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春、別れの季節

今日は、03月31日です。今日で2020年度が終わります。明日から新しい年度の始まりです。年度が変わるということで、異動、退職、定年があり、今週はそのあいさつが続いています。

異動される方にあいさつ

あいさつは、この状況なのでZoomや電話、メールがほとんどです。しかし、中にはどうしてもお会いしたい人もいます。昨日、ほんの少しだけ会いに行って来ました。その方は、隣の区に異動します

隣の区に異動するだけです。車で行けばすぐそばです。また、同じ区にいたからといって、日常的に交流があったわけではありません。それなのに「異動」と聞くと急に会いたくなりました

異動の経験がありません

私は、異動をしたことがありません。障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。今は、理事長です。しかし、以前は現場の支援者でした。そのころから異動の経験がありません。そのため異動の辛さを知りません。反対に、少し異動にあこがれています

私が就職した事業所は、小規模作業所(地域作業所)と呼ばれる事業所です。利用者が10名、支援者が2名のこじんまりした事業所です。異動する部署がありません。

働いて2年目に、所長になりました。私の前から働いていた所長が退職したためです。その後、利用者の増加や支援内容の多様化に伴い、いくつか新しい事業所を作りました。その都度、その事業所の応援に行きました。だからといって本来の業務がなくなったわけではありません。ただ増えただけです。

まだ、私も若かったので、無理ができました。また「ブラック企業」などという言葉ができる前のことです。宿泊勤務をしたのち、管理者業務の事務仕事は普通でした。時間外手当も十分に保障されていないころでした。

それから法人になって15年です。異動、というより流れで今の職についています。

異動の苦労がわからず…

異動ばかりの職種は大変だと思います。異動できない立場の私にはその苦労はわかりません。そのため、以前は、勝手だなぁ、と思っていました。

たとえば、行政職員と一緒に仕事をしていて、行政職員は、そのプロジェクトの途中で異動することがあります。準備会を立ち上げた翌年に異動になることもありました。変わらないのは私たち事業所の関係者だけです。プロジェクトの中には異動が原因で「3歩進んで2歩さがる」そんなこともありました。

それも考え方を変えれば、プラスになります。新しい人がやって来て、前からいる人はプロジェクトを言葉で説明します。そうすることで、あらためて自分たちのプロジェクトを見直すことができます。また新鮮な意見を聞くことができます。だから「3歩進んで2歩さがる」でちょうどいいのかなぁ、最近はそんなふうに思えるようになってきました。

定年退職後の思い

私は、あと9年で定年です。巷では、定年を70歳にしようという動きがあります。ドキドキしています。私は、65歳で定年をしてリセットする、それが一つの楽しみでもあります。

異動される方、退職される方、定年を迎えられた方、ひとまずお疲れさまでした。お世話になりました。また新しいステージでご活躍ください。

数年前の年度末、ラジオから素敵な曲が流れてきました。調べたら、ご本人がYouTubeにアップしていました。よろしければお聞きください。



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