見出し画像

これはある種の健康診断:iitoco!!アドベントカレンダー2021

これはある種の健康診断だと捉えています。
界隈、師走の恒例行事、iitoco!!アドベントカレンダー2021
2017年のスタートから5年連続の参加となります。
素敵な打席をありがとうございます。

生きるとは自己紹介をし続けることかもしれません。
こんにちは、石田諒(いしだりょう)です。
1986年9月生まれの35歳。
東京都世田谷区出身、2016年4月より長野県佐久市在住。
2019年4月に結婚し、妻と二人暮らし。
現在は「映像・写真作家/文筆家」として存在しています。
あなたの身近にある、あんなビジュアル、こんなビジュアル。
それらはもしかしたら僕が撮影したものかもしれません。

別の顔としては、ささやかな大家業のひとりです。
佐久市内にもひとつ投資物件を所有しております。
リスク分散のための副業と考えてください。

ここに至るまで、誰しもと同じくいろいろありまして。
その辺は2019年の以下の記事でおさらいしていただければ。


今回の記事では個人的な2021年を振り返りつつ、やっぱり結局ざっくりゆったり、自己紹介の定期更新を試みることになりそうです。

2021年の感想を簡潔に述べると。
新しいことや初めてのことにたくさん触れた年でした!
ここからは目次を挟みつつ、いざ本編へ。

▼PlayStation4を買ってゲームに打ち込む

今年のお正月にプレステ4を購入しました。
ゲームを趣味のひとつとする妻の影響もあってのことです。
(本当はプレステ5が欲しかったんですが品薄で買えず……)
ゲーム機を買うなんて高校生のとき以来でワクワクの極みでした。

なぜ買ったかという理由は複数あるのですが。
(ほら、世の中ステイホームな状況だったし)
いちばんの熱としてはバイオハザードシリーズをプレイしたくて!
なかでもバイオハザードRE:2をプレイしたくて!

動画をご覧になっていただけた方はわかるかと思いますが。
最近のゲーム、グラフィックのクオリティがやばいですね。
中高生のころにさんざん遊んだバイオ2のフルリメイクということで。
懐かしいのに新鮮な気持ち、ただただ没頭して楽しみました。

僕はもともとそんなにゲームが上手くありません。
中高生当時はゲームをやる時には「イージー」など簡単なモードばかり。
このバイオシリーズも例外ではありませんでした。
どうしてもクリアできずに投げ出すようなこともありました。

さて大人になってあらてめてゲームに向き合ってどうなったか。
何か変わったのか、変わらなかったのか。

自分を過小評価して最初から逃げるようなことしない方針としました。
「イージー」ではなく「スタンダート」でのプレイを基本としました。
試行錯誤を繰り返し、詰まったら冷静になり解法を練りました。
苦手部分は攻略ヒントもとに、練習を重ねました。

困難にぶつかってもあきらめずに手を替え品を替え立ち向かう高揚感、なんていうとちょっと大袈裟かもしれませんが。
不慣れで上手くできなかったゲーム操作ができるようになったり、自分のクセを研究把握して微修正していったり。

ゲームスキルの上達を日々ごとに実感しながらクリアに向かうことは素直に嬉しく、妙な充実感がありました。

立て続けに購入し、同じくクリアまで戦い抜いたシーリズ作品。
バイオハザード7 レジデント イービルと『バイオハザード RE:3
どれも本当にいいゲームです。

1年間ゲームという対象にに打ち込んだ結果、総合的に上達。
バイオハザードRE:2に関しては、上級者向けで難易度の高い「ハードコア」というゲームモードをクリアできるまでに成長しました。

ランクを上げる挑戦は続く

ゲームはおもしろい、これからも永く付き合っていきたい。
将来ゲーマグランマみたいに生きられたらハッピーだと思う。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 


▼F1グランプリの観戦を始める

思い返せばこれもステイホームな世の中の影響だったのでしょうか。
モータースポーツの花形、F1を観始めてハマりました。
スポーツ専門の定額制動画配信サービスDAZN(ダ・ゾーン)で、中継をがっつり、みっちりと。

