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ADHDな妻とその家族の話。vol.3

妻とじっくり話すことが、しばしばあります。
妻は常に「どうしたらいいの」を抱えています。
今回は、「どうしたらいいの」な話です。

子供たちにイライラし続ける

2歳児と0歳児の育児をしています。
妻は、子供たちに対して、
とにかくイライラしてしまうらしいです。

子供たちが起こすことに対して、
どのように対処すればよいか。

理想のイメージは何となくあるが、
それはできない。
できないことで、
子供たちの反応がイマイチになる。
反応がイマイチなことで、
自分のできなさに
イライラしてしまうらしいです。

妻もそうですが、ADHDの方たちは、
具体的な手順とその結果どうなるか
が分かっていないと、
行動がしづらいという特徴があります。
その特徴は、
育児とは非常にアンマッチとなります。

育児には正解がない。
だけど、なんとなくの理想はある。
その理想に至るように、
色々と調べて、実践してみます。

実践してみますが、
子供たちには合わず、
理想の形にはなりません。

また、ADHDの特徴が邪魔をし、
なかなか実践も上手くいきません。
途中で折れてしまいます。

その結果、子供たちの反応を見て、
できない自分にイライラします。

育児ノイローゼ寸前なので、
私も何とか介入しようとしますが、
目が届かない時間もある程度あります。

育児とADHDの相性の悪さを
どのように乗り越えるべきか。

私にはわからないことも多いですが、
話を聞きながら、理解しようとします。

理解し合えずに、ぶつかることも多いです。
どうしたらいいのかはまだわからないですが、
とにかく話をします。
話が途切れてしまったら、終わりな気がします。

おちないように、話しましょう

見えない世界

私は、妻が何を考えて
その心理状態に至っているのかが、
分からないことが多いです。

妻は、常にマイナスの感情を抱えています。

それは、ADHDの特徴が、
メンタルへの影響を与えているからです。

幸いに、ご近所さんにママ友が多く、
お互いの家に行くなど、
深い付き合いをさせていただいており、
何とか心を保っているようです。
家族に閉じてしまっている状態であれば、
おそらく、自傷行為など、
目に見えてダメージのある状態に
陥っていたと思います。

それぐらい、ギリギリの状態。

ADHDの特徴を持たない人であれば、
前述の子供たちの接し方など、
上手くいかないことがあれば、
さっと切り替えて次を考えられます。

一方で、妻は切り替えができません。
常に心に大きな荷物を抱えたまま、
生活しています。
自傷行為は、
その切り替えに代わるもの
になり得るらしいです。

妻の見ている世界は、
私は想像することがしかできません。
おそらく本当に理解することができません。

見えない世界をいかにして共有し、
一緒に乗り越えていくか。

私たち家族の人生が、
そこに集約される気がしています。

子供たちが成長していくと、
妻の特徴に気がつくようになります。
ADHDは遺伝の傾向もあるため、
もしかしたら、子供たちも
同じ荷物を抱えることになるかもしれません。

家族の中に常に存在し続ける
世界の見え方のズレを、
お互いに共有して日々を乗り越える。

真っ暗な世界で、お互い声をかけ続ける

私は、子供たちへの接し方など、
妻ができないことをして、
私が物理的にできないことは
妻に何とか対応してもらう。

一歩ずつ進んでいきます。

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