GRATITUDE毎日を好転させる感謝の習慣/スコット・アラン
今回は感謝に関する書籍について。
この比率の計算方法は、夫婦間におけるふだんのやり取りの中で、感謝や激励、支援などのポジティブな感情の数を、皮肉や嘲笑、非難などのネガティブな感情の数で割ることである。多くの研究がロサダ比を検証した結果、この比率が０、９以下なら、ネガティブな感情がポジティブな感情より多いから、結婚生活は破綻に向かいやすく、場合によっては離婚にいたると指摘されている。一方、この比率が５、１以上なら、結婚生活はすこぶる順調で、とても満足のいく関係を築くことができる。
→ポジティブであることは夫婦関係に影響する。この数値は初めて見たので、覚えておく。
ドイツでの２０１９年の研究によると、感謝の心はネガティブ思考を抑え、考えすぎを防ぐことが指摘されている。この研究は、感謝の心をはぐくむことが疑念や恐怖、不安などの有害な思考を抑え、好ましくない結果を未然に防ぐことを証明している。
→感謝することはネガティブ思考を撲滅する。
仕事、家庭、人間関係、健康、財産のどれであれ、たえず何かについて心配すると睡眠不足の原因になるが、感謝の心を持つと不安がやわらいで熟睡することができる。
→感謝することは睡眠の質向上にもつながる。
感謝している事柄を就寝前に思い浮かべると、睡眠の質が上がる。感謝の心はポジティブ思考を促し、気分を落ち着かせることができるからだ。このように、感謝の心を持つことは、熟睡するうえで非常に大きな意味を持つ。
→寝る前に感謝の事柄を考えるようにする。
感謝の心を持つことは精神的な健康だけでなく肉体的な健康も増進する。これは単なる理論ではなく、少なくとも１３７の研究がそれを証明している。これらの研究は、感謝の心が手術後の速やかな回復や免疫力の向上といった好影響を与えることを示している。
→さらに感謝の心は免疫力も向上する。すごい。
私たちは一日に５万から７万の思考を持つから、そのすべてを把握するのは至難のわざだ。自分の思考を把握するためには、それを書きとめるといい。もちろん、すべての思考を書きとめることは不可能だが、頭の中で頻繁に浮かんでくる主な思考を書きとめることはできる。
→思考を言語化、文字化することが大切。
しかし、過去のことについて残念がり、未来のことについて心配したところで、悔恨の念や不安感などのネガティブな感情が強くなるばかりで、欠乏意識を助長することになる。
→過去を振り返るな。今に集中しろ。
感謝の心をはぐくむ秘訣は、ものの見方を変えることだ。たとえば、バラの茎に鋭いトゲがあることに不満を抱くのではなく、鋭いトゲのある茎の先端に綺麗なバラの花が咲くことに感謝しよう。
→見方を変え、感謝する。バラはわかりやすい表現。
毎朝、起きたときに感謝している５つのことを書き出すことを習慣にしよう。たとえば、快適な部屋で目覚めたこと、生産的な一日を楽しみにしていること、美味しいコーヒーを飲めることなど、毎朝、幸せを感じる５つのことを思い浮かべて、それに対する感謝の気持ちを言葉で表現しよう。
→新たな習慣にする。
感謝することは生まれつきの能力ではなく、努力してつけるべき資質である。ちょうど努力して体を鍛えるのと同じことだ。
ラリッサ・ゴメス
→筋トレと並行して感謝トレーニングも遂行する。
残念ながら、高価なプレゼントを買い与えさえすれば、子供の心をつかめると思い込んでいる人があまりにも多いのが現状だ。しかし、実際には、子供とのきずなを深め、愛情と優しさと気づかいを伝える唯一の方法は、一緒に楽しい時間を過ごすことである。
→もっともっと子供との時間を楽しくする。工夫を怠るな。
しかし残念なことに、どんなに親を深く愛していても、あわただしい生活の中で親に対する感謝の気持ちを表現することを怠ってしまいやすい。多忙な日々を送っているのは理解できるが、愛する人たちに感謝することはとても大切だ。彼らがいてくれるからこそ、自分が幸せな気分で暮らせるのだということを忘れてはいけない。
→親にも感謝する。本当に怠りがち。反省する。
以上だ。これは「感謝の教科書」だ。メンタルを具体的に向上させる方法でもある。このタイミングで出会えてよかった。
ぜひ、読んでみてください。
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