余談すぎますがあえて書くと、東信の界隈で「F1」なんていうと種子の話かと思われがちですね。

さておきF1。
この話だけで濃い記事1本仕上がりそうなのでスルッといきますが。

2021年の最終戦、アブダビGP。
年間のレース戦績が同ポイントで優勝争いとなった2人のドライバー、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペン。
終盤も終盤、他の選手のクラッシュによりレースは一時中断。
そのままレース打ち切りかと思いき、やなんとなんと!
ラスト1周勝負という展開でレースが再開。

以下の動画はその様子。
コース上、ハミルトンvsフェルスタッペンのデッドヒートと、フェルスタッペン属するチーム・レッドブルのピットクルー。

先頭を走っていた王者・ハミルトンを追い抜き、フェルスタッペン逆転。
食らいつくハミルトン、逃げ切るフェルスタッペン。
見事、今シーズン優勝を手にしたフェルスタッペン。
感情爆発して大歓喜のチームメイト。

生中継を観ていて本当に叫び声を上げて感動しまして。
F1はチーム戦なんだ!ロマンなんだ!
と、じんわりしてしまいました。

グランプリ日程を見てもらうとわかる通り、F1は世界中を巡ります。
コロナ禍でもさまざまな対策をして開催されています。
シーズン後半は。開催国によっては観客もフル入場の大盛況。
そんななか、日本GPはコロナを理由に完全中止。
2年連続の中止。
今年はHONDAのF1参戦最後の年でありながら残念極まりないことに。
ううむ。

話は前後するわけですが、自分も走ってみたくなって信州・池田町にあるサーキットあずみ野までカートをやりに行ったり。 

【あのコーナーを曲がるのはわたし】 町は今...

Posted by 石田 諒 on Sunday, June 20, 2021

東京・青山一丁目にあるHonda ウエルカムプラザ青山までF1マシンの展示を観に行ったり。

いや、そーとーハマってんな自分!

現在、現役の日本人F1ドライバーは角田裕毅さん、ただひとり。
2000年生まれの21歳!

チョー応援してます!

▼ブランドネームライターの仕事が舞い込む

お仕事の面でも新たな展開があった1年でした。
佐久地域で新規事業を始めるチームや自治体関連団体より、サービス名称を考案・命名するお仕事のご依頼がありました。

▼竹林問題を楽しく解決するプロジェクト『millplot』

✨🎋ネーミング/コピーライティングのおしごと🎋✨ 竹林問題を楽しく解決するプロジェクト「millplot(ミルプロット)」のネーミングおよび関連コピーを担当させていただきました‼️ かねてより江原さんが発信し実際にアクションを起こしてい...

Posted by 石田 諒 on Tuesday, July 6, 2021


▼複業コーディネートサービス『地域複業最前線 YOBOZE!』

どちらも、妻とのクリエイティブユニット『換気扇とクローゼット』としてお受けした仕事です。
ロゴデザインは妻・中井伶美が担当してます。
毎回アイデアに詰まってショボけている僕に喝を入れるのも、パートナーであるレイミーの重要な役割です。

会員であったコワーキングiitoco!!の無店舗展開を経て現在、ワークテラス佐久の会員にはならず、ドロップイン利用もほぼゼロな僕ですが。
佐久地域のいちキャラクターとしての関わりは続いています。

なぜ会員にならなかったかというと、それはなんというべきか。
自宅での家族の時間をもっと大切にしたい気持ちとともに、月額会費1万円分を例えば何か別の要素に自己投資したらばもしかしたら「日々の生活がここち良く、ちょっと豊か」になるんじゃないか?という実験のためなのです。

本を買う、家電を揃える、遠出する、変わった体験をする、美味しいものを食べる、寄付する、投資する、貯金する、etc…。

月1万円を固定費以外に使うことで可能性が広がりますね。
コワーキングの場での出会いの機会が大いに失われていることとトレードオフではありますが、自己選択の結果ですから仕方がありません。

