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僕らの社交場 昭和の駄菓子屋さん

秘密の駄菓子屋さん

今日も行く?
秘密の駄菓子屋さん

まだ誰にも見つかってないよね?
僕たちだけの駄菓子屋さん

行こう行こう!
ランドセルを家に投げ出し
そのまま友達と駄菓子屋さんに向かう

着いた!
見た目は普通の家。ところが・・

ガラガラっと玄関のドアを開けると
玄関に駄菓子が並べられている

お宝の山のような駄菓子が
ところ狭しと肩を並べあっている

そしてお婆ちゃんが奥からやってくる
いらっしゃい
優しい笑顔で今日も僕たちを迎えてくれる

昭和の駄菓子屋さんは僕らの社交場

と、こんな感じの駄菓子屋さんが
昭和の時代はあちこちにあったと思います。

まだ家庭用ゲーム機が普及していなかった
1980年代前半・・

小学生たちの楽しみはといえば

駄菓子屋さんでお買い物
買った駄菓子を持って、公園でみんなで食べる
食べながら、好きな子の話をする

そんな純朴な感じでした。

こんな感じの駄菓子があった

ウイスキーの入れ物に、小さいつぶつぶの仁丹が入っている。
クジを引いて当たれば、より立派なウイスキーの入れ物になる。
少し大人な気分になれる。

箱にボタンがついている。ポチッと押すと、丸いガムが出てくる。
その色によって、いろいろな物が当たる(うろ覚え)。

ヒモがいっぱいあり、先にアメがついている。
当たりのヒモを引くと、先に2つ付いていたりする。

ヨーグルトの入れ物のような小さい容器に、ヨーグルトのような
美味しい何かが入っている。これまた小さい木のヘラで食べる。

・・記憶を呼び戻すとこんな感じです。

公園で遊んだ後、手も洗わず泥んこのまま食べたり・・
今では考えられませんね(^^;)

外にゲーム機がある駄菓子屋さん

こちらが目当てで、少し遠くまで出張したりもしました。
駄菓子屋さんの外に、立ってプレイするタイプのゲーム機が
設置されている。

こんな感じのゲームがあったかと・・

主人公が塩?を投げて、ナメクジのような敵を
ひたすら倒していくゲーム

ペンギンが迷路のようなステージを駆け巡り、
氷を割ったり投げたりして敵を倒し、
ステージクリアを目指すゲーム。

放課後の小学生たちが集まり、
お店の駄菓子を食べながら、みんなでワイワイと
プレイする。

そんな感じのノスタルジーな光景が
当時はあちこちで見られました。

駄菓子屋さんに教えられたもの

友達がいっぱい集まる
男の子も
女の子も

そして、いろんなことをおしゃべりしながら
少ないお小遣いをやりくりして
お買い物を楽しむ

そう、小さな社会がそこにはありました。

今でこそオンラインで会話をしたり
お買い物をしたりができるようになりましたが、
当時はリアルしかなかった。

なので、小さな社会である駄菓子屋さんで
生きていくための基本を学んでいたのかもしれません。

オンラインでの交流が当たり前の時代になりましたが
こんな時代だからこそ
人と人とのリアルの交流も大切にしたいものですね。

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