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2022年6月のベストソング

だんだんと現在に追いついてきてる。。今回は6月。
6月は個人的なツボに刺さってくる楽曲が多くてとても嬉しい。

では、早速。

1.たましいの居場所/マカロニえんぴつ

今の音楽シーンのなかでもかなり強いインパクトを残す存在となってきているマカロニえんぴつの最新曲。
悲しみや絶望感と向き合いながらも、今を生きていくすべての人に寄り添ってくれるような楽曲である。
マカえんは変化球のような楽曲も平気で世に出してしまうくらい多彩なアーティストではあるが、最後には必ずこのような楽曲に戻りたくなる。ある意味ホームのような楽曲であるのかもしれない。

2.Virtual Castle/Dios

元々ソロで活動を行っていた3人が、その並外れた能力を結集させたバンド、それがDiosである。
どの楽曲を聴いてもその揃った足並みに驚いてしまう。
この楽曲は、彼らが結成してから初めてリリースしたアルバム『Castle』のなかでも、ひときわ異彩を放っている楽曲である。
小さな箱のなかで演奏すればクラブのような雰囲気になるし、大型フェスなどで演奏すれば、会場中を魅了してしまうくらいの破壊力を放つのではないだろうか。

3.ながれ/シンダサカナノメ

見つけてしまった。そんな優越感に浸ってしまうくらい期待しかない新人バンドの一曲。
柔らかく素朴に歌い上げるボーカルと、ギターを基調としたシンプルかつ心地の良いサウンドが染みる。
緩急もかなり意識されていて、一曲通して余すことなく楽しむことができるナンバーである。

4.水槽/Alcal Call

東京発の3ピースバンド。叙情的に奏でられるオルタナロックが魅力的である。
The Cabsなどを彷彿とさせるようなポストロックの雰囲気を感じつつも、透き通ったボーカルと水面を揺らめくようなギターの音色を基調としたサウンドは、Alcal Callにしか出すことのできない持ち味である。
歪んだギターの音やシャウトなども綺麗にまとめ上げており、ただならぬ能力の高さを感じる。

5.ブルーアンビエンス/Mrs. GREEN APPLE

7月のミニアルバム発売に向けて続々と新曲をリリースしてきたMrs. GREEN APPLE。
「ブルーアンビエンス」は、asmiさんをフィーチャリングし、恋に揺れ動く若者の心境を歌っている。
軽やかなふたりのボーカリストの歌声はもちろん、技巧的なギターのサウンドも楽曲に華を添えている。

6.君の歯ブラシ/マハラージャン

「天才」だとか「ハイセンス」だとかの台詞が蔓延している音楽シーンではあるが、本当にこの言葉が似合うのはこのアーティストであると思っている。
マハラージャン。おしゃれな横揺れサウンドを身に纏いながら、ネタ曲か?と言わんばかりの歌詞をぶつけてくるという唯一無二の道を歩む男である。
「君の歯ブラシ」は特に、キャッチーなサビのメロディーに対し、歌詞の面白さと多少の気持ち悪さが共存している。
しかしサウンドはどっしりとしたベースを中心とした本格サウンドだから、そのギャップに惹かれてしまうのである。

7.ここにいるよ/クジラ夜の街

イントロの疾走感あるベースから広がっていく壮大な物語。
目には見えないけれどもわたしは側にいるという、クジラなりのラブソングである。
彼らの楽曲のなかでもテンポが速く、キャッチ―な仕上がりになっている。毎回感じるが、このバンドはキーボードの音色の取り入れ方がとても上手く、独特な世界観を絶妙に演出している。

8.青/BLUE ENCOUNT

熱い言葉を疾走感ある爽やかなサウンドに乗せて届けるBLUE ENCOUNTの最新曲。最近の楽曲のなかでも、彼ららしいという言葉が一番似合うのではないだろうか。
改めて歌詞をよく見てみると、バンドの大きな変化を目前にしての彼らの軌跡と決意がこの4分間に凝縮されている。
ライブで演奏すれば必ず聴衆の心を惹きつけることが確信できるような一曲である。

9.セミダブル/OKOJO

2018年に結成された3人組バンドの新曲。
とにかくこのバンドは楽曲の振れ幅が広い。ポップに振り切ったナンバーも、バラードも、くすっとしてしまうような楽曲までもOKOJO色に染め上げながらやってのけてしまう。
この「セミダブル」は、シンコペーションが効いたお洒落なギターの音と、方言混じりの独特な言い回しが味を出している。
このバンドがこれからどのような曲をリリースしてくれるのか、期待値が高まっている。

10.優しさに溢れた世界で/Saucy Dog

最後に紹介するのは、今のJ-ROCKシーンでとびきりの存在感を見せているサウシーの新曲。
失恋ソングなど、過去を回顧するような曲に定評がある彼らではあるが、この楽曲はしっかりと前を見据え、少しづつでもいいから進んでいこうという気概を感じることができる。

これは余談ではあるが、サウシーのライブでのMCはなんだかほわほわしていて、見た後にまろやかな幸せを感じることができる。優しさに溢れた世界を体現しているようなバンドだな~とつくづく思う。


おわりに

界隈でかなり名を馳せているようなアーティストから、チャンネル登録者数が3桁くらいの新人バンドまで幅広く紹介することができてとても嬉しいです。書いてて楽しい。。

ではまた!


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