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2/15 気になった記事 by Ryosei

Tokyo’s Yield-Curve Defense 日銀のイールドカーブコントロール

中央銀行が無制限に国債を買う現在のイールドカーブコントロール政策は、現状一見上手く行ってるように見えるが、リスクもある。

現に、オーストラリア中銀はイールドカーブコントロールを行っていたが、無制限に買い付けなければいけない事態に引きずり込まれそうになったため、昨年2021年11月にイールドカーブコントロールを停止した

各国がインフレ対策で利上げしている中、日銀だけが金融緩和を続けた場合、円レートの動きがどうなるのかも未知数。

イールドカーブコントロール下では、市場が「引き締め政策がより適切である」というシグナルを送ったとしても、それを日銀が受け取れないというデメリットもある。

将来米国でもイールドカーブコントロールの議論が再燃する可能性があり、日本が政策的な成功例として語られるかもしれないが、日本の政策担当者が払っている代償を見落としてはならない。

ウクライナ情勢は緊迫した状態が続いているのか?それとも緊張緩和に向かっているのか?

これは特定のニュース記事のタイトルではなく、私が持っている疑問です。2月8日にフランスのマクロン大統領とロシアのプーチン大統領が会談を行い緊張が緩和する方向に向かうと思いきや、その後アメリカやイギリスからはむしろ危機は高まっているというメッセージが出され続けました。

もはや、アメリカやイギリスこそが戦争を望んでいて、他の国はなんとか事態を収拾させようとしていると見えなくもないです。ただ、私にはそんな裏の事情が分かるわけもないので、今日(2/15)に入ってきた「ロシア軍一部部隊が撤収開始」というニュースをフランスと米国の報道を見ることで、この事態に対する見方の違いを比較したいと思います。

ではまずフランスのLe Monde紙から(中道左寄り)

フランス語なので完全に翻訳ソフト頼りですが
「ロシア、西側への宥和の扉を開く~ロシア軍の兵士が出発したことは、デスカレーションの兆候と考えられます。」
という感じで、手放しで喜んではいませんが非常にポジティブな内容です。

次はフランスのLe Figaro紙(中道右寄り)

「ロシア軍がウクライナ国境から最初の撤退(premiers retraits)」というタイトルです。premiers(最初の・初めて)という言葉をわざわざ使ってるので、ようやく緊張緩和が始まったかも?というニュアンスを感じさせます。

記事の冒頭でも
「これは、ウクライナ周辺の危機が緩和されたことを示す最初の具体的な兆候でしょうか?」
とあります。ここでもpremiers signes tangibles(最初の具体的な兆候)とあるので、やはりポジティブな印象を受けます。

ではお待ちかね米CNNを見てみます

「ロシアはウクライナ周辺での演習後、一部の部隊を撤退させると発表しましたが、大規模な演習は継続されています」というタイトル。
まあ、これだけだとなんとも言えませんが、「大規模な演習は継続」という終わり方には「危機は続いてるぜ!」という雰囲気を感じますね。

記事の最後の方では
「ロシアが占領したクリミアの空軍基地に、ここ数日の間に少なくとも60機のヘリコプターが着陸していたのです」
とあり、危機は緩和されるどころかエスカレートすることを臭わせる内容になっています。

ただ、撤退した戦車の数は正確にはわからないとしているのに、増えたヘリコプターの数は衛星写真から勝手に正確に把握しているあたりは、なんぞです。

では数少ない米右寄りメディアFOXはどうでしょうか

「モスクワ(ロシア)は一部の軍隊を基地に戻したと報道しました」
というタイトル。なんか拍子抜けするぐらい、どっちでもない感じですね。事実だけ報道しますというスタンス。ロシアはそう言ってるけど、ワシは知らん、というニュアンス。

記事もTweetの引用や写真などを用いて、ウクライナはこう言ってるとか、NATOは気を緩めてないよとか、他のPlayerが言ってることを伝えてるだけです。

ということで、まとめると…

各国と言いながらフランスと米国だけで力尽きましたが、フランスはロシアの動きを好意的に捉えている(もしくは捉えようとしている)印象。

アメリカは一括にできませんが(CNBCとか他は全然見てないので)、2つのメディアを見た限りではフランスのような好意的な表現はなかったです。そして好戦的なCNN。明日以降どこかで、ロシアのメディアも紹介してみたいと思います。

中国は量子技術で米国を凌駕できる

La Chine peut miser sur les technologies quantiques pour surpasser les Etats-Unis | Publié hier à 09h58, mis à jour hier à 11h58

フランス語メディアの翻訳も翻訳ソフトで行けるのだろか?ぐらいのノリで訳した内容なのでタイトルだけにしておきます。有名なフランスLe Monde紙の記事です。

【龍成メモ】
湾岸戦争の頃からCNNは何かと戦争が好きなイメージです。(CNNだけじゃないかもしれませんが)油まみれの水鳥を写し「イラク軍が故意に破壊した石油施設から流れ出た重油によって身動きが取れなくなった」と報道していましたが、後からフェイクニュースだったことが分かっています。米ロお互い色々な(自分に有利になる)情報を出し合うので、冷静に推移を見ていきたいですね。

#イールドカーブコントロール #日銀 #ウクライナ #ロシア #フランス #lemonde #lefigrao #FOX #CNN #国境 #中国

表紙はdesignerpointさんの写真です。


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