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初めて本を書いた私が本を知ってもらうためにやった3つのこと

こんにちは、中川諒です。普段は広告代理店でコピーライターとして仕事をしつつ、最近プライベートでは「恥研究家」として活動をしています。6月25日に初の著書『いくつになっても恥をかける人になる』(ディスカヴァー21)を出版し、10月1日オンラインコミュニティ「恥部」を始めます。「書籍を出すときにどうやってプロモーションしていけばいいか」は意外とドコにもまとまっていませんでした。今日は僕が初めて本を出版してから約3ヶ月の出来事を振り返りながら、僕が自分の本を知ってもらうためにやってきたことをお伝えします。

本の海で自分の本を手にとってもらう奇跡

著書発売から3ヶ月が経ちました。最初の企画書を書いてディスカヴァー21の千葉さん、林さんと打ち合わせをしたのが2018年1月。そして発売が2021年6月末。自分のすべてをさらけ出して、しぼりだして約3年がかりで完成した本ですが、数千数万冊という本が並ぶ本屋さんという本の海で、有名人でもない僕の本を手にとってもらうことがいかに難しいかということを実感した3ヶ月でした。そして同時に手にとって、感想をくれた人たちのありがたさが身にしみます。「有り難い」この文字の通り、有ることが難しいから有り難いわけです。たくさんいただいた感想のなかから一部をご紹介。

(↑じゃばみさんの紹介ブログを読んで「本書いてよかった」と僕は妻の前で泣きました)

それまでサボリ気味だったTwitterは毎日稼働し、感想をくれた人やその投稿に対して好意的なコメントをしている人に直接語りかけていきました。実はビジネス書というのは、著者と名前が出ていてもライターさんに協力してもらって口述したものを原稿にしてもらっているものも珍しくありません。書いてもらうことを否定するつもりは全くありません。しかし自分で1冊書いた僕が言えるのは、自分で書くと自分の責任で人に堂々とおすすめが出来るということです。

自分の本を手にとってもらうために

1:手書きPOPを書店に持ち込む
取り扱っていただいている書店にお邪魔して、担当者の方にご挨拶して手書きで書いたPOPを置いてもらっています。忙しいお仕事の合間に皆さん丁寧にご対応いただき本当にありがとうございます。書店員の方から店頭での反応を直接聞けるのはとても嬉しいです。書店のお客さんの層、「自己啓発」「話題の新刊」など、どの棚にあってどんな本と並んでいるのかを見てPOPのコピーを選んでいます。

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2:毎週生配信
発売してからほぼ毎週、自分のTwitterスペースとInstagramライブで「恥の話をしようじゃないか」と題して生配信をしています。続けていると、わらしべ長者のように沢山の人達と出会いました。応援してくれる仲間が増えてきた気持ちです。恥というテーマが誰とでも共有できるコンテンツであるということを確信しました。そして頑張っている人、もがいている人ほど、恥と向き合っているということも分かりました。恥ずかしいと感じているとしたら、それは新しいことにチャレンジできている証拠なのです。

あと今年の2月から一日も欠かさず、その日着ている服を毎日投稿する #自撮り修行 をインスタでやっています。毎日の自分を記録し公開することが、恥から自分を解放して自分を受け入れる「自己受容」につながると考えてはじめました。気に入ったコーディネートを選んで上げるだけでは意味がありません。どんな組み合わせであっても、毎日投稿することに価値があります。結果的にこの投稿で知り合って、一緒にライブ配信することにつながった方もたくさんいます。何がどうつながるかは、やってみないと本当に分かりません。

<これまで対談いただいた皆さま>
笹川友里さん Setten代表/元TBSアナウンサー/モデル 
 「人前に出る勇気と恥のかき方」

麻生要一郎さん 料理家/『僕の献立 本日もお疲れさまでした』著者
 「インスタで知り合った二人の嬉し恥ずかし初対談」

梅田悟司さん コピーライター/『言葉にできるは武器になる』著者
「キャリアを切り開く恥のかき方」

軍地彩弓さん ファッション・クリエイティブ・ディレクター
「ファッションと恥」

大平かりんさん ファッションエディター
「頑張ってオシャレするって恥ずかしいことですか?」

カヨリーナさん メルカリ採用兼広報
 「会社員をしながら個人の発信を続ける理由」

黄未来さん 中国トレンドマーケター/『最強のSNSは中国から生まれる』著者
 「わたしの恥との向き合い方」

西村創一郎さん 複業研究家/HRマーケター
 「複業:キャリア形成と恥」

青木優さん MATCHA代表/インバウンドサミット主宰
 「人を巻き込むことと恥」

岡田兵吾さん マイクロソフトシンガポールマネジャー/『非ネイティブエリート最強英語フレーズ550』著者
 「非ネイティブが英語で仕事をする恥」

小林涼子さん 女優
「女優の恥」10/1(金)20:00-21:00 インスタライブします!

