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拝啓、恥の多い生涯を送ってきました

恥の多い生涯を送ってきました。太宰治は「人間失格」でこの言葉を主人公に言わせました。私たちも主人公のように恥の多い生涯を送っています。そして、これは今後も変わらない事柄でしょう。

朝、目覚めてまずベランダに出て背伸びをします。最近は寒いため、少しサボり気味がちですが…外から流れ込む風景に日常は変わることなく回っていると実感しては、何も成し遂げていない自分に焦る日々を過ごしています。

この世に産み落とされてからずっと劣等感と、どこから出てくるかわからない正体不明の自信を抱えています。劣等感があるからより良くしようと思えますし、自信があるからここで終われるかと負けず嫌いが発揮しているため、助けられてきた場面の方が多いのかもしれません。自分の強みと弱みが功を奏する場合と発揮しない場合がありまして、最近はずっと功を奏しているような気がします。

恥の多い生活を29年間も過ごしているわけでありまして。この目まぐるしい日々に少し疲れを覚えているのも事実です。いつになったら落ち着くのでしょうか。もう落ち着く日々などやって来ないかもしれない。なんて気が遠くなることばかりを考えては、不安と苛立ちを覚えています。

最近はSNSで流れるショッキングなニュースを見ていると、不安と苛立ちを覚えてしまいます。なぜ人は争うのでしょうか。それは己の正義を持ってしまうためです。「己の正義を持つ」は、悪ではありません。正義を他人に押し付けてしまうから話がこじれてしまうのです。自分が正しいと思うことは視野を狭めている危険性を兼ね備えておりまして、それを他人に押し付けることは暴力と言っても差し支えありません。

自分の正義を誰かに押し付けたことが、あなたにも一度はあるのではないでしょうか?もちろん私にもあります。それはより良くしたいという思いがあってのこと。もしくは、承認欲求が悪い顔をした瞬間なのかもしれません。なんて本当は自分を正当化したいだけです。それが誰かのためになるとは限りませんし、争いの度合いが大きくなっていく可能性があります。この話は書くとキリがありませんので、またどこかでお酒を交えて話しましょう。

恥の多い生涯を送ってきました。失敗だらけの日々を過ごしています。失敗を前向きに捉えるならば、挑戦の姿勢を忘れていない表れなのかもしれません。そのほかには様々な恥を積み重ねて、恥をかき続けることに抵抗がなくなった可能性があります。恥をかいて他人に笑われて、そこから悔しさを見出して自分の原動力に変えて、これからも生きていきます。

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