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実録、本気で「小説家になろう」のランキング1位を目指してみる⑥「第1章、残りのプロットを公開」

今日は残りのプロットを公開!

しかしプロットの解説はね、
別作業してたら時間なくなったからほとんど無しだ。
すまぬ。

とりあえず第1章(打ち切り判断ライン)として、
全部で11話になりました。

また昨日上げたプロットも1章全体の伏線やらで修正入れてます。
多分明日また修正するだろうけど……

それは執筆後の作品でお披露目できれば。

じゃ、今日作ったプロットを公開だー!


5話:

リビングでの会話。
幼馴染の告白、死ぬから受け入れられない、死んじゃうからこそ後悔したくないと言われる。
主人公も後悔しないようにやりたいことをやると決意する。
まずは手始めに告白の返事をしよう、俺は――とベルに止められる。

優しい君の答えは分かる、だから言わなくていい。
何を言おうとも絶対に離れない、一緒にいるから。
その顔を見て、また涙が溢れた。

決意したのに、いつか我慢出来なくなりそうだ。
彼女を好きになって、ずっと一緒にいたいと思ってしまうことを。

ベルは一転、それじゃあ明日からどうするんだ?
手始めに……と言葉を遮って。
「お母さん、恭くんが安心できるように、家事の練習する!」
俺を天に送ろうとしている訳じゃないよね?

ベルは笑って、母親も笑って。そして恭也も笑う。
そして「目を反らしてきたものに、手を差し伸べよう」と告げる。
残りの命でなってやる。この人生の主人公に。


6話:

次の日の朝。
母親が料理をしているが失敗する。

ベルは猛烈アタックしてきて一緒に登校する。
通学路も、学校もいつもと変わらない。
すれ違う生徒たちは昨日のテレビ番組、SNSで変質者が出たという噂の話をしている。

クラスに入るとクラスメイトの吉永さんとすれ違う、またパシリにされているらしい。
この光景をずっと見てみぬ振りをしてきた。
でもきっと物語の主人公なら逃げたりなんかしない。

だが真正面から行っても意味がない。
下手に手を出して彼女の立場が悪くなれば、それはただの自己満足な行動だから。
大事なのは彼女が助けて欲しいのか否か。
それに、あのグループの中にいきなり話しかけるのは覚悟が決まったとしても難しいものだから。

なので吉永さんを追いかけて自販機のある体育館の入り口(内側)へ。
背後から話しかけようと近付いた瞬間、俺の身体は宙に浮いた。
そして気付けば。
目の前に、黒色のパンツがあった。
(柔道黒帯の吉永に投げられて、彼女の傍で仰向けに倒される)


7話:

体育館の入口の中で、気付けば天井を見上げている。
広がったスカートの中には黒いパンツが見えていた。
恭也は少し顔を赤らめる。

慌てて謝る吉永が覗き込んでくる。
パンツから目を反らして、こほんと彼女に向き直る。

ビックリして、思わず投げてしまったと伝えられる。
思っていた以上におっかねえ。
彼女は困惑しているがそれくらいにストレスが溜まっていたのだと思う。

話しかけた理由を話す、吉永さんは今の状況をどう感じているのか。
彼女が言うのは、どうしようもないという結論。
自分を投げる力があるのに? と問うと力は間違った使い方をしちゃ駄目だと言う。
そういうのを犯罪って言うんでしょ、とセミナーのポスターを指差す。
俺は投げられたのに……と呟くと平謝りされる。

「でも、私はあいつらと似たような人間にはなりたくない」とそう告げられる。
ああ、彼女は確かにいじめられっ子だ。
だがその芯は硬く、いじめている奴らより何倍も強かった。

彼女は助かりたくない訳じゃない。
だから、と俺は聞く。
変わりたいか、変わりたくないのか。
もしも君が変わりたいのなら、俺はこの命を持って君が変わる手伝いをする。
冗談を言っていると思った吉永だが、こちらの一度たりとも揺れない真剣な瞳を見て、俯く。

そして「変わりたいに……決まってる」と言う。
ならばと手を差し伸べ、「一緒に変わろう」。
彼女は少し迷って、背中を押して手を取る。


8話:

お昼休み。

いつも通り自分の席でベルと弁当を食べる。
が、今日は吉永も一緒に。
ベルと吉永の会話。
クラスメイトだったけどあまり話したことないので、改めて自己紹介。
そこでベルは恭也を好きだと明言する。
吉永は驚きつつ「だ、大丈夫ですよ」とベルに好意がないことを伝える。

