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今夜、満月を見て君は一体何を思ふ

今夜は中秋の名月のようだ。街には月を見上げる人がたくさんいる。だんじりの神輿が街に繰り出しており、太鼓音と子供たちの掛け声が街を覆い尽くす。それを見守る大人たちはどんな気持ちで見守っているのだろうか。

さて、人々は満月を見上げながら、一体何を思っているのだろうか。好きな人のことや仕事、趣味のこと、ただ心を打たれる人などさまざまな人がいるのかもしれない。今夜は月を見るために散歩をする、甘いものを食べる、好きな人に電話をするとか、そういった言葉がSNSにたくさん並べられていて、月の魔力の素敵さを思い知っている。

満月を見るたびに、もっといいカメラが欲しいと思ってしまう。iPhoneのカメラではあの美しさは映し出せない。いや、本音はカメラで写真を残すのではなく、自分の目に焼き付けておきたいと思っている。いつまでも胸の片隅に月が綺麗だった事実を残しておく。それは写真映えにはできないことだ。

また好きな人も満月を見ていたら嬉しいなんてことを考えている。もしも同じ月を見ていたとすれば、それは同じ世界で繋がっている証明だ。離れていても繋がっているだなんて、臭いことは恥ずかしくて普段は言えないけれど、中秋の名月ぐらいはそれぐらいロマンチックになるのも悪くはない。

好きにならずにいたかった恋、好きになって良かった恋、これまでのたくさんの恋が今の自分を形成させている。ときに絶望し、ときに思い出に救われる毎日。たとえどれだけ世界が絶望に晒されようと、いつだって月は世界を常夜灯のように照らしてくれている。その事実が何よりもありがたい。まだ生きていてもいいんだと思わせてくれる月には何度も救われている。

満月を見ながらこんなことを思った。自分を思ってくれる人がいる事実が何よりも嬉しい。そして、好きにならせてくれてありがとうと。


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