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【デスクリサーチ情報源まとめ】業界動向を知ること=お客様を知ること

ども、スマレジの新垣です。
スマレジは、高機能かつアプリで自由に機能を拡張できるクラウドPOSレジです。

最近見た「動画」と「読んだ本「と「営業マンと交わした会話」から「お客様を知ることの大事さ」を再認識しました。もっと言うと「お客様を知り続けること」「お客様を解り続けようとすること」って大事だよなー(基本中の基本だよなー)と再認識した次第です。

お客様の役に立ちたい!マインドを持っているか?

お客様の事を知り続けるためには土台が大事で、土台の最底辺にあるのは「マインド」です。具体的に言うと「お客様の役に立ちたい!」という姿勢と行動ですね。

お客様の役に立つには業界のことを知ることが大前提です。
「業界のことを知り」→「お客様の事を知る」ことで、お客様の役に立つ仕事ができるようになるのではないでしょうか。

お客様の役に立ちたい!というマインド(土台)がないと
業界の事を知ろうが、お客様の事を知ろうが
お客様の役に立つ仕事はできない。

一流と二流の違い

経済は生き物。ひとり一人の人間の行動が経済を動かしていると考えると、経済自体が生き物であって、常に一定ではないと思います。

業界や市場の動向は常に動いています。
さらには、消費者の消費マインドや行動も動いています。
もっともっと言えば、お客様の会社や店の状況も常に動いています。
ということは「知る」だけではだめで「知り続ける」「解り続けようとする姿勢と行動」が大事であって、そのマインドがあるかないかで、そのビジネスパーソンの在り方が変わってくるということです。

でもね、それって継続するのがとても大変なことです。一流と二流の違いはそこにあるそうですよ。

三流:お客様を知らない(ド素人)
二流:お客様の事を解っていると思っている
一流:お客様の事を解り続けようとする

以下を参考に私が作成した画像です。
Youtube :【キーエンスに学ぶ①~④】付加価値とは何か?
書籍:付加価値のつくりかた 著:田尻望

デスクリサーチはあくまでも二次情報

前置きが長くなりました。
今回の記事は、私自身の備忘録でもあります。
業界を知り続ける、お客様を解り続けようとするための情報源をまとめておきます。あくまでもデスクリサーチに役立つ情報源です。つまり二次情報の情報源まとめです。この情報源をもとにザクっと業界やお客様の商売の事を知ったうえで

  • お客様のもとに出向く、会う

  • お客様から直接ヒアリングをする

  • お客様のお客様(つまり消費者)にヒアリングする

  • その業界のサービスや商品を自分自身が利用してみる

などで、一次情報を得て解決策を示す(お客様の役立つ仕事をする)がおおよその流れかと思います。最も重要なのは一次情報ですが、ある程度は二次情報で業界の事を知っておくことで、一次情報を収集する際のボキャブラリー(知識)が異なってきます。

二次情報をもとに業界やお客様のことをザクっと知っていることで初めてスタートラインに立てるといっても過言ではないかもしれません。

デスクリサーチ情報源まとめ

  1. 官公庁などの資料

  2. 業界団体の資料

  3. 総研、シンクタンク、金融機関関連の資料

  4. 民間調査会社の資料

  5. 新聞、雑誌、出版物、ネットメディア

  6. 民間企業のプレスリリースなど

調べる優先順をつけるとこんな感じですが、普段は「5.」の新聞や経済ニュースをウォッチしていればよいと思っています。

なぜなら、「1.官公庁の資料」は更新が年に1回のものがほとんどなため、業界動向をリアルタイムで見るのは新聞がよいと思っています。具体的にオススメなのは「日経新聞」です。

新聞やメディアで得た情報をもとに、深く調べたい業界があれば、「2.民間調査会社の資料」を探します。私はよく「矢野経済研究所さん」が無料で公開している情報を参考にします。矢野経済研究所さんが発表する資料に引用として「1.官公庁の資料」や「2.業界団体の資料」使われることが多いので「4.民間調査会社の資料」の引用元で業界団体の資料を知ったあとに深堀して調べとよいでしょう。

1.官公庁などの資料

経産省、中小企業庁

中小企業白書(毎年9月ごろ)
  中小企業の動向などを毎年公表

小規模事業者白書(毎年9月ごろ)
  小規模企業の動向などを毎年公表

中小企業実態基本調査(毎年4月ごろ)
  中小企業景況調査の報道発表資料

中小企業の企業数・事業所数(5年ごと※経済センサスをもとに)
 中小企業・小規模事業者数を公表

DXレポート

経済解析室ニュース
  ・サービス業
  ・飲食、フードビジネス
  ・小売業

日本商工会議所 LOBO調査
日本商工会議所では、各地商工会議所のネットワークを活用し、地域や中小企業が「肌で感じる足元の景況感」や「直面する経営課題」(採用、設備投資、賃金動向等)を全国ベースで毎月調査している。

