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超級山岳Bach Ma山への挑戦、第二弾【ベトナム de ロードバイクLife vol.33】

Ryoma Maeda&Romantic Suicidersがライダースジャケットを着てるのを見てもらうとわかるように
基本的にはオレたちは走り屋です。
ただし、乗るのはチャリ!!!!
ベトナムでロードバイクLife vol.33です。

ダナンの北側、ハイヴァン峠を超えた先、ヒルクライムのラスボス!STRAVAの山岳カテゴリーでは超級!!のBach Ma山のヒルクライムに今年の5月挑戦しに行ったが、到着する前に、あっさり諦めて引き返した第一弾の挑戦。

それから約5ヶ月。その間にコロナの第二波でロックダウンなど色々ありましたが、ロックダウンも終わり、夏ももうすぐ終わりなので(ベトナムはまだまだ暑いけど・・)、改めてヒルクライムのラスボス!Bach Ma山へ再挑戦してみるかーと思い、早起きして朝6時頃出発。

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Bach Ma山頂までのルートは、片道約85km、獲得標高2,033メートル。帰りもそのままチャリなので、帰りの体力も残しておかないといけない。

つまり往復だと約170km, 獲得標高 4,066メートル、、、うーんなかなかオレにとっては簡単ではないコース。

心配なのは、帰りのハイヴァン峠の登りだ、、、

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まずは平坦の海沿いの道をひた走る。

早朝の海沿いの道は本当に気持ち良い。

そして、ハイヴァン峠のヒルクライム開始。まだまだ序盤なので疲れないようにちんたら、、ちんたら登る。(ちなみにハイヴァン峠は、距離約9km, 平均勾配5.4%, 獲得標高 498m。北側と南側で多少違うが、大体同じ)

7時前にハイヴァン峠あたりに到着し、登り始めたが、ほとんどのベトナム人のサイクリストはもう峠を下ってきてた。やはりベトナムは早起き文化だ、、、

ちんたら登っていたとしてもやはり疲れるものは疲れる。

ハヴァン峠、頂上付近。

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心の中の悪魔がささやく

「坂道走るのやっぱり疲れるでしょー、もう今日はこのくらいにして、もう帰ろうぜ、、」と、

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が、しかし、ここはまだ序盤で、

「まぁ、もう坂道登るのやめにしたくもないが、まだ大丈夫!」とオレの心の声に従い、悪魔の誘いは振り切り、ハイヴァン峠頂上を超え、先へ進む。

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そして順調に走っていたが、なが〜い直線道路。同じような景色の連続!正直飽きてきた、、

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そして悪魔が2回目の登場!そしてささやく

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「もうペダル回すの飽きただろーこのくらいにして引き返そうぜー」

確かに飽きた・・・、あまりに淡々とした道に飽きて、思わず、悪魔のささやきに合意しかけた、、、が!

「ここは、前回引き返したあたり。前回と同じでは、自分は何も成長してないってことじゃないか!」と自分の心の声に耳を傾け、なんとか気持ちを立て直し、先へ進む。

途中、トンネル回避の為、旧道使ったら、ちょっとした峠を通ることになり、また足を消耗、。。。

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そんなこんながありながらも、無事、Bach Ma山の入り口近くの街へ到着。

しかし、田舎の街ということもあり、小さい未舗装の道が複雑に入り組んでいる。

なんとなく、道は事前に頭に入れてきたが、正直よくわからん、、、未舗装の道走るのつらい、、、って状態。つまり迷子。

GOOGLE MAPで確認するが、スマホのネットが繋がらない状態だった為(チャージしてなかったオレのせいだが)オフラインのGOOGLE MAPで確認するが、細かい道が表示されない、、、マジで道わかんねー!という状態に・・・。

ここで3回目の悪魔のささやき

「前回よりBach Ma山へ、近付いたし、今回はもうこれくらいにして帰ろうぜ!」

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うん、うん、確かに、このまま未舗装の多いこの街の道をぐるぐる回って迷子状態で走ってもストレスたまるだけだし何も楽しくない。。。

オレは悪魔のささやきに合意し、今回はこれで引き返そうと思った。

が!!!その前に休憩がてら補給食としてもってきた月餅を食べる。甘い!!!

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月餅食べながらふと思った。GOOGLE MAPの経路検索機能使ってみたらどうだろうか??

ネットは繋がらないが、オフラインマップは使える。とりあえず現在地から、目的地をBach Ma山の山頂に設定し、検索したらあっさり経路が示された!!!!最初からそうすればよかったんじゃー??

というわけで、再度予定変更、Bach Ma山の入り口へ経路を確認しながら向かう!途中、未舗装だったり、ガタガタの道を進みながらもついに、Bach Ma山の入り口へ到着!!

が、ここで予想外のことに気付く。

Bach Ma山の入り口のゲートが閉まっている。そして近くにはチケットセンターの建物。

「あ、ここって有料だったんだー、、、」

いや誤解しないで欲しい、、別にお金がないわけではないし、数百円程度のお金を出したくないわけではない、、

ただ!!!いざ、登り始めると「距離約15km、平均勾配8%、獲得標高1255m」のBach Ma山です。登る前から、ちんたら走っても苦しむことがわかっている山へ

「なんでオレ、お金まで払ってわざわざ苦しいことしにいくんだろ??」

という素朴な疑問がふつふつと湧き上がってきた。人間は、やろうと思った瞬間にパッと行動しないと、やらなくてもいい理由を探し出す生き物らしい。

・サイコンの調子が悪くなった

・残り体力は50%。今登ったら、たぶん残り20%ぐらいになるだろう、そうなると帰りが大変・・・

・まだオレには早い挑戦・・・・

まぁそれが全て事実ではあるけど、全て言い訳であることもわかっている。

こんな時は都合よく「風が強く吹いている」の名言を脳内に借りてくる

強くなるには時間がかかる。終わりはないと言ってもいい。老人になってもジョギングやマラソンをするひとがいるように、長距離は一生をかけて取り組むに値する競技なんだ

そして「走るとは、何なのか・・・?その答えを探している・・・」と、哲学者気分になって哲学的なことを考えてみる。。。

あ、風が強く吹いているは陸上の話しだが、、ま、いいか!!!

というわけで、哲学者気分で自分を納得させ、

2回目の挑戦もBach Ma山、山頂へはたどり着けず、ダナンへ戻る。

とはいえ、距離 約140km、獲得標高1203m。ちんたら走ったとはいえ、それなりに疲れたけど。。。次回こそは・・・・3回目の正直!!たぶん・・

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