わたし「10低」をそろえました。ありがとうございます
昨晩、妻と話しをしていて、そういえば私ことマヌタって10低だよね。って話しになりました。
むかし理想の男性を指し示すことばとして3高がありました。高身長、高収入、高学歴です。
10低とはその真逆。
低身長。低収入。低レベル。低調。低級。低姿勢。低リスク。低燃費。低次元。低脳。
最後の方はなんとかなんとかお互い絞り出して無事10低を実現しました。しっかりときれいに当てはまっています。
10そろったときは夫婦で「やったね!」といってハイタッチしました。妻もほんとうに嬉しそうでした。
わたしも誇らしげです。なんか10低ではなく10帝の気分です。10の帝王の知性と品性を兼ね備えた人間。それが私ですという気分。八人の王子がいた八王子出身ですしね。ぜんぜん違いますが。
早速今日、朝起きると真っ先に妻に「10帝のお出ましだぞ!」と叫んで、勝ち誇った表情で胸を張ります。
部屋にいる3匹のナマケモノのぬいぐるみたちひとりひとりにも「私が10帝だぞっ!」と言って語りかけます。そして親指と人差し指を交差させて指ハートをひとりひとりに送っていくのです。
街を歩くときも、ははは、私が10帝だという気分で歩いています。爽快です。こちらでも指を交差させてすれ違う人々に指ハートを送りたい気分ですが、さすがに場をわきまえているのでやりません。
昔、ある作家さんの本の中で、上に上にとみんなが高みを目指して積み上げるのならば、下に下にと穴を掘り下げるのもあり。みたいな寓話を読んだことがあります。
私はもはやこうなったら下に下にと穴を掘り続けるしかありません。
それを続けていればいつしかみなさんから見えなくなって音沙汰もなく消えていくでしょう。そして気がついたころには、ブラジルあたりにひょこっと顔を出して素知らぬ顔で新しいサンバ生活に踏み出すかもしれません。
とにかく10低として名をとどろかせたい。今はそんな気分です。
そしてなにより10低を受け入れてくれる妻や家族、少ない友人知人たちに感謝です。みなさんのおうちでもきっとこんな会話しているんでしょうね。
これからも10低をきわめるべく下へ下へと穴を掘っていきます。
そんなことを考えられるすてきな火曜日のひとときです。