総務省 統計データ

経済センサス(5年後ごと)
経済センサスは、事業所及び企業の経済活動の状態を明らかにし、我が国における包括的な産業構造を明らかにするとともに、事業所・企業を対象とする各種統計調査の実施のための母集団情報 を整備することを目的としています。経済センサスは、事業所・企業の基本的構造を明らかにする「経済センサス‐基礎調査」と事業所・企業の経済活動の状況を明らかにする「経済センサス‐活動調査」の二つから成り立っています。※引用

国勢調査
日本に住んでいるすべての人と世帯を対象とする国の最も重要な統計調査

人口推計
国勢調査による人口を基に、その後における各月の人口の動きを他の人口関連資料から得て、毎月1日現在の人口を算出

労働力調査
我が国の就業・不就業の状況を把握するため、一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約4万世帯の方々を対象に、毎月調査

家計調査
一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9千世帯の方々を対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査

消費者物価指数
消費者物価指数は、全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するもの

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)

DX白書
国内外の企業のDXへの取組状況を、戦略・人材・技術の観点から調査し、企業がDXを推進するために役立つ情報を取りまとめ

DX実践手引書 ITシステム構築編(参考資料)
「DX実践手引書 ITシステム構築編」は、これからDXに取り組み始める、もしくは取り組みの途中にある担当者に向けた手引書です。DX実現に向けたITシステムのあるべき姿と、その技術要素と活用事例を紹介することで、DX推進担当者が自社のITシステムをどのように変えるべきかについての検討を支援します。IPAによるDX先進企業の調査結果を反映しています。

2.業界団体の資料

「○○○ 業界団体」と検索すれば色々出てきます。

飲食 業界団体

一般社団法人日本フードサービス協会
一般社団法人日本飲食団体連合」(通称:「食団連」
がヒットしました。※食団連は新型コロナの流行をきっかけに発足した団体ですね。

アパレル 業界団体

JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
JFA 一般財団法人 日本ファッション協会

クリーニング 業界団体

全国クリーニング生活衛生同業組合連合会 | 全ク連
全国クリーニング協議会

洋菓子 業界団体

一般社団法人日本洋菓子協会連合会
全日本洋菓子工業会

「○○○ 業界団体」で検索してみてください。

3.シンクタンク、○○総研、金融機関の資料

銀行やシンクタンクが発表しているレポートや金融機関の資料も参考になります。

○○総研、シンクタンク

野村総合研究所
三菱総合研究所(MRI)
みずほリサーチ&テクノロジーズ
大和総研
日本総研
株式会社船井総合研究所
電通総研

日本政策金融公庫

中小企業の経営等に関する調査

博報堂

博報堂DYメディアパートナーズ
 メディア定点調査

博報堂 若者研究所
若者研究所は、未来を生きる主役である若者達とともに、瑞々しい感性で新たな暮らしの兆しをとらえ、自由な発想でその可能性を探求する組織です。

リクルート関連

 ホットペッパーグルメ外食総研
 ホットペッパービューティーアカデミー
 就職みらい研究所 | PRODUCED BY RECRUIT
 じゃらんリサーチセンター

4.民間調査会社の資料

私はよく「矢野経済研究所さん」のサイトを拝見しています。
「○○業界 矢野経済研究所」で検索すると色々出てきます。

5.新聞、雑誌、出版物、ネットメディア

私は日経新聞日経MJを基本に、ときどきは業界誌を購入したり東洋経済オンラインを読んだりして情報収集しています。

6.民間企業のプレスリリースなど

民間企業が独自に調査したデータなどがプレスリリースとして発表されることがあります。「PR TIMES」を参考にしたり、RSSリーダーで「調査のチカラ」のフィードを取得していて、気になるタイトルがあれば読んでいます。

仮説を立てて情報収集するのがコツ

デスクリサーチに役立つ情報をザーッと並べてみましたが、リサーチする際のちょっとしたコツがあります。それは「あらかじめ仮説をもって情報を収集する」ということです。

例えば

  • 新型コロナの影響が落ち着いてきたので、飲食業界は売上が戻ってきており、23年度は19年比を上回るのではないか

  • 外国人観光客が徐々に戻ってきているが、中国からの観光客の戻りが少ないため、観光業界はまだまだ苦しい状況ではないか

こんな風に「○○だから○○なのではないか?」と仮説を立てたうえで情報収集するといいです。

仮説を立てて
 ↓
デスクリサーチで業界動向を知り
 ↓
業界の動向や業界の市場を知ったうえで、お客様と対話をし
 ↓
具体的にお客様の事を知ることで
 ↓
本当にお客様の役に立つ仕事(提案)をすることができる

この流れは普遍だと思うのです。


いやー、まとめるの大変だった。
ではまた。





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