橘玲著『裏道を行け』を読んでる
トウキョウバイスを読み終えてちょっと怪しい方面の読書熱が再燃してます。
橘玲氏の作品、むかし読んだ『黄金の羽〜』以降、ひさしぶり。
前半はモテ、金融、脳についてのハックの歴史、後半はハックの応用、みたいな内容ぽい。
いまは金融ハックの歴史の途中。
モテについては面白くてグイグイ読めたけど、金融でちょっと中弛みしそう。
現代においても人間は基本的に狩猟生活をしていた頃と同じ本能を持っていて、
「生存したい」
「生殖したい」
の二つの思いがとても強いと。
当たり前なのかもしれないけど、
どのメディアもいかに上の二つに訴えかけるか躍起になっている。
ヒトの2大欲求がめちゃくちゃシンプルに言語化されてて痛快です。
最初のモテハックについては、非モテのオタクが上の欲求をうまく刺激するテクニックを駆使して女性とコンタクトをとり、女性をその気にさせるというもの。
どういうアプローチが成功するか徹底的にリサーチして、アプローチの成功率を高めることに成功した人をピックアップアーティスト(ナンパ師)と呼ぶらしい。
でも結局、成功した後に良好な関係を築くためのノウハウまでは体系化することができず、
結果的にモテハックを成功した人ほど、女性に対して人間不信、そしてメンタルヘルスの不調を訴えるようになったという結果に。
モテハックは結局小手先のテクニックでしかない。
モテハックがダメなら今度はお金だ!
ということで次章から金融の世界でハックを成功した人たちの話が延々とつづく。
ここまで読みましたよ。
モテ→やっぱお金!って流れがストレートすぎて良きなんだけど、金融の話がちと長い。
ふだん生活していると
アプリに1秒でも長く滞在させるために、とか
CMを見てより多くの人が商品を購入するように、とか
無料で手に入るものほど何かにお金を払うようユーザーは常に圧をかけられてる。
そのときに「生存」と「生殖」の本能を刺激してユーザーを誘導するもの、多いですよね。
やたらエッチな漫画の広告が流れてきたりとか。
そういったカラクリをちゃんと意識して注視してないと、気づかぬうちに誘導されそう。
自分を守るためにも仕組みを知るって大切ですね。
こちらも橘玲氏の作品。期間限定で50%ポイントバックだったのでポチ。
上で書いたモテ編につながりそうなテーマ。
1990年〜2000年代を知っている世代で、ノンフィクション好きにはたまらんです。英語版や海外ドラマ版とみくらべて見えてくるものがあります。
残り1/3からのスリリングな展開はヤバいです。
海外ドラマ版。プライムビデオでみれます。
こちらはフィクション。原作をもとに作られたアメリカドラマって感じ。
とにかく俳優陣が豪華!
プライム会員の方、プライムリーディング、活用されてますか?
会員だと無料で読める本、たくさんありますよ。
プライムリーディングでこちらをレンタルしてみました。
語源を学ぶってめちゃくちゃ面白い。
語源が好きすぎて新漢語林を買っちゃいました。
パラパラっとみてるだけで良いです。
例えば「盗汗」って何て読むか?これ、寝あせって読むらしいです。
そもそも「盗」、「次」は羨ましげによだれを垂らすの意。「皿」は皿。つまり皿の食べ物を見て欲しいって思うことから盗むを意味する、と。
それ知って何得ですけど絶妙にツボるんです。
ダイニングの足元において、暇なときパラパラみてます。