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武器になる哲学/山口周④

さあ、ラストです。
この章は「思考」に関する学びを整理していきます。

ソクラテス
学びは「もう知ってるから」と思った瞬間に停滞する

武器になる哲学/山口周

→その通りだ。知った気になると満足はするが成長は止まる。

イデア
確かに、「あるべき姿」としての理想形を思い描くことは、戦略を立てる上で重要な起点となりますが、そこにこだわりすぎて「ない物ねだり」に陥る危険性も認識しておかなければなりません。

武器になる哲学/山口周

→深い。「ない物ねだり」を埋める努力が現実的かどうかはひとつのポイントかもしれない。

デカルト
まず「プロセスからの学び」ということでは、その社会において支配的な枠組みをいったんチャラにして「本当にそうなのか」構えつつ、自分のアタマで考えることの重要性が挙げられます。しかしまた一方で「アウトプットからの学び」ということでは、あまりにも厳密に考えようとすると、意外と不毛な結論しか得られないんだな、ということも挙げられるでしょう。

武器になる哲学/山口周

→物事の二面性を追求していくとこうなるのか。難しい考え方だけど吸収できてよかったと思う。

ヘーゲル
何の足がかりもないままに「未来を予想しよう」と考えても、白昼夢を見るように空想するしかないわけですが、昔からあったものなのに、非効率性ゆえに一時的に社会から姿を消したものが、別の形態をとって社会に発展的に復活してくる、と考えれば様々な具体的アイデアが浮かんでくるのではないでしょうか。

武器になる哲学/山口周

→過去は変えられないが、未来は変えられる。ただ、過去と未来はつながっている。

フッサール
私たちが持っている「客観的な世界像」は、そもそも主観的なものでしかあり得ない、その世界像を確信するのでもなく、捨て去るのでもなく、いわば中途半端な経過措置として、一旦「カッコに入れる」という中唐の姿勢=エポケーの考え方は、このような時代だからこそ求められる知的態度なのではないかと思います。

武器になる哲学/山口周

→客観的というフィルターにも主観が含まれるということを忘れない。

ストロース
「それは何の役に立つの?」という経営陣の問いかけに答えられないアイデアは、資金供給を得られないことが多い。しかし、先述したこれらの事例によれば、世界を変えるような巨大なイノベーションの多くは「何となく、これはすごい気がする」という直感に導かれて実現しているのだということを、我々は決して忘れてはなりません。

武器になる哲学/山口周

→イノベーションにはロジックは通用しない。

デリダ
二項対立の枠組みはとても便利なので、企業経営や実社会の問題を整理する際によく用いられます。よくあるのは「強みと弱み」や「機会と脅威」や「デザインとコスト」などですが、しかし、これらの枠組みを設定することによって、かえって思考の広がりが制約を受けてしまうということもあります。

武器になる哲学/山口周

→二項対立は効率がいいが、フレームは狭いと心得ておく。

ケイ
未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ。

武器になる哲学/山口周

→未来は自分でつくるもの。

これにて武器になる哲学/山口周の思考まとめは終了。
本当に難しく、大変な本だった。
だが、学びの量はすごい。
常に立ち返っていくべき本だと思う。
そして、これまでの読書と同様にここからどう行動に移すか。
それが大切だ。

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