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クリエイターはどう差別化するべきなのか【好きの細分化】

こんにちは、恒石涼平です。
読みづらいですが「つねいし」って言います。

フリーランス2年目、
去年は新規案件を5本ほどお受けしました。
1年目から年収200万超えなので、
ある程度結果は残せているかなと。

パソコンを打つ

今日のテーマは、
「クリエイターはどう差別化するべきなのか」

あまり長くない記事ですので、
隙間時間にちょろっと読んでみてね。

《好きを突き詰めよう》

結論からいえば、
「好きの細分化」を行うことです。

売れ線や、旬を追うことも悪くはありませんが、
長期的に見るとやや不安定ですよね。
それがやりたくないことの可能性も充分ある。

精神衛生的にも、
自分の好きを細かく突き詰めて、
そこから「差別化」を作る方がいい
でしょう。

虫眼鏡をのぞく女性


《好きだけでは売れない?》

しかしこういうことを述べると、
「好きだけで売れたら苦労しない」
と感じる人も多いはず。

ニッチなものは好んでいる人そのものが少なく、
需要という面でも売れづらいのは事実。
それに好きなものがメジャーであればあるほど、
競合が増えて参入そのものが難しい。

だけど、逆算で考えてみてください。

そもそも好きでもないことを武器にした時、
本当に好きでやってる人たちに勝てますか?

野球ボール

創作は、論理だけでは成り立ちません。

必ず作り手と読み手の心理や感情が混じるもの。
非常に認めたくないものですが、
こだわり信念は作品を通して伝わります。

そういった非論理的な要素が関わる中では、
本気で好きな人に勝つことは難しい。

何故なら、
好きじゃないものはこだわりにくいから。

そもそも何をこだわればいいか、
それすらも分かりにくいからです。

何言ってるか分からない

無論、好きだけでも勝てず、
そこにはマーケティングなどの戦略も必要です。
だからこそ「好きだけでは売れない」は事実。

そして同時に、
「特に好きではないものでは勝てない」
のも事実
なのです。


《好きを細分化する方法》

好きから突き詰めていくことが、
クリエイターにとって最大の武器になる。

その具体的な方法は、

①沢山の作品に触れ、好きかどうか判断する
②好きな作品の「何が好きなのか」、
 「なぜ好きなのか」を深く掘り下げる

この2段階です。
もしも自分の好きな作品が沢山思い付くのなら、
①は飛ばしても問題ありません。

それぞれ詳しくご説明します。

メモ帳に書き込む


沢山の作品に触れ、好きかどうか判断

ここでは正確に自分の好みを捉えるため、
母数を増やしていきます。

分かりやすく、
最近よく話題になるワクチンで考えてみましょう。

治験を通して、
5人中4人に効果があったものと、
1000人中800人に効果があったもの。
どちらの方が信用出来ますか?

確率は同じですが、
多くの人は後者を選ぶでしょう。
だって、たった5人しか試していないから。

このように母数はある程度数がなければ、
そもそも信用すら出来ないのです。

どうして!? と手を広げる男性

なのでまずは、
10個ほどの好きな作品を選んでください。

出来れば古いものから新しいものまで、
様々なジャンルに触れていきましょう。
偏りがあると正確な判断がしづらくなるので。

もしも思い付かず、今から探す場合は、
触れるのは冒頭部分だけでも大丈夫

直感で好きと感じたら、
もう少し様子を見てみて……
好みであれば選ぶという流れがオススメです。

これを終わったら、次は分析へと移ります。

ipadを比較する男


②何が、なぜ好きなのかを掘り下げる

ここからが差別化に繋がる重要なポイントです。

曖昧に「あれが好き、これが好き」だけでは、
有象無象のクリエイターと被ってしまい、
全く武器として役立ちません。

ファンタジーで例えてみましょう。

沢山売られている鉄の剣と、
この世に1本しかない伝説の剣。
どちらかがカッコいいですか?

純粋に考えれば後者で、
それを決めることにも沢山理由がある。

・この世に1本だけ(価値の違い)
・形がカッコいい(形状の違い)
・攻撃力が高い(性能、質の違い)

こうやって、
「理由を積み重ね、選んでもらえるようにする」
それが差別化というものです。

女侍

ゆえに自分が好きだと感じた作品に対し、
「何が、なぜ好きだと感じるのか」を考える。

そこで出てきた理由に対しても、
「なぜ、どうして?」と考えて掘り下げる。

こうすることで、
ようやく自分の好きを具体的にさせられます。

幾つもの作品を通して掘り下げを行うことで、
より具体性は増し、正確な好みを把握できる。

これこそが結論である「好きの細分化」です。

スコップで掘る男性


《好きの細分化から、差別化へ》

細分化をしていく内に、
自分はこういうものが好きだったのかと、
分かっていくはずです。

そしたら最後は、
「具体的な好き」を武器へと変えていくだけ。

好きから差別化を作ることが出来ます。

スマホとノートでデザイン

例えば曖昧な、
「可愛い女の子を書くのが好き」では、
沢山の人がやっていて埋もれてしまう。

差別化が効果をなくせば、
そこにあるのは他の要素での取捨選択。
実績や人脈で選ばれるでしょう。

それではキャリアの長い人に勝てない、
悲しみの年功序列になってしまいます。

うたたねする猫

でも貴方の好きが、
「黒髪ロングでおっとりした大和撫子の、
天然な可愛さを書くのが好き」とかなら?

少なくとも先ほど挙げた、
「可愛い女の子を書くのが好き」
という人たちから差別化
は出来るよね。

それに黒髪ロングでおっとりなヒロインが出る、
そんな好きと合った企画なら、
選ばれる確率は他の人よりも高くなる。

先ほどよりも、
より選ばれる理由が明確に感じませんか?

それこそが「差別化」なのです。

パソコンを打つ牛


《おわりに》

差別化にもリスクはあります。

先ほどの例で考えれば、
「金髪ショートのヒロイン」を求める人には、
見向きされない可能性が高いよね。

つまり差別化とは、ターゲットを狭めること。

外れた部分にはめっぽう弱くなります。
なので需要が少ない所に行けば行くほど、
誰にも刺さらないという可能性は高くなる。

しかし差別化を行わなければ、
好きな、得意な部分で判断をしてもらえない。

これもまたリスクなのです。

マルバツ棒を持つ男性

どのリスクを取って、差別化を行うのか。
仕事を得るために需要のある所を攻めるのか、
需要がなくとも好きを突き詰めていくのか。

選ぶのはあなた次第です。
だから、選んだら迷わず進んでください。

リスクを背負うと決めたら、
多少の害は気にしてはいけない。
需要が少ないなら目先は捨て、
継続することで少しずつ増やすしかない。

たまには休憩してもいいから、
好きを楽しんで、創作頑張ってください!

他にも創作に関する記事を、
これまでに100件以上書いています。
よければ他のも読んでみてくださいね。

では、また次回お会いしましょう。


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