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【時短】スプレッドシートxChatGPTで顧客の性別を判断させたらめちゃくちゃ便利だった【購買分析】

はじめに

ShopifyなどのEC購買データを分析する際に、1st Party Dataとして顧客情報を取得していないとプロフィールに基づいた分析がしにくいですよね。
そんな時、顧客の氏名から性別の推測ができれば活用できると思い、GPTに推測させてみたところ、概ね問題なく分析に使えるデータとして活用出来たのでPromptをシェアします。

使用したGoogleスプレッドシート拡張機能

🔗GPT for Sheets™ and Docs™

使用したプロンプト

A1のセル座標を顧客氏名に指定することで機能します。

=GPT(A1&"は日本人名で女性だと思いますか?男性だと思いますか?出力は”男性”か”女性”のみで答えてください。回答文や解説文は不要です。")

ChatGPTでの性別判定は結構正確だし、何千件のデータも10分くらい待ってれば終わる

どこまで正確に性別が推測されるか心配でしたが、ざっと目視確認しても概ね問題なく機能していました。1セルに1関数で処理しているので、数千件のAPIコールになり、少し時間かかりますが、人間が目視で行う作業時間を考えると、非常に短時間で作業を終えることが出来ました。

性別ごとの注文データ活用事例

自社ECサイトの性別別購買傾向分析

GPTを活用した性別判定を使って、自社ECサイトでどの性別がどのような商品を買う傾向があるのか詳しく見てみましょう。性別によって買われやすい商品が異なるといった傾向が見つかったら、そのデータを元に販売戦略を考え直すことも可能です。例えば、女性がよく化粧品やアクセサリーを選び、男性がガジェットやスポーツ関連商品に目を向けるといったパターンが見つかったなら、その情報を活かして広告やプロモーションを展開することができます。

ギフト注文の性別傾向分析

GPTの性別推測を利用すれば、ギフト注文の送り主と送り先の性別による傾向も掴むことができます。男性が女性へ、あるいは女性が男性へ、それとも同性間で、どのようなギフトが選ばれやすいのか、その傾向を詳しく調べることができます。
こうした情報は、新商品開発や、特定のギフトアイテムのマーケティング戦略に役立てることができます。たとえば、男性から女性へのギフトとして高級化粧品が人気だとわかれば、それを女性へのギフト推奨商品として強くアピールするといった施策を考えることが可能となります。

性別ごとの注文傾向 パイチャートサンプル

マーケティングキャンペーンの改善

性別判定を使えば、商品ごとの購買傾向を知ることで、広告戦略をより効果的に練ることができます。例えば、男性が好む商品への広告は男性向けに、逆に女性が好む商品は女性向けに訴求するなど、ターゲットを絞り込むことが可能です。

パーソナライズされた商品おすすめ機能

性別ごとの購買傾向を掴むことで、顧客に最適な商品の提案が可能となります。たとえば、同じカテゴリーや価格帯の商品を推奨するなど、購買体験をパーソナライズできます。

顧客サービスの改善

顧客の性別を知ることで、よりパーソナライズされた対応が可能になります。対応スタイルや言葉遣いを調整し、顧客が感じやすい親近感を生むことができます。

性別に基づくプロモーションイベントの計画

特定の性別が好む商品を対象に、性別を対象としたプロモーションを行うことができます。例えば、女性限定のセールや母の日、父の日のプロモーションなどがあります。

まとめ

曖昧な判定機能をChatGPTに委ねることで、相当な時間短縮ができることができました。100%正確な回答は必要無いときの判断には十分に使えるものかと思います

ECサイトに関するご相談はBEAR(ベアー)

私たちBEAR株式会社では、オンラインストアの構築だけでなく、購買分析やECサイトに関連するバックオフィス効率化などの支援をしています。データに基づいたマーケティング戦略のご提案など、ECサイトに関するご相談はいつでもお気軽にお問い合わせください😊

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