川原卓巳さん KonMari Media ファウンダー/『Be Yourself』著者
 「自分らしくいることの恥ずかしさ」
10/20(水)19:00-21:30コラボワークショップを行います


3:ワークショップ
早稲田塾などの学生塾や企業の人事部などからもお声がけをいただき、書籍の巻末にある「恥克服ワークシート」を用いたワークショップをやってます。直接個人が自分の恥と向き合い、お互いに自分の恥を共有する経験は、自分の恥を知るだけでなく他人の恥を知るいいキッカケになります。問い合わせお待ちしています。

図々しいは褒め言葉だ

さらにテレビの情報番組など書籍を紹介する可能性がありそうな番組、もしくは番組内で「恥研究家」という肩書で出演依頼の可能性が想像できそうな番組、思いつくテレビ局の番組WEBサイトの「問い合わせ先」にメールを送ってみました。これはまだひとつも返事はありませんが(笑)やはりここまで自分で図々しくも宣伝が出来るのは、自分で書いたからなんだろうと思います。誰かに頼まれたわけでもないのに、自分で本を書くと決めて、自分で書いたから、図々しく宣伝ができるのです。(深夜と土日に書きすすめる様子を記録していた動画をInstagramのハイライトでまとめたので是非見てみてください。)

これらを続けていくなかで、ジワリジワリとSNSで感想が広がり、三省堂池袋本店さんではビジネス書部門週間売上1位を記録し、先月マガジンハウスの雑誌ananでカラー4ページで特集されました。

本はキッカケに過ぎない

このように年齢も性別も仕事も違う、たくさんの人達と「恥の話」をするなかで僕自身気づきがありました。何を「恥ずかしい」と感じているかは本当に多様でその恥との向き合い方も人それぞれだということ。自分が恥ずかしくてどうしようもないことが、他人からすると何てことなかったり、その逆もありうるわけです。他人にとっては何でもないものなのであれば、自分が感じている恥は克服できるものに見えてくる。

そして書籍や配信のように一方的に僕の方から語りかけるのではなく、参加者もお互いに恥をかける環境づくりはできないか。恥を実践できる場所をつくれないかと考えるようになりました。オープンな場所でいきなり新しいことをやるのは、最初は勇気が要るかもしれない。だからクローズドな場所でつくれるコミュニティをつくれないかと考えたのです。

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文字通り「ちぶ」と読みます。自分の恥をさらけ出し、自分の恥と向き合う部活。僕は顧問ではなく、同じ部員です。沢山の人にヒアリングし、自分でサイトをWixでつくり、PayPalの決済システムを組み込んで、Facebookグループをつくり、手順は整いました。

書籍が発売されたときと同じ、最初は誰も手を上げてくれないかもしれない。でも自分で始めたことは、恥ずかしくても続ける。きっと探り探りにはなりますが、今回も全部自分でつくったから堂々と人におすすめが出来るわけです。うまくいくかなんて分からない。でも最後まで自分を信じられるのは自分しかいないのです。迷ったら、恥ずかしい方を選べばいい。

本が自分の「恥と向き合うキッカケ」だとすると
オンラインコミュニティは「恥を乗り越える行動する場所」にしたいです。

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勉強会や対談、ワークショップだけでなく、恥を克服するきっかけになるようなプロジェクトも部員同士で立ち上げて進めていきたいと考えてます。個人的にはいま「子供の恥教育」に興味があり、恥ずかしいというネガティブな感情をポジティブに捉え直す絵本なんかをつくれないかなあと思っています。こういう「やってみたいと思ってたけど出来ていないこと」をそれぞれが実現する場になるといいなと。自分で本を書いて、自分で出来ることをひとつずつ見つけてやっていく中で思うのは、やってみないと分からないという事に尽きます。

コミュニティの中では僕も含めて #今週かけた恥 をそれぞれ毎週投稿してもらいます。一週間終えたときに「今週は自分何か新しいことに挑戦できたなか?」と行動を振り返るきっかけになります。そして投稿するために、新しいことに挑戦する口実ができます。毎日は難しくても、毎週一つでも恥を感じること=やったことのないことに挑戦できれば、それを1年続ければ52個挑戦できたことになります。

オンラインコミュニティ恥部公式サイト
https://www.hajiwokakeruhito.com/chibu

詳細はコチラ。興味もっていただいた方は是非覗いてみてください。月額は色々考えた結果2900円にしました。安すぎると参加者のモチベーションにバラつきが出そうだし、高すぎても本意ではないし。社会人で友達同士で飲みに行ったらこれくらいは使うだろう。それと同等、またはそれ以上の価値は提供したいという視点で金額を決めました。今月20日に『Be Yourself』著者、 Netflixオリジナル『KonMari -人生がときめく片づけの魔法-』のエグゼクティブ・プロデューサーの川原卓巳さんと恥克服ワークショップをします。恥部のメンバーは無料でご参加いただけます。

また書籍もamazonの解説が一番わかりやすいと思います。読んだら面白いと思います。長々とありがとうございました!!

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