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頭に浮かんだことをそのまま左から右に文字に流してみたら狂気の沙汰だった

ふとワイドショーなんかを観ていると、ほんとにみんな他人に興味を持ちすぎだよなあなんて思います。だれがだれと結婚しようと(嵐の件ではありませぬ)、まあ正直、どうでもいいのではと思うんですよね。わたしはこどもの頃からほんとにどうしても他人に興味がわかなくて、ああ、それがわが人生を貫く最大の欠点でもあり長所だと思ってるんですけど、言いかたによっては感性が欠落しているといってもいいかもしれませんね。そりゃあ、むかしはなんとか好奇心旺盛な人間になろうと本を読んだり、人と出会ったりものすごくがんばっていましたが、どうやらやっぱり人間って生まれつき固有のものが備わっているようで、どうにもつかれてばかりで向いていないようです。立食パーティーなんかもすごく苦手で、がんばってがんばって初対面の人と雑談するのがどうも違和感があります。いやまあするんですけどね。それでいて世間は「人見知りしないタイプですよね」と言うのですから不思議なものです。これが取材のしごとだったら「全員にとにかく1人1回はなしかける」とスイッチを切り替えてがんばるのですが、それとないパーティーなんかもう食べることに専念したり気がむいたら話したりするくらいですからね。でもそれでいいのかなと思うのは、あるきっかけがあって、20代のとき社内(中国勤務時)の立食パーティーに日本法人の社長がきたのですが、その社長さん当時50くらいだったのでしょうか。海外をわたり歩いてきた方なのですが、なんとその社長さん立食パーティーで、ご本人とてもおどおどしていたんですよね。取り巻きに巻かれているかといえば、全然そんなことなくて、しょぼしょぼとさびしげに水を飲んでたんですよ。それに水を自ら注ぐときに「ああ、、」とか言って、机の上にこぼしたりしておもしろいなと思いました。やっぱり日本のトップということでみんな遠慮して、だれも自らはなかなか社長さんには近づかないというわけでしょうか。なんかその光景がすごくおかしくて、ふだん遠慮がちなわたしは思い切って話しかけてみたんですよね。最初はアジアを回っているみたいな仕事の話だったのですが、流れで私が「いや、自分、こういう立食パーティー苦手なんですよ」と言ったら、なんとその社長さんも「いや、ぼくもいまだに苦手なんですよ。一生苦手でしょうね。さっきからどの社員にはなしかけようかドキドキでした。話しかけてくれて助かったよ」となんて言って笑っていました。そんでもって「いやほんとコミュ力なくてもなんとかなるよ。自分なんかいつまでたっても内向的でぜんぜん向上しないし。まあむりするのも疲れるから適当にやっているよ」ってけっこうおおっぴらに話してくれました。それがすごく意外でびっくりしました。いや、この人海外のトップでわたりあってきたんだよなってすごく親近感があるというか、こういうタイプでも外資系トップにいるんだなあ。なんて感心しました。失礼ながらに。だからそれをきっかえにある種、まあ開き直るというか、あまりうまくやろうとは思わなくなりましたね。で、食ってばかりの立食パーティー野郎になったというわけです。そんなこんなではなしが脱線していったいなにが言いたいのかわからなくなりましたが、まあたまにはこんなのもいいやって感じで頭に浮かんだことをかたっぱしから左から右に文字にしたさまがこのわけというわけです。

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