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なんで東京ってこうつぶやかせるのだろう?

どうも、りょーさけです。

今日はつぶやきを載せるだけ。まあサボり回です。旅行中は夜寝る前に書こうか…とか言ってるともう朝になるので昼のうちに書きたいがゆえの形式です。
といいつつ、もしかしたら東京という土地のせいかなあとも思ってます。

東京っていつ行ってもなにか感じざるを得ないのです。その大きな都市の何らかのパワーが、自分そうさせるのかも?そんなふうにも思ってます。半分くらい。ではでは。強いねトーキョー。
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渋谷の日曜朝はくさい。前夜の後片付けが済みそうにない。あえて美化して言えばタバコが香ばしくて、誰かの体の内容物のかけらが鮮烈に酸臭を放つ。そこここの黒い袋透明な袋からは得体のしれない香りの三重奏四重奏…十重奏。くさい。チドリアシの若者が女の子の肩に手をかける。何か言う。若者、きみが一番くさい。くさい。がんばれ。もう一息。次の朝のそよ風まで。
 
 

 
バタン。青山ブックセンターまでお願いします。どこですか?えっ知らないんですか。わかりません。住所言えばいいですか?はい?○○です。わかりません。えっそしたらあおやまのおおきいたてものまでお願いします。わかりました。
こんな感じで滞りなく回ってほしい。そう、滞り、なく。それで、いい。ブレーキを。
 
 
 
石破さんって自民党?!
そうだよ。
小学生が目を輝かせている。
そうだよ。そうだよ。
にほんのみらいはあかるいね。
君が僕の歳になっても、そういってなければ。
冗談だよ。
いつでもみらいはあかるいものだよ。
そういうものだよ。
 
 
 
この街でかわされるあらゆる約束たちが、未来永劫叶いませんように。約束に希望を託す人たちが報われませんように。次から次へと約束を阻む災厄が降り注ぎ続けますように。人々が一切の希望をいだきませんように。
今ここですべてののぞみが、かないますように。
と、思わせるネオンサイン。空想の首都高から。高くはやいところから。失礼します。
 
 
 
昔々ここには大きなくぼみがあって、この土地の王様が毎日ねむりつづけるお姫様の涙をあつめてはそこに流していた。じぶんの涙もこぼれていた。どういう訳かその涙たちは土にしみこまず、くる日もくる日もかさがましていった。お殿様もお姫様もおおくのひとびとから愛される方で、あの民もその民も皆二人のことを心配していた。
ある朝。
お姫様はついに息を引き取った。お殿様も夕方まで街中に響き渡る声で泣き叫び、そうして亡くなった。
悲しみに暮れる人々がかつてふたりであった灰をぱさりぱさりと広い涙の水たまりに投げ入れたところ、触れたところからたちまち土になり、草木に花までが茂り茂り、地面がこんもりと盛り上がってやがて大きな大きなお山になった。
そのことに深く感激したひとびとが、この王様を溜池山王とよんだんだよ。

以上がお母さんに「なんで溜池山王ってゆうの?」と地下鉄車内で聞く浴衣の女の子に伝えたい大嘘のものがたり。まず日本で王様ってなんだよ。
ましな嘘をつくのは、大人の役目だよ。いつでも。

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都市というのは明らかに異様な雰囲気に包まれています。時に優しくて、時に冷たい。いや、だいたいは冷たいのか。とにかく特異です。そんな中で書く文章には、必ずその都市の色彩が現れているはずです。たぶんね。
必ず、の次に、たぶんを入れるとはどこまではぐらかせば済むのだろう、全く自分というものは!
セルフ説教をしながら、もう一日ここで過ごします。

僕にとっての東京は、今のところこんな感じの街です。

いいねえ。東京。
 
 
 


酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。