続・ハートネットTV
【今日の投稿の3文まとめ】
①今朝見たツイートに「なんでハートネットTVは言葉を共有するに留まって解決策を提示しないのか」とあった
②はっきり言って①の言葉は的外れで、関係性の病を外科的に取り去ろうとする愚に陥っている
③不満はさておき、長い道をゆく人へメッセージ
どうもどうも、りょーさけです。
昨日は3回目の結婚記念日でした。子どもを寝かせて妻と静かにワイワイやるつもりだったのですが、妻が早く寝てしまったのでハートネットTVを見ていました。
僕はああいう場があることが、たとえテレビが胡散臭いメディアになってしまった今日でもとても大切なことだと思っています。
故に今朝ツイッターで流れてきた言葉には疑問を呈さずにはいられない。
ツイッターに「なんでハートネットTVは言葉を共有するに留まって具体的な解決策(どこどこに逃げ込めばよい、とか、ここここのお医者さんに行けばよい、とか)を提示しないのか」という言葉が流れてきたのです。
それに対する私の答えはこうです。
「それが再優先事項なら、やってるよ。そうじゃないからこうなんだよ。」
ここで一応誤解を招かないように言っておきます。
上記のツイートには私が見た時点で6000RTほどついていました。RTが必ずしも賛意だとは限りませんが、まあ多くの人が「見るべきつぶやきだ」と思ったのでしょう。
で、その気持はわかるといいたい。大もとのつぶやきをした方は「苦しんでいる方々に一刻も早く救いの手を!」と思ったのではないかと察します。
その気持自体は温かいのです。それはわかっています。つぶやいた方の思いを否定したいのではありません。
なぜハートネットTVがそれをしなかったか。
それには惰性や怠惰ではない理由があると思います。
はっきりいいます。
これは問題を抱えている一人ひとりが持つ関係性に着目して、必要最低限の関係を保ちながら個別にどうやってやっていくかを考えねばならない事案なのです。
極端な例ですが、外科的な手術のように病巣をきれいに取り除いたら終わりではないのです。というか一見似たような問題を抱える人同士にすら「それをとったらオールオーケーな本質的な病巣」がないような問題なのです。
学校に行くことをためらうようになった方々(個人的にはこの方々に「不登校」以外の呼称が付与されることを切に望みますが)は多種多様な「いけなさ」を抱えているわけですが、その理由の固有さもさることながら更に個々人で違ってくるのは人間関係だ。
問題を抱える個々人ごとに生きている人間関係ネットワークが違う。
それらをすべてカバーできるような解決策などないのです。
ゆえに「具体的な解決策」などはじめから提示しようがないのです。
だから。
だから、見方によっては改善の一手としては弱いのかもしれませんが「言葉を共有する場」「もしかしたら似ているかもしれない人間たちが集まるフォーラム」を提供するにとどまったわけです。
そこには言葉があるだけです。
それで一挙に問題が解決されることは稀でしょう。
しかしこの世には確実に「言葉にすることすらできないキワッキワのもやもやを抱えている人」がいるのです。
それはある人から見たら「死にたい」が姿を変えたモヤモヤなのかもしれないし、「あいつの顔を本当に見たくない」が姿を変えたモヤモヤなのかもしれません。
が、それすら認識できない程度に言葉にできない程度に弱っている人もいる。
仮にそういう人たちに「具体策」を提示したとして動けるのか?変われるのか?
おそらく厳しいです。
だからもしかしたら似てるかもしれない問題を抱えた同士が言葉を発するのを見て、まず自分を見つめ直しその状態を言葉にする機会を与えるばだったのです。ハートネットTVは。
(とか言って「いやお前の言ってること違うよ!!!」とか言われたら僕はもう黙るしかありませんが…。その時はその方に謝ろうと思います。)
ということで改めて、ハートネットTVさんありがとうございます。
最後に偽善臭い言葉を一つ。
長い道をゆくあなたへ。どれくらい長くなるかわからないくらい長い道をゆくあなたへ。
僕は生きてます。今は妻と子どもがいます。いびきをかいて寝てます。
ある時は友人間で村八分にあいました。くだらない嫉妬が原因で。
ある時は卒論がかけず留年しました。自分がだめなやつだと一人絶望して。
ある時は職場から逃げ出しました。無茶苦茶な要求に「バカ!」と返せずに引きこもって。
ある時は大切な人との関係を踏みにじるようなことをしました。その人とはそれから絶縁状態です。
生きてても、いいことばかりだなんて言いません。
生きてても問題だらけです。
今抱えてる問題も解決するとは限りません。
僕の上記の問題も全部は解決してません。
つらいです。そこはごまかさまい。
ただ、いくつか楽しみは増えました。
酒を知りました。
文章を書くことを知りました。
家族を知りました。
時を経て友人の貴重さに気づきました。
そこもごまかしません。
山あり谷あり悲喜こもごもの道のりです。
よかったら。
よかったら、遠隔地かもしれませんけど、一緒に歩きませんか?
よかったら。
おやすみなさい。
酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。