過去の自分はとにかくどこでも会員やメンバーになっておく主義者でしたので、真逆の行動をしている昨今は経費的なところがグッと抑えられました。

話は戻って、ブランドネームライター。
横井惠子さんにならってこの肩書きを使っています。
そもそものそもそも。
僕は東京時代、コピーライターになりたくて仕事を探しましたが箸にも棒にも引っ掛からず、ぜんぜん就けず。
流れ流れて佐久市の地域おこし協力隊になった身です。

ひとつ、誰にも話せず、どこにも書けずのエピソードがあって。
今さら恥ずかしいのですが、記憶の供養の意味も込めて披露します。

佐久に移住する前のこと。
若手で気鋭のコピーライターである電通・阿部広太郎さんと一緒に広告をつくるチャンスに恵まれたことがあります。
その仕事はカンガルー肉のルーミートを日本に広めるプロジェクト。
僕は宣伝会議コピーライター養成講座のいち受講生。
周囲は名だたる広告会社の若手社員たち。
経験なしド素人ながら、ノリと勢いでまさかコンペに勝ち残り、シリーズ広告のコピーを書く打席を得ました。

完成したシリーズ広告の1枚


本気のダメ出しを食らったり、ちょっと褒められたり。
電通本社のビルの中で緊張しきって挙動不審になったり。
これで成果を出せば夢に近づくかもしれない、二度と無いような場でした。
しかし、当時の焦りとエゴとコンプレックスでなかなか上手くいかず。
僕なりのコミュニケーションがいちいち裏目に出て関係もギクシャク。
シリーズポスターは完成しましたが、世の中に出ることなく……。

阿部さんととは学年違いの同い年という世代感覚だったので、気楽に付き合おうとしたことがすごく良くなかったんだと思っています。
(数年してメッセージをくれたことがあるのですが、気まずくて無視してしまったこともあり、主に僕の心境的に再会はできなさそうです。)

ああ、せっかくのチャンスを完全に、思いっきり棒に振りました。
あの仕事を機に別の世界に自分をねじ込み、東京でコピーライターとしての道を歩むことは叶いませんでした。
社会からの評価や労働環境など、いろいろ、あるのは、現実として。
僕は電通や博報堂のようなデカい環境で仕事してみたかった、なあ……。

だから、というのは脈略がなさすぎて飛躍の極みですが。
今年、新たにネーミングなどのクリエイティブ分野のお仕事の依頼をいただけたこと、とても嬉しかったんです!

ある意味、あのときの傷心で佐久に来てから丸6年。
気づけば見事に立ち直っています。

▼里山の暮らしへと大転換する

8月、それまでのアパート暮らしを卒業。
里山に建つ畑付き別荘戸建てに引っ越しました。

なかなか思い切った決断だと思います。
目下のコロナ禍が遠因ではあります。

夫婦で庭の手入れをしたり、ストーブ用の薪の作業をしたり。
なんだかんだで自然を相手に忙しい日々です。
ふたりともフリーランサーで在宅でよかったと思います。
腰の健康に気をつけます、マジで。

移住後ほぼ初めて、区や自治組合と積極的に関わりを持ち始めました。
わかってはいましたが若い世代、同世代、ぜんぜんいませんね。

唐突に庭木伐採のお手伝いに向かうことになった日でした。 朝いきなり勢いで駆り出されるのは焦るし多少ご機嫌ナナメになりますが(マジで寝てたところへお越しになられた)、とりあえず作業できる装備と攻略スキルはなんとか揃ってるので昔にくらべれば段違いに逞しくはなったと思うのです。 おっちゃんたちの若い頃のエピソードをいろいろ聞けました。 夫婦ともども作業自体は楽しめるので、できれば事前に言っといてください。(苦笑)

Posted by 石田 諒 on Saturday, October 2, 2021

佐久の僻地なのでそもそもぜんぜん住人がいないんです。
向こう三軒両隣、ほとんど空き家状態です。
半ば別荘エリアなのでそりゃそうなんですが、静かでいいんですが過疎。
ゴミを捨てさせてもらっている向かいの集落も傾いた空き家だらけ。
ほのぼのとした危機を感じざるを得ません、国家的な下り坂ドーン。

まあでもリビングで流星群観測できる環境は豊かだし!
冬の凍みる寒さの懸念は薪ストーブでほぼ解決しましたし!


