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レッテルを貼られるということ

実際に言われたこと

私は昔、いろんなレッテルを貼られました
例えば・・・

「コミュニケーション能力が足りない」
「(仕事を)ど真剣にやれ」
「温室で育ったような生活をしている」
などなど

これらは、面接時や実際に働いた時に、言われたことです

コミュニケーションについては、最初はASDということがわからず、ひたすら面接を受けていた気がします。今考えると恥ずかしいことではありますが、その頃は「自分」について何もわからない時期でもあります
本来は、就職活動する前に自分をしっかりと見つめることが肝心ですが、就職しなければという「焦り」だからか、就活も雑に進めていました
ただ、コミュニケーション不足というのは間違っていないのですが・・・

後者は今考えると完全にレッテルを貼られていただけだと感じます
人が育つ環境は人それぞれです。確かに言われた人はかなり苦労を積まれていたみたいですが、私は違う意味で苦しい生活を強いられておりました。
生活に余裕がなく生きるか死ぬかという人生の方が苦しいのは間違いないですが、発達障害の人は見えない苦しさを背負っている人が多いのです

人に認められない苦しさ
一生懸命頑張っても成果が出ない
他の人と同じような仕事ができない

など、苦しさというのは人それぞれあります
ただ、私が(診断が出たのちに)ASDということを伝えると、納得したかのようにすんなりと受け入れられました
それは、以前「昔の職場にいた時の話」の記事のBさんも同様で、彼も一生懸命だったのです。しかし、「褒め合う会」を行なってBさんが素晴らしい文章を書くと評価は一転、社員から愛される存在になったわけです

短い時間で人を見るのは難しい

初めて出会った時の「第一印象」で大体の人間の印象は決まると言われています
しかし、面接などの限られた時間だけではその人の本質はわからず、関わっていくうちにその人の良いところ悪いところが見えてくるわけですね

正直、たかだか30分程度の面接で、その人の性格を全て見るのは難しい話です
そのためか、面接時はどうしても第一印象をよくすること、面接官を「おっ」と言わせる作品を見せるなどしないと難しいわけですね

そういう意味ではインターン等で実際に働いて、お互いのことを知る機会があれば、その人の本質、あるいはその会社の良し悪しが見えるわけで、ミスマッチの少ない出会いができるわけです

レッテル貼りの辛さ

発達障害の人は、他人からのレッテル貼りに苦しめられている人が多いと思います

「こいつおっちょこちょいだな」
「こいつは◯◯ができないからだめ」
だとか、ついつい口に出す人もいるかと思います

しかし、発達障害の人は真面目な人が多く、その言葉を間に受けてしまい傷ついてしまう。さらにミスが増えてもっと怒られて・・・と負のループに陥ってしまうこともあります

私が思うこと

発達障害を患っている人は特に、じっくり人を見ないとその人の「良さ」というものを感じ取られにくい傾向にあると思います。
確かにミスが多かったりドジってしまうことが多くても
この人は文句も言わずやってくれる」とか「この人はこういう観点で見てくれてるんだ」とかプラスの視点で見ると本来の良さがわかってくるのですね

どうしても無意識のうちに他人に対してあの人はこうだ、この人はこうだ、等決めつけてしまいがちですが、逆に相手の良いところを見つけるような人間の見方をしてはいかがでしょうか?


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