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否定しない習慣/林健太郎

今回はこちらの書籍を読んだ。
プライベートでも、仕事でも使える内容だった。
思考をまとめていく。

「言い方や伝え方を考える」というのは、いわば「相手の受け取り方や感情を考える」ことです。「間違っていることを、間違っていると指摘して何が悪い!」と思うかもしれませんが、「否定のキャッチボール」を続けていても、得られるものは何もありません。

否定しない習慣/林健太郎

→否定のキャチボールに意味はない。どう前に進めるか。

相手が否定してきたとき、ボウルのように全部を受け取ってしまうと、正直、へこんでしまいます。  ですから、穴(すき間)だらけの「ざる」をイメージして、相手の否定のうち、いらない部分はすべてザーっとこぼしてしまう。  そして、役に立ちそうな、必要だと思われる部分だけを残す。そんなイメージです。

否定しない習慣/林健太郎

→同じく前に進むことを優先。否定の全てを受け止める必要はない。

ここでお伝えしたいのは、会話のスピードが遅いほど、「内容を精査でき、否定しない会話を展開しやすい」ということです。  相手が興奮して早口でしゃべっていたとしても、こちらがわざとスピードを落として復唱することで、会話のスピードを下げることができます。 少し高度なテクニックですが、私はプロのコーチに対しても、「復唱で会話のスピードをコントロールしなさい」と伝えています。

否定しない習慣/林健太郎

→会話のスピードは自分でコントロールし、考える時間をつくる。

私はこの「いったん保留にする」ことを「冷蔵庫に入れる」と表現しています。「そうなんだ。そういう考えもあるよね。その考えはいったん冷蔵庫に入れて、何か別の考えはある?」というような使い方をします。

否定しない習慣/林健太郎

→いったん保留にする、の言い換えテクニック。使う。

ワルシャワ生まれの哲学者アルフレッド・コージブスキーの有名な言葉に、「地図は現地ではない( The map is not the territory.)」というものがあります。  これは、「いくら地図を見てその場所についてわかった気になっても、現地に行ってみたらまるで違うかもしれない。地図を見て、現地を知った気になるな」という意味です。 つまり、見聞きしたものは「解釈」であって、事実情報とは違うということ。

否定しない習慣/林健太郎

→「解釈」と「事実」を混同しないようにする。

つまり、「昨日の夜、ケーキを食べたんですよ」という言葉を聞いたときに考えるべき内容は、「それはよかった……かもしれない」です。「ケーキを食べた =楽しい経験」というのは、こちらの憶測でしかないということに気づくためのキーワードが、「かもしれない」なんです。

否定しない習慣/林健太郎

→「かもしれない」を用いて「解釈」のトリックに惑わされないようにする。

「あっ、自分は今、相手にオープンクエスチョンを投げかけたんだ」とか、「今、クローズドクエスチョンを投げかけたんだ」ということを意識して使い分けると、会話の方向を管理しやすくなります。

否定しない習慣/林健太郎

→会話を質問の仕方で管理。テクニックとして使う。

以上だ。
すぐに使えるテクニックも多く、コミュニケーションのグレードアップに役立つ一冊だった。

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