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剛力彩芽さんが「Fly Me To The Moon」をうたうということについて。

どうもこんばんは、りょーさけです。
明日がお休みなので今日はゆったりしたい気分です。
酒についての真面目な(?)話は置いておいて、ちょっとした小話をして今日は終わろうかな。

最近何かとZOZOTOWNの前澤友作社長のニュースを目にしますね。
まあそりゃあ目にするよなあ。
Twitterでのど直球発言から熱愛報道とか美術コレクターとしての話題とか…。

一方で憧れを、一方で嫉妬を買いそうな活躍っぷりです。

これからも多くの人が興味を引くような勢いで走り続けていくのでしょう…。

さて、今日は前澤社長が打ち出したディアムーン計画ってやつを題材にちょこっとね。
や、これ本当にすごい。今更だけども。

国家プロジェクトとかではなく人が月に行くとかって考えれば考えるほどにすごいっす。そう、人は本当にすごいものの前ではボキャ貧になります…笑

何がすごいのかなあ、と少しだけ考えてみましょう。
計画の突飛さとか、壮大さ、かかるお金とかがすごい。で、ただ行くのではなく選ばれしアーティストたちを一緒に月に連れて行くとな…全部すごい。

と、いろいろ美点はあるのでしょうが私個人としては今まで想像の産物だったものを現実にして、現実を更新しているのがすごいと思います。

現実が更新されると人類が進歩したり何なり良い点がたくさんあると思うのですが、それに伴って「フィクションの領域が更に拡張される」ってとこが一番いいところかと思います。

例えばSFの物語なんかは作者の想像力がそのまま作品世界の広がりにつながるわけですが、現実がちょっと前までフィクションだと考えられていた領域まで来ちゃったらSF的なフィクションはもっともっと想像を先に進めないと魅力的になりませんよね。

そんな感じで前澤社長のような革新者がどんどんどんどん夢物語を現実に変えていってくれるとますますフィクションの世界が豊かになりそうなんで、とても嬉しいです。

と、そんな今日はこれをいただきます。(写真は以前撮ったものです。)
広島のお酒ですね。雨後の月…あら、月ですね。

雨後の月は物によって香りの傾向が違います。柔らかバナナ系のこともあれば華やかリンゴなときもある。これはほんのりバナナでしょうか。このお酒の個性は後味の丸みにあると思っています。同じく広島の寳劔なんかも似たような丸みを感じますが、ちょっとだけ違うんだよなあ。感じが。

寳劔はじんわりと大地にしみていくような丸い柔らかさを感じ、雨後の月はふんわりと宙に浮いてゆくような心地がします。
(これはちょっと記事の話題に味の感想を寄せすぎかな笑)

こうやってゆったりゆったりと人は自らから遠いものに手を伸ばして掴んでゆくのだろうか。掴んできたのだろうか。
最近はあまりに変化が早く、シャボン玉が弾けるようにある時パッと人類ごと消えてしまわないかと不安になることもありますが(あれデス、「神の怒りに触れてとんでもないバチが当たった」的な。原始的な恐れかな。)

「ZOZO」の由来は「想像」と「創造」という言葉らしいのですが、まさに社長自ら創造の世界を現実に想像していっているわけでものすごいですね…。

さあ、頑張れ現代のSF作家達。

ふと思ったのですが、上記のように現実が拡張されたことで今や「Fly Me To The Moon」という歌は全く雰囲気の違う歌になりましたね。
あの曲は誰かを好きだという気持ちを「私を月へ連れて行って」という比喩表現で表している曲で、創造の中で愛情をロマンティックに歌ったものだと思うのですが、これはもはや夢物語ではなく現実のものになってしまった。

剛力彩芽さんは今この意味で「Fly Me To The Moon」を歌える唯一の人間ということか。
これは素敵であります。

(実際に行くのかどうかは知りませんが…笑)

私にはそんなロマンティックな可能性はなく、またパートナーにそんなことをいっても「何酔ってんだ」と言われるだけです。
だけですが、せめてこの酒でちょっとだけ月に近付こうと思います。

秋雨煙る夜、申し訳程度に現れた黄色い月に乾杯。

酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。