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フリーランスになる為のマインド

こんにちは。

東京は青山のとあるシェアサロンにてフリーランス美容師をやっております加藤亮平と申します。

今回は『フリーランスになる為にマインドをしっかり持つ』というお話です。


新しい働き方として少しづつ認知され始めたフリーランス美容師ですが、十数年前であれば面貸し美容師というと「美容師の墓場」なんて言われていた様な記憶があります。


そんなイメージが180度一変し、最近では自由な発信が出来て誰にも縛られることのないクリエイティブな働き方として広がってきています。

とはいえフリーランスというのはあくまで「働き方の一つ」でありゴールではありません。


美容師だけではなく、どんなお仕事においてもフリーランスになってどうしたいか。

それによって発信の仕方や運営方法は変わってきます。


そんなことを日々考えつつ、僕自身が現在進行形のフリーランス美容師としてシェアサロンという場所で独立せていただきながら感じることについてお話ししていきいたいと思います。

ちょっとボヤッとしていてわかりにくいかもしれませんが、これからフリーランス美容師に挑戦してみたいと考えている美容師さんは是非読んでみてください。

マインドのカテゴリ分け

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フリーランスとして美容師を始めることは簡単です。

会社を辞めて役所で開業届けの用紙を提出すれば個人事業主としてスタートすることが出来ます。


特に美容師はここ数年シェアサロンも増えてきたことでハサミさえあればローリスクで店舗を持たない独立をすることもできるようになりました。


僕がフリーランス美容師としてシェアサロンという場所で独立したのは、それまでの低単価サロンで業務委託として今後何年も働いていくことに体力的にも精神的にも限界を感じていた、ということが一番の理由です。

とはいえ多額のお金を投資して独立出店する勇気はなく、担当させていただいているお客様と末長く自分のペースでおつきあいをさせていただくためにローリスクで独立できるシェアサロンを選びました。


ここでフリーランスとして美容師をやっていきたいという方に聞いてみたいことがあります。


「フリーランス美容師になってどうしていきたいか」


これは美容師さんによって大きく異なるでしょうし、それぞれが明確にするべき点だと思っています。

フリーランスというのはあくまで働き方であってゴールではありません。


フリーランスとして活動する理由はたくさんあると思いますが、僕が考えるフリーランス美容師として働く人のマインドはざっくりこの5種類に分けることができるんではないかと思っています。


・新規集客をしてガンガン売上をあげたい

・手取りの報酬をあげたい

・美容師以外のことをする時間が欲しい

・既存の顧客様を長く担当したい

・独立出店のための資金集めをしたい


先ほどお話ししましたが、十数年前のフリーランス美容師といえば顧客をしっかり持っている方や、独立出店をするための準備期間として働いている方が多かったように思います。


「美容師の墓場」と言われていたのは、社会的保障がないこだったり、会社という枠から外れるなんとなくのアウトロー感からそんなイメージがついたのかなという気もしています。


そんなフリーランス美容師ではありますが、最近ではその真逆。

顧客が全くいない状態でも始めようと思えば始めることができ、美容師以外の仕事をするための働き方としてダブルワーク的な感じで始めることができます。

SNSの発達や美容師が美容師以外で働ける可能性が広がったことで、フリーランスという働き方の捉えられ方が変わってきた結果なのかなと思います。


僕は既存のお客様を担当しつつ、今後ゆったりと美容師を続けていきながら美容師以外のことにも挑戦してみたい気持ちが強かったためフリーランス美容師になりました。

ですが個人でしっかり集客して売上を伸ばしたい、稼ぎたい、自分というブランドを確立して独り立ちしたい。

様々な思いを持った美容師さんがシェアサロンで同じ美容師として一つの空間でサロンワークをしています。

どれも正解ですしフリーランスとして美容師を始めるには素敵なマインドであることに間違いはありません。

混在することのメリット・デメリット

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シェアサロンはそれぞれ独立したフリーランス美容師さんが集まって一つの空間をシェアしてサロンワークをしています。

たくさんの美容師さんがいるため、当然この5つのマインドを持つ美容師さんも混在しています。

このことがメリットだと感じる反面、デメリットでもあるとも感じます。


メリットとしては、

・いろんな考えに触れることができる

・いろんな働き方を知ることができる


知見的なものが広がるというとう意味ではすごく刺激になり大きなメリットだと思います。


とはいえデメリットと感じる点は、違う考え方や働き方をする美容師が集まっていることをお互いが理解し、各々を認め合わなければ色々な面で弊害が起きてしまう可能性があるということです。

同じく空間をシェアする上で相手の気持ちや思いを知り、最低限の意識レベルを同じラインまで合わせていかないといろんなモヤモヤが溜まってしまうんです。


「誰にも縛られないように自由にできるぞー!」


どんなマインドを持っていてもこの考えが強い状態だと、、、これからのフリーランス美容師はちょっとしんどくなってくるのではないかなと思います。

「フリーランスであれど他者との共存が必要になる」

そう感じています。

一人だけど一人じゃない

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以前の面貸し美容師、フリーランス美容師はサロンの一角を借りるという働き方が主流だったかと思います。

もちろん今もこのような形態でフリーランスとして活動し圧倒的な顧客数を抱え、とんでもない売上を叩き出している美容師さんはいらっしゃいます。

僕が以前社員として務めていたサロンにもそんな面貸し美容師さんがいて圧倒的すぎて縮み上がっていました。

(1日にお客様2〜3名担当して月の売り上げが200万越え)

僕の中の当時のフリーランス美容師のイメージはそうでなきゃいけないし、ほとんどの美容師さんがそうであったはずなんです。

シェアサロンが増えてきて、誰でも気軽にフリーランスとして活動できるようになったことは素敵なことだと思います。

そんな最高に素敵な状況下においてこれからのフリーランス美容師は一人で働く個人事業主であることに間違いはありません。

とはいえ働き方や働く場所をシェアリングしたり、その上でお互いの気持ちを尊重しあうことや理解しあうことが必須になってくると思います。

むしろそれができないなら恐らくですが自分の城を築いた方がいい。

「一人だけど一人じゃない」

場所だけでなくいろんな考え方を理解する必要があることと、そして自分がフリーランスになってどうしたいかということ。

これからフリーランとして活動していくためには顧客数や売り上げだけでなく、この二つも重要になってくると思います。


そして最後に。

これは僕の勝手な想像なのですが。

先にお話しした5つのマインド。

この5つを個別に特化させたシェアサロンがあれば面白いのかな〜、、、

なんて思ってみたりしています。


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