▼猫を飼うことにする

すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが。
猫を飼っています。3匹(3頭か?)を完全室内飼い。
以前の住まいの周辺にいた野良のメスがウチになつき、気づけば子どもを3匹も産んでいたのを引き取りました。

奥から、母猫のチャップ、姉妹のキートンとパナシュ。
まだまだ子猫時代真っ盛りです。
もうひとりの兄弟・ブチは知人が里親となってくれました。
Facebookで呼びかけたらなんでも叶う。

犬と違って散歩の必要はありませんが何かと手がかかります。
ほぼ子育て、というとアレですが、ほぼ子育て状態。

エサやり、トイレ処理、おもちゃでスキンシップ。
避妊施術、ワクチン接種、猫と共存できる室内環境づくり。
抜け毛対策とこまめなお掃除。

正直、大変です。
慣れない序盤に猫4匹いたときはストレスでヒリヒリしました。

例えば、猫はオシッコとウンチを分けてするんです。
一匹がもよおすと、他の猫もつられてもよおします。
4匹いると最大で連続8回、トイレの処理が必要になります。
タイミングが悪いと準備が間に合わず、床や家具に悲劇が。

ゲロもしますし、走り回ってモノも倒します、水もこぼします。
1日中、猫のお世話しかやっていない時期がありました。

でもやっぱりかわいいね、かわいいねやっぱり。
君らのために引っ越したようなもんだよ正直。

長生きしてくれよなっ!

▼地方議会の定期傍聴と陳情提出を試みる

驚いたことに、今年の改選で元同僚と友人の計3人が議員になりました。
佐久市の加藤夕紀子さん、小林英朗さん。御代田町の尾関充紗さん。
3名とも以前より関わりが深く、まさかまさかの展開。
尾関さんにいたってはポスターの写真撮影を担当。
選挙期間中には運転手役も担いました。

マジで応援してます。ただ、ヤバくなったらどんどん逃げてください。

一方で自分たちは、選択的夫婦別姓制度の早期導入・法制化を願い、佐久市議会から国へ意見書を提出していただきたいと考えました。
市民の声を国に届けるための方法として、議会への「陳情」があります。
開かれている権利を行使して行動することに決めたのです。

現状の婚姻制度では、入籍するにあたっては夫婦がどちらか一方の姓を名乗らなければなりません。
選択的夫婦別姓制度は、入籍の際に姓を同じにするか別々のままにするかを選ぶことができるようになる制度です。

制度や動向の細かなとことは選択的夫婦別姓・全国陳情アクションのサイトを隅々までご覧ください。
選択的夫婦別姓について否定的な意見をお持ちの方も、頭ごなしに拒否するのではなく、まずは現状把握からお願いしたいです。

陳情。実情を述べて、善処してくれと願うこと。

もちろんすべてが初めての行為、政治的なことなど何もわかりません。
議会事務局や市議会議員の方に面会を重ね、さまざまな相談やヒアリング・リサーチに走る日々。
世の中の動きやニュース、法律や条例、裁判事例に触れての猛勉強。

以下は陳情にあたり妻と作成した文章と書類の抜粋画像です。

普段は使い慣れない言葉が並びます

準備を始めたものの、なかなか進まずに6月定例会での陳情提出は見送り。
9月定例会に提出した陳情は社会委員会に付託され、7名の議員で審議。
結果、「採択」2票、「継続審査」5票。
多数決で「継続審査」となりました。

信濃毎日新聞 2021年10月1日 地域面

そこから自民党総裁選や衆議院選挙という社会の動きを経まして。
12月定例会に再提出した陳情も社会委員会に付託され、7名の議員で審議。
結果、「採択」2票、「趣旨採択」5票。
多数決で「趣旨採択」となりました。

信濃毎日新聞 2021年12月21日 地域面

趣旨採択というのは、とても中途半端な結論で。
「あなたたちの気持ちはわかりました、しかしながらお願いごとに関しては実行できません」といった意味合いの議会判断です。

佐久市議会では選択的夫婦別姓についての賛否が12対13と、超僅差で反対派が優勢の状況です。

賛成派で全面支援していただいている議員さんも少なくありません。
なかでも今回のアドベントカレンダーにも参加している塩川浩志さんには本当に深くお世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。

