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【発達心理学】発達には順序性があるよ、というお話し

こんにちは。吉田です。
心理に関する国家資格と民間資格を持ち、学校の先生方や障害児施設のスタッフさんへコンサルテーションや研修を行ったり、自分でも直接子どもたちへの支援を行ったりしております。


さて、今日は発達には順序性があるよ、というお話しをつづりたいと思います。

すっかり認知度が上がった発達障害ですが。やっぱまだまだ理解度は上がっていないなと思うのが正直なところです。

そもそも、発達「障害」も何も、「発達」についての理解度が一般の方々に足りていないなと思う今日この頃。だからこそ専門家がいて仕事も生まれているのですが、やっぱ世間の理解度が上がってこないといつまで経っても苦しむ人たちが出てきてしまうので理解啓蒙は私の使命としてやっていかねばなと思っているところです。

で、今日のテーマは「発達には順序性があるよ」ですが。そうなんです、発達って、一段一段階段が設定されているような感じで設けられていて、それを登っていくことが大事で、とあるところまでくると一気に視界がパーーーって開く時期とかもあったりするんです。

ただ、その発達の階段を登るペースには個人差があります。イメージしやすいところだと赤ちゃんが歩いたり喋ったりといったこと。
あれってけっこう個人差があることです。だから、みんなうちの子は大丈夫かな?と思ったりもするんですが、たいていの子は親の心配をよそにしっかりと歩いたり喋ったりします。

発達障害がある子というのは、ここのみんなが当たり前のように超えられた階段を「まだ」超えられていない子です。発達凸凹とかいうからなんか一癖も二癖もあるかのように思われますが、その子の能力が今どの段階にあるかを見ることができると、次の一歩が見えてきます。

もう〇〇歳なのに、とか、周りはできているのに、というのはノイズでしかなくて、そのノイズを取り除いて、その子のあるがままを見ることができたら支援の手立てを考えるのはそんなに難しくありません。

だから、発達障害のある子と関わる際に必要なのは「発達障害についての知識」ではなくて、「発達についての知識」なんじゃないかなと思っています。

それでは今日はこの辺で。
吉田でした。

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