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デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか/針貝有佳

今回はこちらの書籍から思考をまとめていく。
タイトルにインパクトがあり、つい手にとった。海外に関する知識はもともと弱いので、思考がさらに深まる1冊となった。

【デンマーク】( 2023年)
経済状況        15位
政府の効率性     5位  
★  ビジネス効率性   1位( 4年連続)
インフラ         2位

デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか/針貝有佳

→見たことがないランキングだったが、こちらを見る限り非常に興味深い国である。

【日本】( 2023年)
経済状況         26位
政府の効率性     42位
ビジネス効率性   47位
インフラ         23位 

デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか/針貝有佳

→デンマークとの差を痛感する。なぜこうなるのかをこの書籍でしっかり学ぶことができた。

「『仕事がひと段落して時間ができたら、子どもと過ごす時間もつくろう』なんて思っているうちに、子どもはあっという間に成長して、家族はバラバラになり、お互いのことがわからなくなってしまいます。あのスティーブ・ジョブズですら、死ぬ前に唯一後悔していたのは、家族との時間を優先できなかったことだと言っているのです。

デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか/針貝有佳

→子どもとの時間は有限。今、この瞬間を大切にする。

自分が心から喜びを感じられる時間は、それ自体に価値がある。だから、喜びを感じられる時間は削ってはいけない。喜びを感じられる時間をたっぷりと確保するために、そのほかの時間を「タイパ」を意識して効率的に使うのだ。

デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか/針貝有佳

→喜びのために生産性を高める。この目的を見失わないようにする。

夏休み中はメールを「自動応答」に設定している人が多い。  7月にデンマーク人にメールをすると「ただいま休暇中です。 ○月 ○日に戻ります。緊急の場合は ○ ○にご連絡ください」と、代行者の連絡先または自分の電話番号が書かれた自動応答メールが返ってくる。

デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか/針貝有佳

→テクニック。実践する。

「覚えられないってことは、関心がないってことなんだ」  この言葉を聞いて、私はちょっとドキッとした。

デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか/針貝有佳

→確かに。覚えられていないことは関心のない裏返しだ。

問題があれば、オープンに問題を共有し、解決策を模索する。 何か疑問を感じたら、ストレートに質問をする。意見があれば、率直に伝える。 社会性のまずひとつめは、解決志向の率直なコミュニケーションだ。

デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか/針貝有佳

→解決志向の率直なコミュニケーション。確かにこれは生産性を高める。無駄な気遣いや取り繕う言葉は生産性を下げる。

そこで、第二に重要になるのが「社会性(オイル)」である。 ①解決志向の率直なコミュニケーション ②個人的に受けとめないチカラ③「戦場」を選ぶ意思──コアな部分以外では妥協するチカラ ④デモクラシーのマナー──みんなの意見を平等に聞く  この4つの「社会性」を兼ね備えることで、人間関係が円滑になり、コミュニケーションがグッとスムーズになる。

デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか/針貝有佳

→この④点がデンマークの成長の背景だ。個人での実践やチームへの落とし込みを行動にする。

オールボー大学で労働市場の研究をするヘニング・ヨーゲンセンによれば、デンマーク人の 1人あたりの生涯の転職回数は 2017年の時点で平均 7回に上っていた。

デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか/針貝有佳

→これも成長のポイントか。日本とは大きく違う。

以上だ。
考え方が大きく違うが、日本で実践することも可能なような気はする。
家族との時間を大切にすることが人生の最優先事項だとした時にそれを叶える工夫をどうビジネスで実現するか。非常に大切なことを学ぶことができる1冊であった。

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