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医療だけではみえないものをみつけていく【日本医療デザインセンター勉強会 看護師カメラマンの想い】

グラレコ前

マイナスからゼロにするのが医療だ

そんな言葉を聞いたことがあります。
確かにその通りだと思います。
でも、病気はなくならず、マイナスのままな事もあるのが人間の体の困ったところ。

ただ、病気になったり、障害を負った人たちが再び歩き出していけるように、そこからプラスに転じる事もあるのだと、私は思っています。

そんな時に背中を押してくれるのは、医療ではない何かということも、大いにあって。
医療職の私としては医療ではない何かに救われるという事実に打ちのめされる事もあるけれど、目の前の人が幸せになることがやっぱり私も嬉しい。

そんな思いが医療+αなのかもしれません。

半径1.5メートルの人の笑顔を守ために、カメラを構えるユミさんの医療にカメラを取り入れる理由や、取り入れていった先に感じた事は、医療を十分に提供することが私たちの使命であるというあたり前の考えにノックをしてくれました。

私も、PTでありつつもグラレコの手法をとっているのは、難しいことをわかりやすくしていきたいから。

先輩に怒られすぎて自分のリハに自信がなくなって、勉強をする気持ちも全然湧いてこなかった昔の自分

お医者さんが言ったことがわからなくて、つっけんどんな先生かだら聞き返すことも出来なくて、今の治療で大丈夫かと不安になった母親としての自分

医療の正しさは時に優しさをどこかに置いていくような気がします。
その間を埋めていくのが、看護師カメラマンのユミさんの視点なのではないでしょうか。

デザイン的な解説は医療デザインセンターの方にお任せして、私はこの優しさ溢れる視点をグラレコでお伝えできればと思います。

本日のグラレコ

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