敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい
敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい
聖書の言葉の中でも有名なものの一つですね。キリスト教は愛の宗教とも言われます。さらに言えば、すべてを愛し、敵すらも愛する愛です。それを最も端的に表した言葉なのではないでしょうか。
でもこれってそうそうできることではありません。自分の嫌いな人や自分のことを良く思っていない人に優しくするのはとても難しいことです。それでも、そうあろうと努力することに意味があると思います。
上司との折り合いが悪い、恋人との関係がうまくいっていない。多くの人が人間関係の悩みを持っていると思います。そんなとき、自分の方から相手に優しくしてあげれば、相手の態度も変わるかもしれません。こちらから笑顔で挨拶したり、小さなことにでも「ありがとう」と言ったり、ほんの少しの心がけで人間関係はよくなるはずです。
自分の嫌いな人や苦手な人にも優しくできるようになれば、そのような寛大な心を持った自分自身を肯定できるようになり、さらには相手の態度も良くなり、一石二鳥になるのではないでしょうか。そうした良い循環を生みだしていけば、人間関係の悩みはだいぶ減ると思います。
(『新約聖書』マタイによる福音書5・44)
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