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ブレインクリニックに行ってきました

久しぶりの更新な気がします

実はFacebookの方にも少し触れましたが、ブレインクリニック東京というところにお邪魔してきました

QEEG検査

QEEGという方法で脳波を測定し、その動きから発達障害の特性を見出すことが可能となっております
(うつなどの症状を見るためにも使われることがあります)
海外では結構行われているようで、日本でも一部のクリニック等で受診可能です
昔のMRI検査に近いイメージでしょうか

脳の動きを色の分布で可視化し、一般的な人との比較を行います
私の場合はやはりと言いますか、活発な部分とそうでない部分がはっきりと分かれていました

また、グラフより脳が活発に動きすぎていて疲れているような傾向もあったようです
脳が活発に動くことで恐らく自律神経の乱れにもつながっているのではないかと思っています
そのためか、最近は眠れない日も結構多かったので一度見てもらう流れになりました

ちなみに、傾向から見てグレーゾーンかどうかの判別は可能ですが、はっきとした診断はできないようです
以前の記事に取り上げた、MSPAやWAIS等の方法で医師から診断を受けることで初めてどういった症状なのかを診断してもらえます

TMS治療

また、ブレインクリニックさんではTMS治療という新たな治療方法も取り入れているようです

聞いたことのない人もいるかと思いますので、ブレインクリニックさんのHPより引用します

TMS(経頭蓋磁気刺激)治療とは、反復経頭蓋磁気刺激法(repetitive Transcranial Magnetic Stimulation)を略したもので、厳密にはrTMSと言います。
8の字コイルという特殊な刺激コイルを用いて、頭の外側から大脳を局所的に刺激して脳血流を増加させ、脳機能を正常な状態に戻すことが可能です。

こちらも海外では行われている治療方法で、主にうつなどの治療に使われることが多いようです
利点としては、薬物を使ったりするわけでないため副作用は一切ないため、安心して利用できるということです
ただし、18歳未満の人には推奨されていないようです

発達障害は治る?

ブレインクリニックさんでは、発達障害の治療にも使われているそうです
しかし、海外では治療としてのエビデンスは無いとされていることがあります(ただし、効果を低減できるなどの利点はあり)

東京横浜TMSクリニックさんのHPより引用します

こちらの論文では、ADHDについての非侵襲的脳刺激研究を網羅的に調査して評価したものになります。
TMS治療については4件が含まれており、1つの論文のみが右DLPFC高頻度刺激で不注意が改善されたと報告していますが、それ以外はハッキリとした効果がしめせていませんでした。
こちらの論文でも、rTMSは欧米でも商業的に行われていますが批判的に評価されていると記載されており、少なくとも現在の治療プロトコールでは、不注意などのADHD特性の改善は期待しづらいといえます。

個人的な見解としては、発達障害は先天的な特性のため、こういった治療方法で効果が改善するのは難しいと思っています
うつやパニック障害などの二次障害に関しては効果が出るという結果はあるため、こういった症状を回復させるといった使い方は有効でしょうか
また、治療も非常に高額(1回数千~2万程度、何度か通院する必要あり)なので、治療を行うためのハードルも高いように感じました

しかし、先生はどの方も親切丁寧に対応していただき、一人ひとりにしっかりと相談にも乗ってくれるので、そういった面では非常に良いクリニックでした!



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