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成瀬は天下を取りに行く/宮島未奈
お客様と本の話になり、こちらの作品を手に取ってみた。
2024年本屋大賞受賞作品だ。
「成瀬はこんなときでも緊張しないの?」
「緊張するというのがよくわからないんだ。早くやりたいな、ワクワクするなっていうのも緊張だろうか」
→ワクワクする緊張。こうあるためにはどうあるべきか、考える。
よし、やってみよう。
明確な目標が決まったら、急に背が伸びたような気持ちになった。
→悩むな。決めろ。そうすることで、行動は変わる。
「昔は百歳まで生きると言っても信じてもらえなかっただろう。近い将来、二百歳まで生きるのが当たり前になってもおかしくない」
→今の当たり前は将来の当たり前ではない。それは過去を振り返れば明確だ。
「わたしが思うに、これまで二百歳まで生きた人がいないのは、ほとんどの人が二百歳まで生きようと思っていないからだと思うんだ。二百歳まで生きようと思う人が増えれば、そのうち一人ぐらいは二百歳まで生きるかもしれない」
→覚悟を決めることから全てははじまる。覚悟がないから実現しない。覚悟する。
思考を深めたフレーズは以上だ。
内容は爽快で読みやすく、どこか懐かしさもある作品。
とにかく主人公の成瀬が爽快。
きっとみんなこうありたいと思えるような像なのかもしれない。
「お前はどうしたいのか」を体現できる人間とそれに対する周囲の感情が描写されており、学びも多い。
続編もあるようなので、また読もう。
話題の作品もどんどん読んでいく。
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