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執筆のノウハウ

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小説の書き方や心構えなど、クリエイターさん達の記事を集めています。
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#小説

読者の興味を引くには〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「読者の興味を引くには」です。 読者の興味を引くには読者の興味を引くのは簡単です。 単純に言うと、作品に「新しさ」があれば、読者は興味を引かれます。 すでに世の中には多くの作品があります。 いままであったような作品をいくら書いても、その中に埋もれるだけです。 ですから、どうせ作品を書くなら、ほんのちょっとでもいいので、既存作とは違う「新しさ」を入れる必要があります。 です

物語は構成が重要! 小説のプロット/文体が分かる記事10選|小説の書き方/コツがわかる記事まとめ【2020年版】|monokaki編集部

「monokaki」では小説の書き方、おもしろい小説を書くコツなど、頭の中でくしゃくしゃになった原稿用紙をふたたび開き、物語の「つづき」に取り組みたくなる記事を提供してきました。特別編として全六回に渡って小説を書く際のコツやテクニックがわかる記事をまとめたものを公開します。 前回の記事はこちら。 小説のプロットと構成、文体について勉強してみましょう。 プロットとは物語の構成を示した設計図です。ストーリーの要約となりますが、ストーリーとは別のものになります。プロットとは

手軽にできる文章練習法3つ〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「手軽にできる文章練習法3つ」です。 手軽にできる練習法小説の練習で一番効果が高いのは、なんと言っても新人賞に出すことですが、その他にもいろいろと文章の練習をしていました。 練習ばかりしても仕方がないとは言え、練習を習慣にすれば、少なくとも、毎日書いている状態を保てます。 練習よりも「毎日何か書く」ことの方が重要かもしれませんね。 今回は私がやっていた手軽な文章練習を3つご紹

おすすめの小説・創作関連お役立ちツール

はじめに こんにちは。ネット上で小説を投稿している雪月花『椿』です。五年前に活動を始め、全く書かない時期が多いですが、アマチュア小説家として執筆しています。  まだまだ未熟なところはありますが、そんな私が小説を書く上で使ってみてよかったなと感じているアプリやサイト、ツールをご紹介していきたいと思います。  (有料プランもありますが、無料で使えるものばかりです)。 執筆環境総合小説ツール Nola(基本無料)  小説を執筆するために必要なあらゆる機能が使えるサイトです。スマ

お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔前編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代でお届けするコラムです。 小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。 今回のテーマは「小説の表紙作り」。 特別な画像編集ソフトがなくても、自分の作品にあった表紙を簡単に作ることができるよう、表紙づくりに役立つツールやサービスをご紹介します。 例えばこのような表紙が作れるようになります! 執筆した作品の表紙づくりに悩んでいる方は、ぜひ参考に

お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔後編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代でお届けするコラムです。 小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。 今回のテーマは、前回に引き続き「小説の表紙作り」。ブラウザ上で表紙を作成できる「かんたん表紙メーカー」を使って、実際に表紙画像を作る方法を詳しく解説します。 また、表紙づくりに必要な素材の集め方や、デザイン・構図のアイデアの集め方についてのヒントもお届け。 執筆作品の表紙づ

書式は大事!~後編 Wordの功罪~

今回は、いまやデファクトスタンダードになったWordと、その他「書くためのツール」について。 私はWordがあまり好きではないので、必要最低限しか使いません。使い方に誤解があったらご指摘ください。 みんなWordで書く時代 デファクトスタンダードとは「事実上の標準」という意味です。  日本語で何かを書く、特に他の人とやり取りをする時には、ほとんどの人はMicrosoftのワードプロセッサソフト、Wordを使うのではないでしょうか。  応募原稿の要項でもそうです。  たとえば