それから楽しそうに会話をしていると、吉永を扱き使っていた女子たちがやってくる。
予想通りだ。
俺たちが手を組んだとしても、あいつらからすればどれも見下している陰キャラである。
だから必ずいつものようにパシろうとしてくると信じていた。

飲み物を買ってきてよ、と言われて従いそうになる吉永。
しかし恭也が止めて、自分で買いに行けと伝える。
すると「お前とは話してない」とキレられる。
それに対してまた「こいつを話してたのは俺たちだ」と反論。

これまでおとなしかったのに真っ向から歯向かっていることに教室は少しざわつく。
喧嘩を止めようとした林が倉橋を伴い介入。
こちらに喧嘩を売ってくるか、と思う。ならば相手をしてやろう。

しかし林は「女子にこっちで一緒に食べようぜ」と伝えて事なきを得る。
女子たちはイケメンと飯を食べられることに喜び、去る。
だが林は去り際にこちらを睨む。
まるでそれは「余計なことをするな」と言っているようだったが、鼻で笑って返す。
俺はもう止まらないぞ、と言うように。

ベルは「あいつの介入も考えの内か?」と問う。
どちらかと言うと倉橋が止めてくると思っていた、だが問題はない。
これで女子たちは俺たちを吉永の仲間だと把握した。
それに俺が真っ向勝負をすることも分かったはずだ、ただパシリとして使っている状況では相手にする方が面倒だろう。
つまり、少なくとも俺かベルが傍にいれば危害はない。

と言うと、吉永はありがとうと告げて。
机へと派手に頭を打ち付けた。


9話:

吉永は頭をぶつけ「痛い……」と涙目。
ベルは微笑みながら、優しくおでこをさする。
吉永は再度感謝を告げ、心強いと言う。

しかし根本的な解決にはなってないことを伝える。
ベルも俺もずっと一緒にいることは出来ないから。
ベルは寂しげな表情をして、すぐに戻して「ならどうするんだ?」と問うてくる。

アイデアはあるが、またそれを伝えるのは微妙だ。
吉永の為にも自分で考えて欲しいと思う。
なので「まだ思いついていない」と嘘を吐いて三人で考えることに。

根本的にどうすればいいのか。
何よりも吉永が変わらなければならない、そう伝える。
吉永が持っているものを生かせればいい。
吉永が自分の長所や短所を告げていく。
その中で、柔道黒帯だと言う。

ベルが思いつく。
なら吉永が本当は強いやつだと知らせればいいんじゃないか?。
でも暴力は嫌。
柔道を覚えているのはそれがスポーツだからで、決して誰かを傷付ける為じゃない。
吉永はせっかく提案してくれたのにと謝るが、ベルは彼女の優しい心を知って逆に喜ぶ。
抱き付いて、吉永はあわあわ。

恭也も「それでいい」と告げる。
でも私が胸を張れるの、それくらいで……
吉永は呟く、「試合だったらいいのに」と。

それでいいんじゃないか?
つまり、暴力としてではなく、試合を見せ付ければいい。
吉永は理解する。
「それって、抑止力ってこと?」
その通り、見せかけの力として使えばいい。
力は持っているだけでその効果を発揮するのだ。

ベルは「試合を見て脅威に思うか? 自分の身に降りかからないと理解しないのではないか?」「それにあいつらがわざわざ柔道の試合を見に来るとも思えない」と反論。
前者は、吉永がもしかしたら暴力を振るってくるかもしれない、と思わせればいいんだよ。
あいつらは馬鹿だが、警戒という点では群を抜く。
だからこそトップでも底でもないカーストに居続けられるのだ。

そして後者は簡単だ。
いいイベントがあるのさ。
と告げて一枚のプリントを出す。
それって……と吉永とベルが驚いたところで、引き。


10話:

金曜日。

体育館で並んで座っている。皆がザワついている。
隣にベルが座ってくる。
ちゃんと並んで座れよと言うと、「皆以外とバラバラに座ってるしいいだろう?」と笑う。
それにいつだってお前の傍にいたいんだ。
気恥ずかしくて嬉しくて、文句を飲み込む。

「それにしても、よくOKしてもらえたな」
「何が?」
「心の件さ」
と内容をぼやかしながら会話。
先生に事情を話したら、意外とすんなりいったことを伝える。
警察としても学校としても、いじめという事実はなくしておきたいものだからな。
半ば脅迫じみたお願いだったとは思うが。

