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もうええよ

連日、体調不良に悩まされている。ようやく熱は下がったのだけれど、咳と体のだるさはまだなくなっていない。季節の変わり目はいつも体調を崩す。30年も生きているのに、ろくに学びやしない自分の滑稽さに呆れる。一番酷いときは10分に1回はティッシュペーパーで鼻をかんでいたのだけれど、あまりにもとめどなく流れる鼻水によって起きるかもしれない水分不足にずっと怯えていた。

体調不良に見舞われると、起きているときの体感スピードがいつもより遅く感じる。流れている時間は同じなのに、苦しさは本来の時の流れとは違った感覚を味わせてくるから厄介だ。いくら目を閉じても、体のだるさが睡眠を妨げ、なかなか眠りにつかせてくれない。時計の針が刻一刻と進んでいく。1時間が経っても、まだ眠りにつけない。普段は耳を澄まして聞く鳥のさえずりさえも耳障りに思える。

結局、眠りにつけないまま打ち合わせの時間がやってきた。顔出しなし、ミュートでの参加。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。声が出ない状態だったため、一言も発さないまま打ち合わせが終わりを迎える。ほっとしたのか打ち合わせが終わってから、一度も起きることなく、13時間も寝ていた。深夜3時、目を覚ます。晩ごはんはおろか昼ごはんすら口にしていない。水分不足に頭を抱えていたくせに、1mlも水を飲んでいない。正直、お腹は空いていなかったのだけれど、薬を飲むためだけにバナナとカントリーマアムを原の中に入れた。

翌日、目を覚ますと大量の汗をかいていた。体がベタついて気持ち悪い。すぐに着替えたい気持ちはあったのだけれど、起きて5分で2回連続打ち合わせがあったため、あえなく断念した。正直まだ咳も鼻水も治っていない。咳き込めばおっさんみたいな咳が出るし、いまだに20分に1回はティッシュペーパーで鼻をかんでいる。喉と鼻の奥につっかえているものの正体は、一体なんなのだろうか。もしかしたらそこに押し殺していた思いがあるのかもしれない。なんてことをベッドで天井を見つめながら、考えるのであった。

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眠れない夜に

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