ダナンマラソン 42.195km完走なるか!?最終章【VN de ロードバイクLife vol.80】
ベトナム・ダナンでのロードバイク・MTBライフを綴る、
ベトナムでロードバイクLife vol.80です。
人生で一度は走ってみたいと思っていたフルマラソン。
ダナンマラソンが2022年は開催されると聞いて、サクっと申し込んだのが約4ヶ月前。
そして2022年3月20日、少し蒸し暑いその日、ついにフルマラソン挑戦の日がやってきた!!
というわけで当日までの日々を振り返る。
トレーニングの日々編
2021年11月中旬頃、まず退路を絶って(大げさ)エントリーしてからトレーニングを開始。
はっきり言ってフルマラソン走れる気がしない。が、できるかどうかわからない事をどうやればできるか作戦を考えて、実行する時はやっぱり楽しい。なんだか久々に感じるワクワク感。
目標はタイムにこだわらず、完走する事。しかし、各途中ポイントで制限時間もあるので、ある程度は走れる必要がある。
とりあえずYoutubeで「フルマラソン 完走 トレーニング」とかで検索して、数本見てなんとなくざっくりのトレーニングプランを立てる。
1. 最初は5kmとか短い距離をゆっくり走って基礎作り
2. ゆっくりでいいので距離伸ばす
3. 距離は短めでいいのでたまにインターバルトレーニング入れて、高負荷のトレーニング入れる
4. とりあえずハーフ、21kmを途中歩いてもいいので、体験する
5. 21kmをキロ6分半ぐらいのペースで歩かず、全部走れるようにする
プランはこれだけ。
1と2を11月-12月にやって、3と4を1月 - 2月 にやって、5を3月上旬に達成する。というプラン。
最初、距離伸ばしていくと、膝の痛みやスネの痛みを発症したが、またまたYoutubeで調べて、フォーム改善したり、靴変えたり、靴下変えたりしたら改善した。
ダナンマラソン前々日〜前日編
開催日前の1週間はほぼトレーニングは行わず、体を休める事にしていたが、前々日の朝、既に会場準備が始まっているスタート地点まで軽く走って気分を盛り上げる。
そして、3月19日土曜日の前日。レースキット(ゼッケンとか、記念品とか)ピックアップ。
とはいえ、スタートは明日の午前3時なので、感覚的には、土曜日の深夜で、当日って感じ。
なので、サクッとピックアップして、家でゆっくり休みたい。
が、ピックアップにはまずPCR検査をその場で受ける必要があるって事で、PCR検査。
それなりに混んでいて1時間ほど結果を待ち、無事「陰影」をゲットし、レースキットもゲット完了。
ちなみに会場は、協賛企業のブースがいくつかあり、ハイネケンがもらい放題、つまりビール飲み放題だった。
マラソン直前だったので、3本ほどもらい、家に持って帰った・・・(貧乏性)
ダナンマラソン当日編
会場までは家から車で数分なので、スタート直前でもまぁ間に合うが、一応、スタート3時間前ぐらいに起きて、スタート1時間前ぐらいには会場へ。
つまり、深夜3時スタートなので、午前0時ぐらいに起き、2時ぐらいには会場へ。
眠い・・・・。まだ人もまばら・・・・。
とにかく無駄に体力消耗しないように満月を見ながらボーッと暇をつぶす。
2時40分ぐらい、会場のステージにインストラクターみたいな人が出てきて、みんなでウォームアップしましょー的なことが始まる。
「同じ阿呆 なら踊らにゃ損々」という精神でとりあえず参加して一緒にやるが、思いの外、長い・・・。無駄に疲れたくないので途中で離脱。
そして終わったらスタート地点へみんな移動。
多分、参加者は例年ならもっと人多いんだろうが、まだコロナの影響あり、いつもより少ない(はず)。
スタート後も、全然混雑することなく、普通に走り始められた。
完走の為のレースプランは以下の通り。
21kmまではキロ6分半ペースで走る、その後はゆっくりでもいいので走れるとこまで走る。
以上、それだけ。
というわけで、スタート直後、いかにも走り慣れてるっぽい人3人組が丁度良いペースで走っており、その人たちをペーサーに付いていく。
同じような感じで3人組の後ろに10人ほどの集団を形成し、走っていたが、17kmぐらいのとこで、ややその集団からオレが遅れ出す。
無理して付いていく必要もないので、そこからは一人旅。
予定通り、21kmをキロ6分半ペース程度で走りきり、2周回目(フルマラソンはダナンの街をぐるっと2周回するコース)、ハーフをちゃんと歩かず走りきった安心感と、まだ後半分もあるのかーという絶望から、心折れ始める・・・。
そして、ついに、歩き始める。。。
前モモの筋肉に乳酸溜まってきているのを感じる。なかなか辛い。
しかし、途中ポイントの制限時間が怖い、とりあえず少し歩いて、走って、また歩いて、また走って、を繰り返す。
ボランティアの応援の子や補給スペースのスタッフらが応援してくれたり、他の選手に励まされたり、ありがたい。
そんな感じで30km地点を越えたあたり、最後のラスボス的な、ダナンの一番大きな橋(写真⤵︎は別の日に撮ったもの)Thuan Phuoc橋の登りへ、
Thuan Phuoc橋を越えたあたりで経過時間は3時間50分ぐらい。
ここで、「あ、これ残りほぼ歩いても制限時間内の完走いけるな」と感じ、精神的にだいぶ楽になって折れかけた心を立て直す。
だんだん、足の各所の痛みも出てきたが、幸い膝などの関節の痛みはないのでまぁ何とかなる。
走り出してから写真も全然撮ってなかったので一応、記念で撮っておく。
というわけで引き続き走ったり、歩いたりを繰り返しながら、体力の限界が近づいているのを感じる・・・そして残り1km。ゴール地点で待っていると言っていた家族にもそろそろ到着する旨をメールしておく、
そして、最後の給水ポイントでスタッフが励ましてくれる
「残り5km頑張ってー!!」
えー!!!!残り5km???っと思ったが、単にスタッフの勘違い、残り11kmであることは間違いなかった。
再度、心を立て直し、ゴールへ向かう。スタートから約5時間15分、ついに42.195kmのゴール!!!
感動で涙ちょちょ切れるかと思いきや、特にそんなことはなく、淡々と完走者の記念品をもらい、
そういえば、家族が「ゴールで待ってるから」と言っていたので、どこに居るんだろ〜と思い電話してみたら、、、、、、
まだ家に居ました。。。。
そして、ま、いいか・・・と、オレは無料のハイネケンをまた協賛ブースからもらってきて、ビール飲みながら、逆にオレがゴール付近で家族を待つことになるのでした・・・・。
フルマラソンを走ってわかったこと
それは・・・・・・
「踊る阿呆に見る阿呆♪同じ阿呆なら踊らにゃ損々」
ではまた来年も!走るかも?
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