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大切にしたい新たなフレーズ

つい先日、僕の中にこんなフレーズが宿った。

「ありのままの姿で、いつもと違う気づきを。」

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今回はその真意を記しておきたいと思う。

「ウチのクラスは騒がしいので、ご迷惑をおかけしてしまうかもしれません」

フリーの講演家として、各地の学校を回らせていただくようになって早6年あまり。事前打ち合わせや開始直前の教室で、最近本当によく聴くフレーズだ(部外者に対する先生たちの予防線なのだろうか)。それは、当日の校長室でもまた然り。そのあまりにも申し訳なさそうな表情に、こちらが恐縮してしまうほどだ。

けれど、蓋を開けて見れば子どもたちは驚くほど集中して聴く。適度に賑やかに。そしてもちろん、質問も出る。
そんな時間を終えた後に決まって言われるこの言葉。

「おかげで今日は(子どもたちの)いつもと違う生徒した姿が見れました!」

そんな言葉に最初は僕も喜んでいた。しかし今はちがう。

「あぁ、いつもと同じのびのびとした姿を引き出してあげられなかったんだな^_^」

と、反省することの方が多くなった。

皆さんはもうお気付きだろうか。

自分が行った時くらい、いつもの生徒指導は置いておいて、先生たちは楽な気持ちで彼らを任せ、子どもたちには(休み時間の時と変わらず)のびのびとした姿で授業に参加してほしい!】

これが、学生時代に少しばかり教育を学び、今も少なからず子どもたちと向き合う僕の、本心である。

だからこれからは、

ありのままの姿でいつもとは違う気づきを

与えられる授業者を目指していきたい。

そう強く思った秋の夜長。


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