長野県では上田市・長野市・松川町・千曲市・坂城町で意見書が採択され、それぞれの議会から国に対して前向きな行動をとってくれました。
佐久市議会からもぜひそうして欲しかったのですが、叶いませんでした。

世の中には、選択的夫婦別姓の法制化を求めて動く人々を「反政府・反日」の勢力だと決めつけている過激な反対陣営もいるようで。
当事者らの切な困りごとなど無視で頑なに反対の姿勢を崩さないようです。

悲しいです。僕たちがそんなふうにみえますか?

で、基本にかえれば議会傍聴そのものはまた別の興味だったりしたんです。
ごちゃごちゃしてしまうので今回は省略します!

▼地域おこし協力隊界隈の救済策を考える

2009年の発足から10年以上が経過した地域おこし協力隊制度。
地方への移住促進やローカルビジネスの活性に有効な制度である一方、いまだに初歩的なトラブル事例が絶えません。

・着任したけど住宅が用意されていなかった
・募集要項と実際の業務が違った
・活動経費を使うことができなかった
・役場に過剰に業務管理され、地域と接点を持つことができない

などなど。
そんなことがあるのか……、と絶句するような事例も耳に入ってきます。

ご存知の通り地域おこし協力隊というのは、人生を賭けて身ひとつで縁もゆかりもない土地に入り込んでいくのです。
働く環境や日々の暮らしが不安定では何もできません。

自分自身、佐久市の地域おこし協力隊第一号として着任した過去があり。
「こんなにひどい雇用環境ってありなの?」と痛感した記憶があります。

ぜひ一度、佐久市役所の地域おこし協力隊ページをご覧ください。
僕の怒りの活動報告書がUPされています。
なんだかんだで退任後もこうして定住しましたが、役所との溝って今後もなかなか埋まらないかもしれません。

2017に有志で創刊したフリーペーパー畑°々Patapataでも企画記事として地域おこし協力隊の方々の取材を行ってきました。
お話を聞いていくなかでやっぱり強く感じてしまうのは、うん。
協力隊はそれぞれみんな大なり小なり、対行政や対市民団体でいろいろ抱えてるんだなあということでした。

そんな状況を打破したい想いから、SNSでつながった関東信越と九州の協力隊OBで『イケルスタ』というチームを始動させました。
全国の協力隊受け入れ自治体情報を俯瞰できるウェブサイトの制作・運営を目的とした任意団体としての走り出しです。

つい先日は、イケルスタが考案中のサービス事業についての面談のため、地域おこし協力隊制度を管轄する総務省に出張してきました。

地域おこし協力隊や志望者、自治体職員、関係する地域団体や住民の方々がアンハッピーな暗中模索事態に迷い込まぬようなサービス事業を、楽しくかつ前向きに組み立てたい! 悲しい事態やもったいない展開を繰り返すのはもうやめにしたい! そんな想いをも...

Posted by 石田 諒 on Wednesday, December 22, 2021

今後の展開としては、各県単位で協力者をつのり、サイト製作費を集めるクラウドファンディングを実行する予定です。
協力隊だけでなく、自治体や都道府県職員、市民団体、大学の研究者などに広く説明会などを開き、理解と趣旨を深めていくことを重要視しています。

ちなみにチーム名であるイケルスタ。
馴染みなくどこか無国籍なこの言葉の由来はというと、「軋轢(atsureki)をひっくり返す」ことからきています。
『ATSUREKI』を逆から読んで『IKERUSTA』
はい、ノイタミナのそれです。

動きのあった際にはぜひともご協力お願いいたします!!!!

