Nitto ATP Finals2023観戦記 in Turin 🇮🇹

2023年11月19日 10:04

皆さん、こんにちは！
本日はイタリア、トリノで行われた「Nitto ATP Finals」11/18(土)準決勝のレポートを、見終わった当日の宿舎から新鮮な気持ちでお届けしたいと思います😅

今回の旅とATP finalについて

今回は留学先であるオスロ→ミラノまで飛行機、そこからTorenitaliaという電車で2時間半ほどかけてトリノまで行きました。これが人生で初めてのひとり旅、さらに行ったことない外国イタリアということで乗り換えなどかなり緊張したし、正直疲れました(笑)

また、このATP finalという試合は毎年11月、その年のランキング上位8名のみが出場できる大会で、今年の総まとめ的なものです。要するに、下の写真をご覧下さい。

①シナー　vs メドベージェフ

お昼からのシングルス第1試合はこのカード。
(ダブルスも観戦しましたが今回は省略します🙇‍♂️)

シナーは22歳のイタリアの期待の新星🇮🇹
これまでにシングルスでツアー10勝を挙げている世界ランキング4位の選手です。

対するは27歳、ロシアの長身メドベージェフ🇷🇺
彼の身長はなんと198cm！！！
独特なフォームと長身にも関わらず身軽なフットワークが印象的です。こちらも世界3位の選手

さて、気になる試合の様子は？

こんな近くで選手を見れるなんて、、
まずそれだけで感動したし、超興奮しました🔥

シナーのオールラウンドで、無駄のない綺麗なテニス、そして対象的なメドベージェフの独特なフォーム、それぞれの個性が光ってました。

特にシナーの力強いバックのダウンザラインは見ていて惚れ惚れしました。カッコよすぎる！

※ ダウンザラインは、「ライン（線）に沿って打つ」という意味。ここでいう「ライン」とはサイドライン、長方形のテニスコートの長辺に当たります。このショットは、何本かラリーを続けたあとに、エースやウィナー（エース気味のショット）を奪いにいくための決め手として使われる場合が多い、いわば「決め球」です。

1セット目はシナー、2セット目はタイブレークでメドベージェフ、3セット目はシナーという結果に終わりました。

しかし、今回の試合で1番気になったのは別の部分にあります！それは会場の超イタリアサイドの応援です！！！

ポイント間、シナーが負けそうな時も優勢な時もイタリア人の猛烈な応援がそこにはありました。暗い室内、閑静なイメージのあったATPFinalですが、予想に反してイタリア人が応援として歌ったり、Janikと名前を叫びまくってたり、、

もちろん、自国の選手を応援したくなる気持ちは分かるけれど、時にそれが過度に行き過ぎる場面も見受けられました。例えば、アウトかインか際どいボール、シナーのポイントだと勘違いしたファンが判定の前に大声を出していました。まだプレイ続いてるっていうねん！また、試合途中に観客とメドベージェフが揉める場面もありました。特定の観客が何か言ってたのかな？

あまりのアウェイでメドベが可哀想になる気持ちもあったし、上記のような行き過ぎたイタリアサイドの応援は嫌でした。リスペクト無さすぎる。イタリアの人ってこんな感じ？自分の国の誇りのためなら、マナーも悪くしていいの？

1階でコートの近い席、すごく高かったのにこの雰囲気は正直少しガッカリでした。

※うるさい、静まらない観客にシーと言う方もいらっしゃったので、ほんの一部分の人ではあると思うのですが、、あと自分がイタリア人じゃないから少し冷静に中立で見てたから気になったのもあると思う！

②アルカラス　vs ジョコビッチ

こちらなんと世界ランク1位、2位の頂上決戦
このカードを生で見られたのは一生の思い出です本当に。昼間の試合で感じた嫌な気持ちを吹き飛ばしてくれました！

お互い軽々と簡単そうにボールを打っているように見えたのが驚き！そして、ボールがスッーとエンドラインまで伸びていって最後にスピンで綺麗に落ちる。美しい、惚れ惚れする。特にジョコビッチはこれが顕著。

アルカラスの最強フォアハンドも凄かった。
あんなの誰が取れるん？？

結果的には、アルカラスが本調子出ずいつも以上にミス、調子を上げたジョコビッチがストレートで勝利しました。

静寂の中で、打球音と靴のキュッキュッという音だけが聞こえる、息を呑むような世界。スーッと伸びる綺麗な放物線。そして、ポイントと同時にガッと湧く会場。これがもうたまりませんでした。特に第2セットの3.4ゲーム辺りのロングラリー。

ストレートで終わるのはあまりに勿体無いくらいで、もっと見ていたかったなぁーーー

さて、この試合でも印象的なことが！！！

それはセルビアからのジョコ応援団🇷🇸

国旗を持ってきた40か50歳くらいの野郎どもが遠く離れた3階席から叫んでおりました。
ノバーーーーーークと。

ジョコビッチがゲームを取ると、国旗を持って立ち上がり大声で叫ぶのです。また、「バーモスカルロス」とアルカラスを応援してる人に対しては「シーッ🤫」と声かけもしてて可愛い(笑)

お酒も何杯飲むねんっていうくらい何回も買いに行ってました、みんな「また買ってきたん？」てクスクス笑ってたもん🍺

彼らの子供のような喜び方、本気で応援する姿にこっちまで楽しませてもらいました。
一緒に叫んだの楽しかった。

これはテレビ中継ではなく会場に行ったからこその体験で、価値のあるものだったなと思います。昼間の異様な空気感も含めて、ここでしか感じられない、分からないものがあるんだと良い勉強になりました。

おわりに

世界ランクトップ4の試合、会場でしか味わえない雰囲気など大満足です。本当に来て良かった。また日本に帰ったらテニスしたいなぁーって思います。ありがとうトリノ！　　

締めはテンション上がりすぎて帰りに買っちゃった6€(約1000円)のコーラで😝

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