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発達障害の自分にできるコト

知り合った発達障害持ちの人で、結構こういった人を見ます

  • 自分の得意なことがわからない

  • 自分の好きなことがわからない

  • 何を楽しみにすればいいのかわからない

これはある種仕方のないことかもしれません
好き嫌いは人それぞれ、得意苦手も人それぞれあります。

まずは自分の好きなコト、得意なコトを見つけたいですね

私の好きなコト

私の好きなことは

・「ゲーム」など頭を使うもの
・「設計」などものを作ること

です。
ゲームに関しては、物心がついた頃より遊んでいたというのもあり自然と好きになったのが大きいのかなと思っています

設計する対象については、大きくわけで2種類に分類できると思います
形があるもの」(有形物)または「形がないもの」(無形物)です

有形物は、簡単に言えば人工で作られているもの全て、建物や家具、機械・おもちゃ・食器など普段から目にすることがあるものですね
一方で無形物は、プログラムなどデジタルなものが該当します

以前の会社にいた頃の話

形のあるものは、図面を起こしてそれを基に組み立てられて製品となります。また、製品にはネジなどの多くの部品が用いられますね
私がCADで作図していた頃も、この部品の組み合わせで一つの「製品」を設計しておりました

最初は見様見真似で何のことかわからないまま設計しました
CADは職業訓練で覚えたスキルで、その他の設計については正直わからないことだらけでした。入った会社の人が誰もCADが触れない、まともな設計図が作れないので取引のあった設計会社に少し入って仕事をしておりました
(その会社でボロクソ言われたのはまた別の話ですが・・・)

大体数週間で設計・作図が完了し、あとは必要な部品を発注していきます
既製品の組み合わせでできるものもあれば、規格外のものは簡単なポンチ図を描いてそれをFAXで発注しました
ものが揃ったら、あとはそれを職人さんに託して組み立ててもらいます

もちろん、図面が間違ってたりおかしいところがあれば突っ込まれます
しかし職人さんの豊富な経験によりうまく解釈してくれて良いものを作ってもらうこともあります。職人さんには感謝しかありません!

自分の作成した図面よりできた製品を見た時、言葉では表現しきれない「感動」を感じました
たった数枚の図面より、目の前には綺麗に仕上がったオンリーワンの製品がそこにあります。それを見事に形にしてくれたことに達成感を感じました

また、この製品が実際の現場に据え付けられ、「設備の1つ」として並ぶことになります
そしてお客さんから感謝の言葉をいただくとやって良かったと本当に思えます。これが設計の醍醐味と言えます

プログラマーを目指していた頃の話

実は大学(専門)時代の頃と1年ほど前はプログラムにも挑戦しておりました
昔はHTMLから始まり、C言語・PHP・Pythonなど独自でやったこともあります
実際に仕事で使うことは叶いませんでしたが、就労移行支援ではそこそこ高い評価を得ていました
こちらもまぎれのない「設計」であり、手法こそ全然異なりますが客先の要望にあった「製品」を作成するという意味では同じだと思います
こう言った設計をやっていると時間を忘れてやってしまいます

私は好きなことが比較的早く見つかったのが不幸中の幸いだったのかもしれません
反面苦手なこともかなり多く、ASD独特の不器用さ・過敏に伴う仕事の環境が良くない箇所での仕事は全体的に苦手です
私はおんぶに抱っこな仕事のやり方は嫌なので就労移行の時も、仕事を選ぶ上でも自分で独自にやり方を決めてやっておりました

私が思うこと

こう言った考えは人それぞれあると思います
得意なこと、苦手なことはそれぞれありますし、勉強で言えば数学の点数がずば抜けて高い人もいれば国語の点数が高い人もいます
しかし、誰しも自分のわからないところで強みを持っている人だっています

有名なところで「のび太」ですね
彼は勉強・スポーツはからっきしダメですが、射撃の腕は宇宙一と言われ、あやとりも達人級という究極の凸凹人間ですw
社会に役立つかわからないところで飛び抜けた才能がある、見えないところで自分のスキルを活かしている部分があるかもしれません

それを見つけるためにも、たまには立ち止まって自分を見つめ直す時間を作るのもいいのではないでしょうか!
私が運営する自助グループ「ちどりの会」でもこう言った活動をどんどんしていこうと思っています!

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