夢が叶わないのは、”夢”ばかり見てるから。夢を現実にするための解像度をあげるには、お金の知識が必要だった
30歳になったら、人生がもう少し落ち着くと思っていた。
一生やっていく仕事を見つけて、生涯のパートナーと家庭を築いて。「自分が何者か」になんて悩む必要もなくて。
しかし29歳になった今、実際は、良く言えば「やりたいことがいっぱい」で、悪く言えば「叶えてない夢がいっぱいある」といったところだろうか。もちろん、自分の仕事は好きだけれど、一生この仕事をやっていくかはわからないし。恋人はいるけど、一生一緒かはわからないし。自分が何者かなんていうことは、どうでもよくなってしまった。
ただ、悩みの一つひとつに少しずつ重みを感じるようになったことに、歳を重ねている実感を持つようにはなっている。昔は高いアクセサリーを買おうかと話していたあの子は今や、家を買うか迷っていたりするし、習い事を始める資金を貯めようとしていた友人は、子育て費用を貯めようとしている。私はいまだ家も家庭も持つつもりはなく、両方手に入れた自分も想像できないし、それらは両方 “いつか”自分が買う予定のものだけれど。
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悩みが人生を左右するトピックに偏ってきたのに伴って、増えてきたのがお金の話題だ。とはいえ私は大学で経営学を専攻していて、iDecoやNISAも20代中盤からはじめていたので、お金の知識はある方だと思っていた。
だからこそ、友人である横川楓さんに「私も講師を務める講座を受けてみませんか?」と言われた時には、「でも私、株式投資もしていてお金の知識は割とあるし、マネースクールで教えてもらう内容は、ある程度知ってるかも」と答えたのである。
だけど、「iDecoやNISAもすでに実践しているのは偉い!でも、お金の知識って、それだけじゃない。税金とか、家計管理とか、利用できる国の制度のことわかってる?」と楓さんは私に返答した。
小さい頃から、新しいものを手に入れるのは好きだけど、持っているものを大事にするのは苦手だったことを思い出した。確かに “攻め” のお金の知識だけ実践して知った気でいたけれど、既存のお金を管理したり、権利として行使できる国や地域の補助のことは全然知らない。
「お金のこと、もっと知ってみたいかも」
思っていたより、お金の知識は広くて、私達の生活のすぐそばにあったのだ。私ははじめて、お金の講座を受けてみることにした。
SHEmoneyは、「かっこいい女たち」でできている
SHEは、これまでイベントに参加したこともあるし、働いている人にも何度もお会いしたことがある、関わりの深い会社だ。しかし、関わるたびに毎回、その前向きなパワーに圧倒される。今回のSHEmoneyも例外ではなかった。SHEmoneyに入ってみて、やっぱり最初に感じたのは「かっこいい女性たちがつくってるマネースクールなんだな」ということだったからだ。
圧倒的網羅性のある資料を作った、講師の女性たち
SHEmoneyの講座は、複数のお金のプロフェッショナルが制作したものだそうだ。私の友人の横川楓さんもその一人。彼女が本格的に始まる前から、講座を監修する話を聞いていたが、”寝る時間も惜しんで、いいものをつくるために”本当に力を入れて仕事をしていたのを覚えている。
実際に受講してみると、改めて講座の豊富さと領域の網羅性にびっくりした。家計簿の付け方から始まり(アナログな方法だけでなく家計簿アプリの使い方や、続けるためのマインド設計も教えてくれる)、インフレ・デフレの意味など基礎的な知識、債券と金利の関係という意外と理解していない仕組み、独立・結婚・出産の時に使える制度、株式投資は「ファンダメンタルズ分析とは何か」や、REITの格付けについての説明まで取り扱っている。すごい。
近年の若者の株式投資ブームで、S&P500だとか、株式の銘柄を知っている人は増えたかもしれないが、そういう人も意外と経済のマクロな仕組みを知らないことも多い。なんとなく株式投資は始めているけれど、世の中の動きと株価の関係性がわかっていないという人は、足元の知識を固めるために再度株式投資についても勉強しても良いかもしれない。不安定な情勢が世界を襲う時、結局必要なのは経済の基礎知識だったりする。
そして、講座が「ライフプラン」や「結婚・出産のための知識」「独立のための知識」で分かれているので、株式投資だけでなく、自分の人生とお金の知識を紐付けて既存のお金をうまく使う方法を考えられるのも素敵だ。まさに、攻め(お金を賢く稼ぐ)と守り(お金を賢く節約する)、攻守ともに充実した教材が揃っている。
マネースクールへの偏見を変えてくれた、SHEmoneyブランド責任者のまつまりさんの熱量
さらに、実際SHEmoneyに入ってみてからも、エネルギッシュな女性に沢山出会うことが出来た。マネースクールの学校というと、どこかクールな人が多いという偏見がある。だからこそ、特にSHEmoneyのブランド責任者であるまつまりさんに会った時には、その熱量にびっくりしてしまった。
