君の選択はきっと正しい

泣いた。笑った。怒った。悲しんだ。

喜怒哀楽が全部詰まった君との時間でした。

思えば君が僕の青春で、君の青春も僕だった。

徐々に距離を詰める2人は恋に落ち、やがて愛に変わることに。

愛は重くのしかかり、その重みに耐えきれず、少しずつ崩壊していった。

恋は1人でもできるけど、愛は2人で深め合わなければならない。

愛を深め合ったからすれ違ったし、気持ちのすれ違いを繰り返したから離れ離れになることになった。

まるで燃え上がったろうそくが、炎の勢いを少しずつなくし、消え去ったみたいに僕たち2人の炎も消え去ってしまった。

「どんなときも一緒で、どんなことがあっても君を守る。」

そう本気で思ったし、「運命の人」かと本気で錯覚していた哀れな僕。

僕の「運命の人」は君じゃなかったし、君の「運命の人」も僕じゃなかったみたいだ。

「運命の人」ってなんだろうか。もしかしたらもう現れることがないのかもしれないね。

君を失った今は何にも考えられないよ。

君が「運命の人」ならどれだけ幸せだったんだろうか。

今も好きか嫌いかで問われたら、「好き」としか答えることのできないそんな僕。

花占いをしても、自分で答えをコントロールできてしまうから、何回やっても「好き」にしかならない。

恋は惚れたもん負けなら愛はなんなんだろうか。

答えは思いつかないけど、勝ち負けで優劣を付けるなら、君の勝ちってことぐらいは、頭の悪い僕にでも分かる。

君の隣にいつまでもいたかった。

それは儚い幻想で、君は僕の前から姿を消し去ったのが現実だ。

泣くほど怒ってしまったあの喧嘩も、枕を濡らすほどの悲しみも、君となら乗り越えられる気がしていた。

乗り越えられなかった。でもね最初は2人で乗り越えられたんだよ。

目に見えない軋みが2人の歯車を徐々に狂わせることになり、乗り越えられなくなったんだ。

僕は君を傷つけ、君を悲しませ、やがて修復不可能な関係になってしまった。

君だけが悪いんじゃないし、きっと僕だけのせいでもない。

でも別れを選んだんならそれがきっと正解なんだと思う。

「後悔」という言葉がぴったりな恋。どんな言葉で表すかと問われたら僕は必ず「後悔」だと答える。

もしも願いが叶うなら、出会う前からやり直したいなって思うそんな青春でした。

でも出会わなければ、君との思い出もなかったことになるから、悩ましいところだね。

もしも君と街で偶然出会えたならどんな話をすれば良いのかな。

君を傷付けたことを償いましょうか。

でもまあ償い方なんてわからないけどね。

もうなかったことにして、また一からやり直しましょうか。

いや、いっそのこと知らない人のふりをしましょうか。

「さよなら」を選んだ君の選択はきっと正しい。

次の人とは幸せになれると良いね。

ありがとう青春。そして、さよなら僕の青春。

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