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おすすめの小説・創作関連お役立ちツール

はじめに

 こんにちは。ネット上で小説を投稿している雪月花『椿』です。五年前に活動を始め、全く書かない時期が多いですが、アマチュア小説家として執筆しています。
 まだまだ未熟なところはありますが、そんな私が小説を書く上で使ってみてよかったなと感じているアプリやサイト、ツールをご紹介していきたいと思います。
 (有料プランもありますが、無料で使えるものばかりです)。

執筆環境

総合小説ツール Nola(基本無料)

 小説を執筆するために必要なあらゆる機能が使えるサイトです。スマホアプリもあり、同期ができます。これは重要なポイントで、パソコンでもスマホでも執筆ができるので場所を選ばないということです。いつもでどこでも執筆ができます。

 作品管理から執筆、プロット、登場人物、世界観設定、相関図、時系列と盛りだくさんの機能がこのNolaに詰まっています。機能は随時更新・追加されます。Nolaさえあれば、小説を書くのに不便を感じることはないでしょう。

 Nolaプレミアムになると、より自由に執筆ができるようになります。
 月額330円とお財布に優しいので、執筆環境を充実させたい方は検討してみてもいいかもしれません。正直一番おすすめのツールです。


文章に自信がない作家におすすめ! idraft by goo(基本無料)

 goo辞書が出しているメモアプリで、入力しながら辞書を引いたり、校正ができる優れものです。会員登録をすれば同期ができます。
 特にスマホ作家さんにおすすめです。

 皆さんは執筆している途中に「この言葉の意味・使い方あってるっけ?」
「この文章は日本語的に正しいのかな?」と疑問に思ったり、自信がなかったりしませんか。このアプリはその疑問や不安をすぐに解消してくれるものです。編集画面に専用のボタンがあり、すぐ辞書を引く・校正を行えます。

 注意したいのがスマホ・PCどちらでも使えますが、PCはプレミアムプランのみです。バックアップもプレミアムプランのみの提供なので、別のアプリに保存しておかなければなりません。
 料金は月額480円なので安心してください。


最強の軽さ! Mery(無料)


 パソコンで執筆している私ですが、悩んでいたのがとにかくCPUの性能が悪いこと。立ち上げるのだけで数分かかってしまうほどのスペックの低いパソコンを今も使っているのですが、そこで当時救われたのがMeryでした。

 特徴はとにかく軽いです。アプリの起動にイライラすることなく本当にすぐ開きます。全く設定をいじったことがないのでわかりませんが、シンプルで使いやすいです。
 「パソコンで執筆したいけれど、エディターをどれにしたらいいのかわからない」という方におすすめです。


一人でも使える作業通話アプリ mocri(基本無料)


 さぼりがちな執筆を誰かと一緒に進められるアプリです。Twitterアカウントでも登録ができます。Twitterアカウントを使用すれば、友達申請をして相互さんとも通話ができますよ(どちらもアプリを入れていることが必須)。通話の場所となる「ルーム」も自由に作成でき、メンバーやパスワードなども決められます。「集中モード」で話しながら作業できない物書きにも使えます。

 最近になって追加されたのが「みんなのフリースペース」機能。
 「誰かと一緒に作業したいけれど、誰もいない……」ということはなくなり、その名の通り誰でも入ることのできるルームです。通話はなく交流はできませんが、どこかにいる誰かと一緒に作業することができます。自然にやる気が出て、執筆ペースも上がります。

 より快適に利用したい場合は月額500円のプレミアムプランに入りましょう。スタンプの使用や読み上げをしてくれますよ。



進捗管理ツール Qovo(基本無料)


 イベントに向けて執筆を始めたものの、どう計画的に進めればいいか分からない方におすすめです。執筆のほかにも、勉強など目標があるものになら使えます。

 使い方としては「プロジェクト」から名前を付けてプロジェクトを新規作成します。すると、「ボード」が「TODO」「作業中」「完了」の三つの欄に分かれていると思います。それぞれの+ボタンから「原稿作成」「入稿」などの項目を追加して、進捗に合わせて欄を移動させていきます。締め切りも設定できるので、忘れることなく作業ができますよ。

