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元気がない日もある

昨日は朝からまるで不調でした。もちろん朝10キロと走り過ぎたというのもあるのだけど、それ以降はほんとなにもやる気が起きない1日でした。

男性の更年期でしょうか。いや早いのか。それでもごまかしごまかし仕事を前に進めてなんとか一日を終えました。

年に2回くらいはこういう日があります。そんなときは音楽を聞いても本を読んでも人と話してもまったく入ってこない。

そういえば知り合いの編集者さんが「不調のときは過去のよい記憶を思い出すことにしています」と言っていたことを思い出しました。

過去のよい思い出か。。私は昔から世界中の荒々しい風景を見るのか好きです。各地の原風景とでもいうのでしょうか。

昔南アジアを旅していたとき、ギュウギュウのバスに揺られながらカトマンズに抜ける風景を見ていると自然と涙が流れたことがあります。心が洗われたような不思議な感覚になったのです。

そもそも私は移動そのものが好きです。そこに景色が加わればいうことありません。移動しながら移り行く景色を見るのが好きというわけです。

思えば家族は曽祖父が移民としてアメリカ西海外に移ったので、遠い親戚がカリフォルニアにたくさんいます。でも彼らは3世から4世になって、完全にアメリカ人として日本語はまったく話せないそうです。

だから祖父も子ども時代はカリフォルニアで過ごしています。父も若いころからやたら海外志向が強い人間でした。

自分もどこかで移民の血が流れているのでしょうか。10代のころからなぜか海外に行くのが好きでした。まったく別の大地を踏むのが好きなのです。

また飛行機やバス、電車に乗って見知らぬ景色をみたい。。。

そんな過去の景色を思い出していると幾分か気分が軽くなりました。さて、どうしようもなかった今日という1日はそれでそれで私の生きた証です。この輝かない1日を大事に抱え込んで、前へと進んでいきたいと思います。

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