わりたくないのかもしれないけど、心の奥底はわかんない。

変わることに恐怖を感じているのかもね。今に十分満足しているかもしれないし、理由はよくわからない。でも変わっていないということだけは事実だ。

「変わりたいなら自分が変わるしかない」「自分らしさ」

こんな言葉が飛び交う世界に、ときどき警鐘を鳴らしたくなる。

社会に中指立てるロックンローラーにでもなろうか。

そして、世界を丸ごと変えてしまおうか。なんて言いながらもロックンローラーになる勇気もないそんな弱い自分。

まるで変わる勇気なんてない自分。でも変わろうとしたことは価値があること。

自分で自分を認めてあげなきゃ、褒めてあげなきゃやり切れなくなる。

人間は自己承認欲求の塊だから認めてもらうことが原動力となる。

認めてもらいたいからやるなんてさ、人間らしくていいじゃん。胸なんて張らずにさ、ゆるく適当に生きなよ。

タイムラインに流れる何気ない言葉に励まされたり、嫌な気持ちを抱くこともある。

言葉は凶器だ。言葉は薬だ。

それは時と場合によるね。言葉が誰かを救うこともあるし、殺してしまうことだってある。

全てはタイミング次第で、読み手の心境によって受け取り方が違ってしまう。その結果、言葉が人を生かしも殺しもする。

あいも変わらず生きている。ただそれだけでいいよ。きっと。

自分らしさとか変わる勇気とかめんどくせぇよ。ほんと。

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