誰がなんと言おうとサバパスタが好き
というわけで最近の私のトレンド料理は「サバパスタ」です。もともと青魚が好きで、パスタも好き。そんな二つが組み合わさればね、ああ、もうこれはね、、、最高としかいいようがありません。
パスタを多めの塩でどっかりと茹でて、フライパンにはみじん切りのニンニクとオリーブオイルを弱火で炒めます。
あとは水煮缶のサバを、しめじなど適当な野菜とともにさっと炒め、パスタと絡めてほんのり醤油をたらして完成です。お好みでレモンや小ネギなども。
在宅でひとりのお昼などはこればかりよく作っていて、あきることがありません。
思えば30代くらいからサバやイワシ、ニシンなど青魚が急に好きになって、お寿司も青魚ばかり食べるようになりました。
青魚を飲み込んで身体に浸透させるとバチっとした感覚になるというか、「ああ、なんだかいいものを食べたなあ」という五臓六腑を通じての満足感が半端ないのです。
なぜ青魚なのか、その理由はわかりません。が、
今のわたしにとっては理屈抜きに青魚を食べることが、生命をいただいているという感覚と直結しやすいからかもしれません。
思えば子どものころは祖父母から「命をいただいているんだから感謝して食べなさい」といわれたものです。
言われてフムフムと頭ではわかりつつも、そんな考えが深く長く根付くこともなく、、、大人になって肉や魚、野菜を食べて食物連鎖の頂点であぐらをかいていました。
「フハハハハ、わたしが王だ!生きとし生けるものをすべて喰らってやる。。」飽食の時代です。無意識にそんな傲慢な時代もあったでしょう。
でも青魚のおいしさに気がついてからは、食べるといつも身体がビシッと引き締まることで、生命の尊さにかすかながらも気がつくようになりました。
水の中を精一杯泳いできた青魚。そうした生命の尊さを取り込んでいる私たちです。いっさいを無碍にすることなく、自分自身も他人も大切にしようという思いが強くなりました。
今日もしっかりと生姜焼きを夕飯として食べる予定ですが、味わいながら食事を楽しんで、そのいただきものに感謝したいと思います。