見出し画像

SDGsとナチュラルワイン

ナチュラルワインは今、たしかに流行っている。

ユニークなエチケットや、濁っていり見たことない色だったりする特異な外観

そして時に不思議さを感じる味わいが魅力の一つなのだろう。


飲み手、私の立場から見たらお客様は勿論そうであって良くて

その自由度が楽しい。

全然、良いんじゃない。


けれども、提供側である私たちは、そうであってはいけないと思う。


では、なぜ? 私たちは強くナチュラルワインを薦めるのか?

それは、流行りでは無くワインを、そして世界を愛するならば

至極自然な流れだと思う。



少し、蛇足的に説明。

画像1

上記は、日本におけるワインの歴史をまとめられた資料である。

大手メーカーさんの作成した資料を引用させて頂いたが

実はここのメーカーさんの関連会社は、日本で初のワインの会社である。


日本におけるワイン市場は

随時訪れるワインブームとともに発達してきた。


たまに言う

「おじさん達って、フルボディのカベルネ・ソーヴィニヨンが好きよね」

と言うのは、第4次ワインブーム(1990年頃)が影響していると思う。


例えば1990年、30歳だった方々は今60歳。

30歳と言えばエネルギー溢れる働き盛りな年だが

残念ながら所得はまだ、そんなに多くない。

自由に使えるお金が出来てきたら、自由に飲みたい!

彼らにとって憧れのワインがきっと

「フルボディのカベルネ・ソーヴィニヨン」だったのだと思う。

ボルドーないし、ナパ・ヴァレーしかり。



本筋に戻る。

第7次ワインブーム、今からおよそ10年前は、低価格輸入ワインが人気だった。

でもそれは、自然には寄り添っていなかった。


そうして生まれた、ものが溢れる現代。

そして今、昔ながらの良さに立ち返ろう。


衣食住への関心と同じように、ワインも「少しでも質の良い物」をと

感性に共鳴するのがナチュラルワイン。

そして自然に寄り添った、優しい製法で生まれるナチュラルワイン。


たぶん無印良品好きな方は、ナチュラルワイン好きなはず、笑



今、世界の合言葉はSDGs。

画像2



世界を見てみよう。

世界を牽引する有名なレストランnoma.


2020年、彼らは「今は、地域の人と共に癒しあえるような場所にしたい」と

高級な設えの店内レストランではなく

店の庭でナチュラルワインとハンバーガーのお店をやっていた。


それ位、世界は今、ナチュラルワインに向いている。

流行りではなく、共感

それが今、世界が求めていること。

ナチュラルワインには優しさがある。



きっと数年後、第8次ワインブームはナチュラルワインだった。

そう言われる日が来ると確信している。


ブームと言えば聞こえは悪いけど

そうやって長年、ワインは人々に愛されてきた。



ワインを愛する皆さんには、今こそ世界を知ることと同じく

ナチュラルワインを知って、飲んで頂きたいのです。


そして私たちは、ブームで終わらず

ナチュラルワインを末永く愛してくれる人が増えるように

本当の魅力を伝える活動を、今後も取り組んでいきます。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?