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お日柄よく、柄にもなく

いのちに火をつけます

燃えます

いのちに火をつけます

くすぶります

水をかけたって燃えます

日が当たったってくすぶります

いのちは大胆です

大胆に回転します

たまにいのちⅡをまきこみます

いのちⅡはおどろきます

一緒に燃えます

一緒にくすぶります

しかし

いのちは止まりません

一緒にも止まりません

親指ひとつで燃えます

人差し指ひとつで消えます

目を開けても燃え

目を閉じたらさらに燃えることも

消えることも

ぱっぱっ ぱっぱっ

うつりかわりて燃えます

いのちⅠはいのちⅡにⅢに

はたしてわたしは何番目

わたしの炎はだれのもの

わたしのいのちは Ⅰ Ⅱ Ⅲ

あるいはいのちは A B C

でたらめにみえるつながりの灯

規則正しくも見える単品のまとまり

あなたのいのちを

わたしにください

わたしのいのちは

すでにあなたの中に

(聞こえますか)

(聞こえますか)

春の風の中でいのちはふくらみ

かわらずまわり燃えたり消えたり

なににも左右されない垣間見えた火を

自分勝手なランナーが

もって行った気になっており

それでいいのだと

春の風の中

びゅうびゅう

びゅうびゅう

プラザから

まだ見ぬ景色 高速で

なんだか外は春模様で

そろそろいのちなんて言葉も

使ってもよいのかなあ

よいのかなあ と

思いましては 勘違いかな

ああ

野畑で土筆が

もうもえている

もえている

きえてゆく

わたしまで

酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。