見出し画像

野口晴哉著『風邪の効用』『整体入門』をよむ

微熱が出た。

連休初日に。

37.1℃。

平熱低めなのでこれでも風邪っぽい。


頭痛は気圧痛かと思っていたけど、だるさと関節痛まできてこれは風邪だと。


季節の変わり目に微熱をします。


熱発って38℃超えるとぼーっとして気持ちいい。

なのにいちばん起こりやすい37℃台がいちばん辛いのはなぜだろう。


さて、風邪をひくと野口晴哉著『風邪の効用』『整体入門』を思い出す。

昭和の民間療法といった内容。

今読むとマジか!ってこともたくさん書かれている。


野口氏によると風邪は悪いものでなく、体の歪みや不調をリセットするために起こるという。

だから無理に薬で抑え込むのではないと。


手で呼吸するようなイメージをすると手がポカポカしてくる。

自律訓練法と同じような感覚。

さまざまな独自の健康法が書かれていて面白い。


野口整体で最も簡単な健康法が背骨で呼吸する、というもの。

風邪をひいた時は背骨で呼吸するイメージをする。

すると背骨の凝った部分が熱くなったり発汗したりする。

その部分を意識して背中で呼吸するイメージをつづける。

と、そのコリはやがておさまり、体調も良くなると。

著者はこの背骨呼吸で健康を維持してきたという。


これ、イメージが難しいんだけど、たしかに風邪をひいた時、ちょうど肩甲骨あたりが痛む。

それでこの背骨呼吸をつづけていくと、なんとなく気持ちがいい。

発汗まではしないけど、コリがほぐれていく感じがする。


以前みた目が若すぎる医師によるプチ断食法の本が流行って、親がいまだに一日二食の生活を送っている。

2016年の記事でこんな内容をみつけた。


が、ちょっと前にSNSでみつけた記事では、朝食を抜くと糖尿病のリスクが上がると。


10年スパンとかでみると、流行りの健康法も万能ではなく、わりと当てにならない。

ひじきは鉄分豊富ってイメージがこびりついているけど、あれも実験時に鉄フライパンで炒めたからってオチだったというし。


結局あれもこれも、よく分からないことは多々ある。


色々試してみて自分に良さそうなもの、心地のいいものを選んでいきたい。

所さんが以前デイトナという雑誌で、僕は体の具合が悪くなったらどんな症状でも風邪薬を飲むって言っていて、

プラシボ効果を含めて、本人がそう感じて治るんだったら、それもありだとおもう。






一見カガクっぽいエビデンス取れてるっぽいことって、割と嘘をつく。
何かを流行らせたかったり、何かを売りたがったり。
で、今度は手垢がついた健康法の真逆を流行らそうとする。
服のトレンドと同様に健康法もコロコロ変わっていきますね。

下の2冊はAmazonで3回買い直してました。
?なこともいっぱい書かれてるけど、なんとなく背骨呼吸はじぶんの体に合ってそうで続けています。



2011年発行。
10年くらい経った健康法を今読みかえしたら面白そう。


下の2冊。タイトル読むのが大好き。
世の中パラドックスだらけ。
どっちを取るかセット。
健康か美人か。



所さんが毎号表紙を飾るデイトナ。
まもなく70歳の男性が毎号表紙を飾る雑誌って他ないんじゃ?
毎回、車、バイク、時計などなどホビー好きにはたまらない内容です。
ときどき所さんの哲学に触れることができます。
以前たしか、所さんの「いちばんの健康法は健康法を忘れること」みたいな記載があって、それな!って思いました。
いわゆる天才と呼ばれる人は、行動や発言が意外性の塊ですね。


うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。