▼これからとこれまで 今後の話

6000字を超えてもまだまだ続きます!笑

昨今はまるで隠居生活のような、以前よりしきりに主張していた
「ここち良い生き方」を思い切り実践している感じです。

僕は東京ではアルバイトや非正規としてしか仕事を得られず不満をもったまま生活を続け、ずっと不完全燃焼状態のまま20代を過ごしてきた実感があります。
先にも書いた、広告業界や大手企業に入れそうだった大チャンスを複数逃してしまい、失意にくれていたタイミングで、たまたま目の前に現れた佐久市への列車に乗ったのです。

そんなわけで僕は移住のストーリーでよくある、
「都会で会社に縛られて働く生き方に疑問を持ちローカルにシフトした」
「東京では日常生活を犠牲にして生きていた、地方の暮らしは豊かである」

といった流れを死ぬほど羨ましく感じていました。

そもそも東京で会社に入ろうとしても入れず、まともな仕事に就くことができず、はたらく遥か手前の段階で心身ともに疲れてしまう。
僕の東京での成果はそんな感じでした、積もり積もって163社落ちました。


あの頃の先がまったく見えない感覚は本当に恐怖でした。
佐久市地域おこし協力隊に応募したのは正直に言えば、履歴書の空白期間を作りたくなかったからです。
ガッカリしたらごめんなさい、当時の僕にはそれしかなかったんです。

佐久市に来てからはなんだかもういよいよ後がない気がしてしまい。
アルバイト程度の職歴しかない自分の社会経験不足を補いたいがために無謀なはたらき方を選びました。
わざといったん忙しさに忙しさをかけ合わせてガチガチに疲れ、他の移住者が経験した都会のはたらき方をローカルで再現したようなものです。

その結果、擬似的にというべきか憧れの(?)
「都会で会社に縛られて働く生き方に疑問を持ちローカルにシフトした」
「東京で日常生活を犠牲にして生きていた、地方の暮らしは豊かである」
「ライフデザインもなくただ無作為に仕事に染まることは自爆でしかない」

というマインドを作り上げ。
佐久市の豊かな自然環境や都会との距離感、身近な交友関係の圧倒的価値に気づけるようになったのです。

現在の里山のでの暮らしぶりや、無理をしないはたらきかたを選択するに至ったのです。

この一連の話はいちばん緊張するし、ヒリヒリします。
それでも現在の自分を紹介するのには絶対必要な要素であって、ときおりこうして節目節目で書かないわけにはいかないのです。

そろそろ7000文字に達しそうなので終わらせる方向で。

2022年はこうしたい!というリスト。

・小諸市 藤村文学賞への作品応募
 
└随筆の文学賞です。今回の記事はそれに向けての肩慣らしの意味もあります。ホテルで缶詰になって書く計画です。やるぞー。

・詩集と写真集を出版する
 
└今年9月の誕生日に出版する予定でしたが、佐久市議会への陳情や、予期せぬ猫の誕生とお世話、突然の引っ越しと各種手続き、に追われてまったく手につきませんでした。反省、来年こそ。

・定点観測紀行『佐久39景』後半戦の制作
 └2020年5月開始。長野県佐久市の風景を39分間定点録画観測し、39ヶ月連続でYouTubeにアップロードするプロジェクト。ようやく折り返し地点、まだまだ続きます。告知用にTwitterアカウントもあります。

信濃毎日新聞 2020年10月15日 地域面

・海外に行きたい
 └コロナ禍で無期限延期になってしまった初の海外、ヨーロッパ遠征をそろそろ実現させたいです。フリーランスになったタイミングで新しい刺激を得ようとした矢先の世界的なパンデミック。自由な移動ができない世の中のモヤモヤ。本当に大きすぎる機会損失だと思うので、そろそろなんとか。

・銀髪にする
 └そのまんまです。ビジュアルを変えて思考変革を狙います。そうなるとどうなるかの社会実験でもあります。現在進行中で髪色変化中です。ブリーチ1回目でブロンズヘアーです。次に会ったら慶應大学医学部教授でデータサイエンティストの宮田裕章さんみたいになってるかもしれません。お楽しみに。

・佐久詩話の会のアップデート
 
└佐久市で活動する言葉と思想のグループ「佐久詩話の会」の次期代表となることが決まっています。団体運営、どうやっていこう。

2021年の総括としてはこんなところです。
9000字オーバーの大っっっっっっっ変長い記事、ここまで読んでいただけた方は江原さん以外にいるのでしょうか!?

ありがとうございました。
メリークリスマス、良いお年を。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?