【読書】「ビジネス書を読んだらやること3つ決める」が危険な理由とは…
「ビジネス書って読んでも全部実践できないんだよな…」
本の膨大な情報量の中から、やることを選んで実践することが多いのではないでしょうか?
そのときにいくつやるか決めるとき、必ずといっていいほど「3つ」選びます。
ではここで質問です。
「なぜ3つなのですか?」
これをきちんと説明できる人はおそらくいません。
そうなんです、みんななんとなくで3つ選んでいるんです…
3つ選んでしまうと他の情報が全て無駄になります。
わざわざ1500円前後のお金を払ったのにやることは3つのみ…
もったいないですね…
今回はなぜ「やることを3つ選ぶ」ことが危険なのか、本当はどうするべきかを解説します!
それでは見ていきましょう!!!
◆ 危険な理由
* 危険な理由 *
☑ 主観的に選ぶ
☑ なんとなく3つ選ぶ
危険な理由はこの2つです。
まとめると、客観的に決められないということです。
自分の経験ををふまえて、あるいは他の人のやり方をマネして3つ決めているのではないでしょうか?
これがなぜ危険か1つずつ解説していきます。
▼ 主観的に選ぶ
* 主観的に選ぶ *
☑ 自分の経験に基づいて選んでしまう
☑ 苦手なことはやりたくない
やることを3つ選んでいる人のほとんどが過去の経験を元に選んでいます。
なぜなら、人は過去の成功体験を繰り返そうとするから。
成功体験は成功した事実があるため、そのときの考えや行動をすれば失敗のリスクがないと考えます。
わざわざ苦手なことにリスクを取ってやろうだなんて考えません。
リスクをとりたくないから成功体験に近い行動を自然と選んでしまいます。
せっかく新しい方法に挑戦して成果を出したいのにこれでは意味がありません。
過去のことは1度忘れて新しい方法でやることを選ばなければなりません。
▼ なんとなく3つ選ぶ
* なんとなく3つ選ぶ *
☑ 「3」の法則による影響
「3」の法則とは、根拠が3つあると論理的だと錯覚してしまう法則です。
「3」は人間の脳の容量が記憶していられるちょうどいい数であり、かつ思い出しやすい数字です。
プレゼンでも理由を3つ挙げることが多いですよね。
「3」は人に大きな印象を与える数字、そのため3つ決めてしまう人が多いのです。
しかし、本当は2つだけやれば十分だったら、1つのことが無駄になります。
また、4つやるべきだったら、ビジネス書を読む前と効果が変わらないかもしれません。
明確な理由がないのに3つ選ぶのは危険です。
◆ ビジネス書を読んだら本当はやるべきこと
* ビジネス書を読んだら本当はやるべきこと *
① 内容をひと通りやってみる
② 効果・取り組みやすさ・時間を測定
自分の過去の成功体験にとらわれず、なんとなくで3つ選んではいけないのはわかりましたね…
ではビジネス書を読んでやることを決めるにはどうしたらいいか。
① 内容をひと通りやってみる
まずはビジネス書に書かれている内容をひと通りやってみることです。
なぜなら、どれが最も効果があるかはやってみなければわからないから。
本の内容が全ての業界・職種に当てはまることはまずありません。
業界・職種によって、必要な能力や考え方はそれぞれ違います。
実際に本の内容をやってみて、自分の目で確認した方が客観的にやることを決められます。
もし効果がなかったら、すぐやめて他のやり方を探せばいいだけですから。
実際にやらずに考えただけで3つ選んだ場合、他にもっと効果が出るやり方を知らずに3つのやり方にこだわってしまいます。
人は自分の行動に一貫性を持たせようとする習性があります。
3つ選んで実践した途中で他の方法を提案しても変えることは難しいです。
まずはひと通りやってみる、このやり方が最も客観的で確実に効果があるやり方を探せます。
② 効果・取り組みやすさ・時間を測定
ひと通りやってみたら、3つの基準にそって継続することを決めます。
数値化して変化の大きいやり方を選びましょう。
1番重要な基準はもちろん効果です。
売上や利益など仕事で成果を出すのが目的なので、効果が高いものをやることとして優先的に選びます。
それでも同じくらいの効果が出ることがあります。
そこで取り組みやすさと時間で判断します。
取り組みやすさは、どれだけ早く行動に移すことができるのかを指します。
効果は大きいけど半年やらないと身につかないなら他の方法探しますよね。
時間は効果が出るまでどのくらいかかるかを指します。
なるべく早く効果が出れば成果も大きくなります。
効果を中心に、取り組みやすさと時間でやることを客観的に選びましょう。
新しいやり方に挑戦するなら絶対に主観的になってはいけません。
基準を決めて数値化し変化を見てやることを決めていきましょう!
◆ まとめ
「ビジネス書を読んだらやることを3つ選ぶ」ことが危険な理由は、
「3」の法則と過去の成功体験によって主観的に選ぶことで、本当に効果が出るやり方を見つけ出すことができないから。
ビジネス書を読んだら本当はやるべきこと、それは
書かれている内容をひと通りやってみて、効果・取り組みやすさ・時間を測定して最も変化が大きいやり方を選ぶこと。
これがビジネス書を読んだときに最も客観的にやることを決められる方法です!
「3」という数字にこだわらず、効果が大きいやり方をどんどん取り入れていきましょう!
◆ 終わり
最後まで読んでいただきありがとうございました!!!
私も以前はやることを3つ選んで実践していて大失敗した1人です。
他にもっといいやり方があるにもかかわらず、自分がやりやすいやり方を主観的に選んで大きな損失を出しました。
ビジネス書に書かれている内容は有効性の高い方法ばかりです。
まずはやってみる、これが新しい考えや成長につながります。
自分の好き嫌いではなく、成果につながるかどうかでやることを決めていきましょう!
それではまた次回に!!!
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