本当にこれでいじめられなくなると思うか? とベル。
結局はやってみないと分からないが、多分問題ないだろう。
その理由は?
前方でやはり順番を守らず固まる女子たちを見る。
後ろ姿だけでも身体の揺れ、腕を抱えている、他生徒よりも身を寄せ合っている、という点から緊張と警戒が見える。(目の良さアピール)
警察が来ている、吉永が朝から見当たらない、この2点でも彼女たちの想像は大きく膨らんだはずだ。
警戒心の強い人は最悪の状況をよく予想する、きっと彼女たちの脳内ではいじめがバレた可能性も浮上しているだろう。チクったとか。
あいつら小物だから、と伝えるとベルは笑う。

犯罪対策セミナーが始まる。
壇上にはおどおどとしている吉永の姿。
それを見てざわめくクラスメイトたち。
女子達は分かりやすいくらい動揺し、更に身を寄せ合う。

お膳立てはしたが、後は吉永次第だ。
だから頑張れと見つめると、彼女はこちらに気付いて頬を緩ませてこくりと頷く。
ああ、大丈夫だなと思う。
彼女はステージの上ということで緊張していたようだけど、あそこで笑えるなら問題ない。
さあ、見せてやれ。

警察官による、実際に襲われた時の行動についての解説。
本来は逃げることが一番大事、すぐにコンビニや交番、出来る限り見通しのいい住宅へと逃げ込むこと。
しかしある程度の護身術があれば、精神に余裕が生まれる。
護身術を身に付ければ、こんなことも出来ます。

ここで吉永が襲われる役を行う。
絶対無理だと笑うクラスメイト。
そして彼女が掴まれた瞬間――
警察官の身体は、紙のように軽く宙を舞うのだった。


11話:

第1章エピローグ。最終打ち切りライン。
数日後の放課後、1話の続き。

そして物語は始めへと舞い戻る。
「根暗であることは止めたんだ。俺は絶対に、現実から目を背けたりしないよ」
俺はこの1年で全てを捨てて、全てを手に入れる。
そう決めたんだ。
「だから舐めるなよ。もう陰キャなんて呼ばせないからな」

そう告げると林は睨む。
「これまでの行動を見てみろよ、お前を陰キャって呼ばずして誰を呼べばいいのか」
そう言って笑う。
だが恭也には見える。
幼い頃から身体が弱く、皆が外で遊んでいた時からひたすらに周囲を観察しつづけたこの目には。
頬のひくつき、右手が左腕を抱えようと動いては止まる。
間違いなく彼は怯えている。

恭也は恐れない。変わると決めたから、そして傍にいるベルが背中を押してくれているから。
そして口を開く。
「これまではそうだった、でも――」

という所で吉永が入ってくる。
おどおどしつつも、とても嬉しそうに「恭也くん」と仲良さそうに。
林はこの前のセミナーを見て吉永のことをビビっている。
誰にでも分かるビビり方を見て、「あのセミナーすごかったね」とベルが笑って話題提供。
少し明るくなった吉永のテンションが上がる。
そうなの、あれからパシリにもされなくなったと嬉しそう。
その代わりあの子たちのグループからは外されたけど。
あいつらと仲良くしたかったのか? と問うと、水に流してくれたらそれで良かったから、と優しい吉永。

楽しく話していたら、吉永が林に気付く。
どうかしましたか? と吉永が首を傾げるだけでびくっとする。
それをベルに見られた林は、顔を赤くして「クソッ」と言いながら去っていく。
倉橋は林を追いかけて、教室から出る直前に「ごめん」と告げて去っていく。

吉永は不思議そうにしてから、今日の何でもない出来事を楽しそうに語る。
ベルと目を見合わせる、良かったなと言ってくる。
そうだな……と返しながら窓の外、空を見上げて。

あと11ヶ月と少し。
だがそれは目安であって、いつ終わりが来るか分からない。

だけど少しだけ。
「なりたい自分になれたかな」と、呟いて俺は笑った。


以上!
物語としては良い感じにまとまったかなーと思います。

ただ、前回の分も合わせて……

これ文字数どうなるんだ!?
という問題がありまする。

出来る限り簡潔にまとめてみますが、
もしも文字数が多くなりそうな場合は話を分割します

そうしたらオチや引きも付け直すことになりますが……
まあ、そうなったらその時で。


という所で、今日はここまで。

これからはプロットの確認・修正をしつつ、実際の執筆に入ります。
頑張っていくぞー!

では、また会いましょう。

(なお、今日は動画更新なしでした)


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