 「タイムライン」で進捗状況をグラフで可視化でき、「レポート」でより詳しく分析ができます(「レポート」のバーンダウンチャートについては私にはよく分かりません)。メンバーを追加することもできるので、複数人が関わる合同誌の進捗管理にも便利です。

 個人的に嬉しいのは「ポロドーロ」という機能。「作業中」にあるオレンジ色の時計を押すと始まります。
 mocriでいう「集中モード」のことで、自由に時間設定ができ、達成するとポロドーロ(イタリア語でいうトマト)が増えていくものです。途中で中断してしまうともらえないので注意してください。どんどん作業が進みます。作業した記録はホーム画面で確認ができます。

 月額550円のプレミアムプランもありますので、「計画的」が苦手な方、作業を楽しく行いたい方は入るといいかもしれません。



ネタ作り

発想のノート Qoso(基本無料)


 先ほど紹介したQovoの姉妹サービスで、思い付いたネタや物語を書き留めておけるものです。頭の中がネタでいっぱいな人におすすめです。

  「登場人物」からテキストが入力できる「ノート」、「マインドマップ」「タイムライン」「単語集」など創作をするうえで必要なものがそろっています。「プロットだけではなく、世界観や登場人物の細かい設定も残しておきたい!」ということを叶えてくれます。
 テンプレートもあるので、細部まで作り込む方はQosoを使って執筆した方がいいですね。
 Qovoと同じく、執筆以外でも使えます。漫画やゲームを作る人に特におすすめ。

 有料プランが二つありますが、月額550円のPROが断然入るべきです。発想というのは生まれ始めると止まらないので60アイテムじゃ全然足りません。「ガンガン使いたい!」という方は今すぐに加入しましょう。



困った時のテーマ決め 閃け!ひらめくん(無料)


 このスマホアプリは、悩みがち・マンネリしがちなテーマ決めを助けてくれるものです。まず目的を選びます。タップするとランダムに言葉が並べられ、スワイプすることで別の候補が出てきます。上下の組み合わせで思い付いた話を入力していくと保存されます。発想力トレーニングにもいいです。

 「小説を書きたいけど、テーマが決まらない……」というあなた、今すぐに利用してみては?


職業の参考 キャリアガーデン(職業情報サイト)


 創作関係のサイトではないのですが、とても参考になったので紹介します。様々な職業の情報が掲載されているサイトです。ひとつひとつ細かく情報が載っていて単純に仕事探しに役に立ちそうです。

 私が一番参考になったのは、その職業の一日を書いてくれていること。なってみなければ分からない一日のスケジュールを簡単に紹介してくれているので、プロットを書くときにすごく助かります。
 
 「このサイトを読めば完璧に職業を理解した!」なんてことにはなりませんが、本を買うほど余裕がない方は頼るといいですよ。




作品にする

画像化して文章を華やかにする SS名刺メーカー(ウェブサイト)


 入力した文章を画像化してくれるサイトです。有名なので知っている方も多いのではないでしょうか。SNSに投稿する際におすすめです。

 SS(ショートショート)を投稿するときに、ただツイートに打ち込むだけではつまらない。そんな時に役立ちます。文章を入力して、好きなレイアウト・画像・フォントなどを設定すると、あっという間に理想の作品画像が完成します。

 「文庫ページメーカー」もあるので長い文章にも対応できます。
 視覚情報はとても大事です。読んでもらえる機会を増やしたい方はぜひ試してみてください。



おまけ

執筆力レベルアップ! 即興小説トレーニング(ウェブサービス)


 制限時間の間でランダムに与えられたお題を書いていくという自分を追い込んで練習することができるサイトです。制限時間が過ぎれば、強制的に終了です。時間との勝負です。
 私もやりましたが、本当に大変です。常に焦ってます。物語を完結させようと時間を見ながら計算して書きました。終わった後は強烈な疲労感と大きな達成感を得られます。

 「とにかく書けるようになりたい」「練習がしたい!」という気持ちが強い方はチャレンジしてみましょう。



最後に

 いかがだったでしょうか。
 私なりに重宝している・利用したことがあるツールやサイトをピックアップしてみましたが、参考になれば幸いです。これらのツールを活用していくことで執筆が楽しくなったり、便利になったりいいことがたくさんあるのでぜひ使ってみてください。 
 また、似たような記事を書こうかなと考えているのでお楽しみに。

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