ありきたりな言葉

胡散臭い文章に胡散臭い音楽。

疑い出せば全てに疑い深くなり、何も信じられなくなった。

陳腐な言葉に、陳腐なファッション。陳腐すぎてもはや清々しいや。

浅い思考。浅い夢。何もかもが浅くて、深さが何かさえもわからなかった。

ありきたりな言葉にありきたりな音楽。

愛がどうとか知らないからもっと根っこの部分を伝えてくれよ。

愛、恋、自由、夢。ありきたりな言葉にもはや力なんてない。

人間らしさの失われた言葉。うるさい、もう黙ってて。

あいも変わらずこれが最後だとか言って、また同じことを繰り返している毎回。

これが最後の恋だなんて一体全体何度同じことを繰り返すつもりなんだい？どうなったらそんな人生を歩むことができるんだい？

私は何も学んでいないからいっそのことその解を教えておくれよ、神様。

印象に残ったフレーズを口ずさむ毎日。

胡散臭い思い出と君と撮ったツーショット。

写真に写る君だけが綺麗なままで、私はどんどんと醜くなっていくだけだった。