まつまりさん自身も3年前から、お金の勉強をするために試行錯誤しながら、「とにかく大量にインプットした」そうだが、中には特定の金融商品の購入を促す講座もあり、そもそもそういった講座が自分に必要か見分けるための教育の不足について課題感を抱いたという。
お金のことを少し知っている人なら、これも “あるある”なのではないだろうか。基本的な金融の知識の教育が無いために、世の中には沢山の「お金に詳しい民間人」がいるけれど、その多くは偏った知識や、特定の金融商品への勧誘を仕掛けてくるケースが非常に多い(と私は思っている)。世の中には、なかなか「偏りのない金融知識を教えてくれるマネースクール」がないのだ。少しでも油断すると、詐欺のような商品を購入させられたり、偏った金融知識を教えられたりする。そういった意味でも、マネースクールには正直良い印象はなかった。
そのために、最初SHEmoneyに入った時にはすこしいじわるな気持ちで資料を見てみたのだが、保険も「まずは公的保険で」、株式も「余剰資金でやろう」など、現実的なプランを教えてくれており、驚いた。これほどにフラットな視点でお金の知識を教えてくれるマネースクールはなかなかない。それは、金融商品を売る会社ではなく、女性たちの未来を応援する会社であるSHEが運営するマネースクールだからこそだろう。さらに、「お金の正しい知識をつけたい」と自身も思っていた一人の女性が立ち上げた事業だからこそだとも思う。
日常的に、「推し活する人のためのお金管理術」や「確定申告講座」など、季節柄に合わせた講義も随時追加されるし、Slackで日々メッセージが届く。さらに、一ヶ月に一度、進捗を共有するコーチングまである。私達が、すぐに勉強に飽きてしまうずぼらであることも、SHEのみなさんにはお見通しなのだ。
「”豊かな人生”ってなんですか?」から寄り添ってくれたコーチのみなさん
最後に、他のマネースクールとの違いを圧倒的に感じさせてくれたコーチの皆さんのこともお話したい。SHEmoneyに入って最初に「良さを理解するためにすべきことはありますか」と聞くと、「まずはコーチングを受けてください」と言われた。
「コーチング??マネースクールに…?一体どうして…」
正直そう思ったが、コーチングを受けて改めて、SHEがマネースクールをやる意味について理解した。現に以前からSHEコミュニティに入っていた人も、一緒にコーチングを受けたのだが、最後に「SHEがマネースクール?と思っていたけど、改めてSHEらしい講座だなと感じました」と話していたのである。
コーチングでは、「あなたにとっての豊かさとは」「お金を使ってどんな人生にしたいのか」を問われる。そして、聞き上手なコーチの方々の質問によって、その考えを深めることになる。毎年新年には目標を立てるくらい真面目な私でも、意外とぼんやりお金を貯めようとしているだけで、お金があったとしてどんな人生を送りたくて、実際それを実現させるためにどんなお金が必要か考えていなかったことを改めて考えさせられた。自分が本当に目指したい未来を一緒に探し当てるような感覚だった。
SHEmoneyは、「動画で学べるお金の学校」というには不足があり、その前段階に「自分にとっての『豊かな人生』を考え直す場」としても機能していると感じた。
SHEは、女性の “人生の伴走者になる”ことを目指して運営されているコミュニティだ。ただの、動画で知識を学べるサブスクではない。その言葉のとおり、SHEで学ぶ人は、とにかくSHEでの活動に「熱狂」しているイメージがあり、その熱狂の正体とは一体何なのかと思っていたが、知識だけでなく、知識を身に着けたその先の未来を一緒に見つけ出し、走り出してくれるところに、熱狂が生まれる理由があったのだと思わされた。
私がSHEmoneyに入った感想&良さそうな活用法
つらつらとSHEmoneyをつくりあげている人たちへの愛を語ってしまったが、改めてSHEmoneyに入った感想と、良さそうな活用法を簡潔に書いていきたいと思う。
SHEmoneyを体験した感想
私の中で変わったこと
その他、TA(ティーチング・アシスタント)の方に聞いた実際受講している人の成功事例
良さそうな活用法
夢を具体に落とす時、お金のことを私たちは必ず考える
今回、お金について改めて体系的に学んだことで、自分が歩んでいきたい未来についてより解像度が上がったような気がする。
やりたいことが溢れるほどに存在し、叶えてない夢が沢山ある人生はワクワクする。けれど、ただただ、やりたいことがやりたいことのまま叶わずに終わってしまう時、だいたいそれは未来に対する解像度が足りないのだ。
望んだ未来を獲得するために、夢を夢で終わらせず、実現させるための術を詳しく考えること。それにはお金について思いを馳せることが欠かせない。
お金について考えることは、自分の未来の解像度を上げることだと改めて感じた。「やりたいことはあるし、さんざん自分と向き合っているけれど、なかなか自分が実現できるイメージがわかない」という人は、夢に近づく現実を積み重ねるために、必要なのはお金の知識かもしれない。