小説を書くときの超基本

評論家東浩紀さんが主催されている『シラス』という配信サイトでチャンネルを持っています。 今日はその宣伝を兼ねて、とっても基本的なことをご紹介します。 何が書きたいのか これはもう、このnoteでも繰り返しお伝えしてきたことですね。  自分はなんのために書くのか。  自分だけが「書くことを楽しむ」のももちろんアリです。  けれど、他の人に読んでもらいたいのなら、少し工夫をしないといけないね、ということ。  いいキャラを思い付いたので、その活躍が書きたい。  いい関係性を思い

「表現力」って何ですか?|王谷 晶

はい、というわけで先月の宣告通り一年の半分が終わってしまったわけでございますが皆様いかがお過ごしでっか? 王谷晶である。 今年の上半期はとにかく全国、いやさ全世界的にいろいろなことが起こった。まだ収束していないウイルス問題、それに引っ張られるように各地で可視化された社会問題について、フィクション・ノンフィクション問わず大量のテキストが生み出されていくだろう。 こういう、大きなイシューについていろんな書き手が喧々諤々と作品を書いていくときに、諸君にぜひ注視してほしいポイント

「10PVより1反応」を大切に:小説投稿サイトで書くことには、大きな意義がある! |エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代で月1回お届けするコラムです。小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。 第2回目は、株式会社エブリスタ代表取締役の坂井が、「小説投稿サイトで書く意義」について、お届けします。 株式会社エブリスタ代表取締役の坂井です。 元々は読書好きで、高校生時代に小説投稿サイトと出会って以来、その可能性や魅力の虜になりました。 現在も、面白い作品が生まれ

投稿サイトにUPしている作品は応募可能ですか? とってもよくある問い合わせQ&A【ポプラ社小説新人賞への道】

こんにちは。 いつも読んでくださり、本当にありがとうございます。 好き勝手なことばかり書いてゴメン……と毎回思いながらも、書き手のみなさんにとって何が参考になるかわからないので、とにかく毎年の選考で思ったことや感じたことをどんどん書いています。 今回もなにか使えそうなところだけ持って帰ってください。 さて、ここまで 〇新人賞と応募原稿のマッチングミスをなくすためにできること 〇編集者が応募原稿を読むときに「重視しているところ」と「実は気にしないところ」 について触れてきま

編集者が応募原稿を読むときに「重視しているところ」と「実は気にしないところ」【ポプラ社小説新人賞への道】

小説家デビューの登竜門「新人賞」。 それぞれの新人賞には傾向がある、ということは前回の記事で触れましたが、賞に応募したら選考を突破していかないといけません。 選考方法は出版社や新人賞によって異なりますが、多くは一次選考・二次選考・最終選考と段階を踏んで選考していきます。 ポプラ社小説新人賞も一次選考・二次選考・三次選考・最終選考という過程があり、一次選考から編集者が全ての原稿に目を通しています。 なんでそんな細かく選考を分けるの?  まとめれば早いし便利じゃん。 たし

小説投稿サイト『エブリスタ』を1か月使ってみた感想

というわけで、小説投稿サイトめぐり第4弾。 今回は『エブリスタ』です。 DeNAとNTTドコモとの共同出資企業、株式会社エブリスタが提供しているとあって、大手の一角といってもいいでしょう。他の投稿サイト(Monogatary、カクヨム、NOVELDAYS)の感想はマガジンからどうぞ。 では総括からいきます。 めぐったサイトの中で一番こまやかでユーザビリティに優れている印象。「3行から参加できる」とうたった投稿コンテストが2週間に一回あり、小説の練習場所としても優れている

ライトノベルとライト文芸って何が違うの?

 進捗どうですか? マイストリート岡田です。  このnoteは、編プロ所属の編集者である岡田が、そのときそのときの思ったことを書き連ねていくやつです。  今回のテーマは、小説ジャンルの中でも目立っている分野である、  「ライトノベル」と「ライト文芸」の違いについて。  一言で言ってしまえば「書店の売り場(棚)が違う」です。ほぼイコールで「主要な想定読者層が違う」とも言えます。作り手側の都合です。  それから作り方もちょっと違います。ライト文芸はカバーにイラストを用いて